今日は『二千円札が発行された日』です! 昔持ってた気がするんですが、今はもう見当たらないので使っちゃったんでしょうね。今思えばもったいないことをしてしまった...。
2000(平成12)年7月19日、沖縄サミット(第26回主要国首脳会議)を記念して日本銀行から二千円札が発券されました。だからか、表の図柄は福沢諭吉(1万円)や野口英世(1000円)のような肖像画ではなく、沖縄首里城の守礼門です。ちなみに裏は源氏物語絵巻(第38帖『鈴虫』)です。
20ドル紙幣や20ユーロ紙幣のように、欧米諸国では2のつく紙幣が発行され、よく流通しています。また、二千円札を使うことで、現金の支払い・受け取りに要する紙幣を節約できるということで、二千円札は発行されたそうです。てっきり、2000年になった記念お札だと思ってました。
ところが二千円札はそこまで浸透せず、現在は沖縄県以外ではほとんど見かけません。1万円の流通量が約99億枚、1000円の流通量は約42億枚といわれてますが、二千円札はなんと1億枚らしいです。1億と聞けばすごい数な感じがしますが、前二つと比べればたいしたことないように見える不思議。ATMでも二千円札を引き出せるのは三井住友の全国十数カ所だけ、スーパーやコンビニのレジにも基本用意されず、という状態なら「それもそうだな」ですけど。
日本にも昔は二百円札というものがあったそうですが、それがなくなってから二千円札が発行されるまで50年以上空いています。この馴染みのなさと、自動販売機で使えないことなどが浸透しなかった原因ではないかと言われています。
これからキャッシュレス化がより進むのだとしたら、ますます見かけなくなるんでしょうね...。なんとなく寂しい。