●捏造ストーリーの骨子は3/23(土)に固められて、捏造ファイル作成は3/25(月)に作られた可能性が大。
9/6百条委員会の片山の証人尋問から、まず3/20(水)から3/23(土)の動きを追う。
尋問開始から約3分過ぎあたりから17分過ぎあたりまで。
・3月20日(水:祝日)
斎藤、知人から告発文書の拡散を知らされる。
・3月21日
斎藤が、片山、小橋(総務B)、宮本(県民生活B)、原田(産業労働B)を知事室に呼ぶ。
斎藤「こんなものを入手した。急ぎ調べてくれ。各自身に覚えはあるか」
片山「私に関するものは3つありますが、身に覚えはありません。虚偽です」
原田「コーヒーメーカー、家にあるように思います」(この時点で嘘八百でないことが認識されたハズ)
「すぐに返しておけ」(この後すぐに原田Bは企業に返却)
「西播磨のX県民局長の可能性がある」との発言もあり。
「とにかく徹底的に調べてくれ」と指示され、散会。
片山が副知事室に小橋(総務B)、井ノ本(4月から新総務B)、原田Bを呼び再協議。
X県民局長を調べるとしてどうするか。複数の職員同士で情報交換しているはずだから、メールを調査しようとなって、人事課の職員を呼び、メールサーバーからX県民局長の告発文に関連するメールを調査してくれと作業指示。
・3月22日(金)
メール調査中。
・3月23日(土)
メール調査をしていた人事課から「西播磨県民局長の疑いが強い」と小橋Bに報告があり、小橋Bから斎藤、片山にも報告。
斎藤、片山、小橋B、宮本B、職員局長が協議。
職員局長「告発文の骨子となる文書が出てきた」
片山「それでは県民局長を調べる必要がある」
斎藤「すぐ調べろ」
・・・・・・
このあと、3班体制で県民局長と他2名を3月25日(月)に一斉調査することが決まり、県民局長は片山、他2名は総務Bと職員局長が担当することが決まり、調査作業手順書が作られた。
しかしここから片山は曖昧な返答を始めた。
「作業指示書は知らない。3班体制で調査することを決めたのが誰か、3/23か3/24に協議したかどうか、覚えていない。人事課が会議のメモからまとめたのかもしれない。メモも残っていない。記憶が曖昧です。知事が同席していたかも曖昧です」
片山は、それまで調査の司令塔として動いてきたのに、「県民局長が告発者」とほぼ確定すると、急に調査の司令塔が誰なのか曖昧になってきたのだ。
「3班体制は誰が決めたか? 3/23か3/24に協議したか?」と委員長に訊かれた時、片山は奇妙な返答をした。
片山「自分一人で聴取に行かないといけないので準備をしていたかもしれないし、メモも残っていない」
尋問開始から約17分過ぎあたり
実際は3/25には人事課長と一緒に県民局長のもとへ車で行っている。
(9/6百条委員会で証言する片山。ウソ泣き辞職会見から約1か月余り。用意周到で臨んだつもりだろうが、証言の矛盾点が露呈することに)
ここから仮説に入る。
●仮説「準備された捏造ストーリー」
<密室の謀議>
3/23(土)
「副知事、ちょっと部屋まで来てくれ。話したい」サイトーがカタヤマに声をかけた。知事室に入るとサイトーが
訊ねた。
「このあとどうする。メールばかり調査していてもラチがあかない。告発文書が拡散し続けているのを早く止めなければ。とにかく風向きを急いで変えないと」
「そうですね」
「県の内部情報を漏らしたのだから、公務員の守秘義務違反で処罰できるだろう」
「先ほどの原田Bの貰い物の件があるんで、真実が含まれていますから、公益通報として扱われる可能性があります」
「あいつ、後1週間で退職だろう。一般人になってしまったら、TVやマスコミに出てベラベラ喋ってしまうだろう。何とかしないと」
「そうですね。まず退職保留を急いでやらないと」
「どうする?」
「いい考えがあります。まず真っ先にやるべきは、懲戒処分として退職保留と局長職解任ですね。」
「懲戒の理由は?」
「公用PCで告発文を作ってバラまいた、という理由で、公用PCの私的利用・不正使用ということで、服務規程違反で懲戒ができます」
「公用PCでは作らないだろう。そんなヤバイ文書は家のPCで作っているハズだ。データも家にあるハズだ。奴の家に踏み込んで家宅捜索なんかできないぞ」
「メール調査から分かったんですが、アイツは情報のやり取りを県のメールシステムでやっていますんで、それら受け取ったメールを、公用PCに挿したUSBにため込んでいっているハズです。だからそのUSBは職場にも持ってきているハズです」
「だが公用PCの私的利用・不正使用をどうやって証明する?」
「ですからその私物USBも押収して、公用PCにコピーすれば、立派な物的証拠になります」
9/6百条委員会 尋問開始から約1時間27分過ぎあたり。
佐藤委員「メールの中に知事を批判するものがあっただけなのに?(なぜ懲戒処分に?)」
片山「公用PCの中にもありました」
「しかし公用PCの私的利用・不正使用で局長職解任したとしても、退職保留の懲戒処分までできるか?」
「懲戒処分となる他の人事上問題となるデータが入っていれば、後付けで処分理由がなんぼでも付けられます」
「例えば?」
「アイツの私物USBの中身をみてみないと具体的には言えませんが、調査したメールから、例えばクーデター計画や転覆計画の詳細文書が出てきたとか。産業労働部の●●も告発に関与している疑いが濃いので、県民局長と●●が不倫していたというデータもコピーできれば、告発の信用性も大きく下げられます」
9/6百条委員会 尋問開始から約1時間55分過ぎあたり。質疑の主旨
委員「PCを押収して中身を見て、あの私的情報やその他の内容が発見できたから処分ができたのですね」
片山「はい。PCを押収して中をチェックしていなければ把握できないので処分等はなかったと思います」
委員「告発文だけでなく、クーデター計画などの詳細が出てきて、これは結構なものがでてきた。これで流れが変わると思ったのでは」
片山「人事管理上の処置が必要と思ったが、流れが変わるという認識は持たなかった」
「分かった。その方向でいこう。具体的な実行手順はどうする」
「3班体制で県民局長と他に怪しい2名の調査をします。私物のスマホとかも。アイツの調査は私が1人でやります。これまでのメールから転覆計画の具体的な文書や、不倫情報を窺わせるデータを明日(3/24)中にできるだけ作ります」
「分かった。頼む」
<捏造の2時間15分>
9/6百条委員会 尋問開始から約1時間32分過ぎあたり。
佐藤委員「私、公用車の車両運行記録を調べてみた。3/25、西播磨県民局長からPCを押収して、県庁に戻る際、
13:45分から16:00まで(神戸市)中央区内で、2時間15分車は動いていない。(知事にはすぐに報告できる体制をとっていたとする片山の発言に)知事はこの時間帯にいたか?」
片山「分からない。記憶にない」
西播磨県民局 局長室
懲戒内示 3/25 午前
「今日の言い分は今日聞きました。それは言い分として。退職願は受理しない。で、人事異動の内示をします。3月31日付けで西播磨県民局長の職は免じます(解任)。4月1日付けで、県での新しい職を追って通知いたします。4月1日以降もこの調査を継続しますので、県の職員としての在職を命令します。そうゆうことや。追って通知する。
なんか言いたいことはあるか?」
「ありません」
「ないか」
・上記にあるように「PCの中身をみてチェックしなければ懲戒処分等はなかった」と片山は証言している。
・だが問題のファイル等はこの時点で公用PCには存在していない。あと約2時間半後にPCにコピーされるまでは。
・さらに片山が問題のファイル等がPCに存在していることをこの時点では確認していない。帰りの車の中で「人事課長から問題のファイル等が出てきた、と報告を受けた」と証言している。
・懲戒処分の根拠となるファイル等が存在せず、確認もしていないのに、懲戒辞令、人事異動の内示を示達したのは冤罪行為である。
・懲戒人事の異動手続きに入ったのは、3/25午後4時以降であることは、斎藤の8/4の記者会見の内容と照らし合わせても明らかである。そして3/27に役職停止、退職保留の人事異動が出された。
・局長級の人事権は、片山ではなく知事にある。
・片山のこの人事権の越権行為、冤罪行為は重大である。
昼休み 12:00
西播磨県民局から三宮まで約90km。
県の公用車に載ったカタヤマが運転手に言った。「帰ろか。三宮まで行ってくれ」
13時44分 神戸市中央区
「ここでええわ。そこのパークで車、止めて。人事課長、そのパソコンとUSB持って一緒についてきてくれ」
13時45分 車が止まった。(兵庫県車両運行記録より)
カタヤマと人事課長が下車。そして運転手に言った。
「ちょっと知事に報告する前に、問題ファイルの精査をするから、多分2、3時間ほどかかるやろ。それまで適当に休憩しとってくれ。終わったら連絡するから」
神戸市中央区 兵庫県 出先機関
「人事課長、これからじっくり調査せんとあかんから、まずバックアップを取ってくれ」
「それでは、ここのNASにとりあえずフォルダをつくり、そこにバックアップします。名前どうします?」
「名前?」
「フォルダの名前です」
「渡瀬PCがええやろ。渡瀬USBはあかん」
「わ、た、せ、P、C、と。できました。それでは、USBの中身をコピーします」
「コピー終りました。次は?」
「押収したPCの中身も全部コピーせえ」
「はい。では「Dドライブ」、とフォルダを作って、と。」人事課長は押収した県民局長のPCを机の上に置き、LANに繋ぎ、県民局長のPCのDドライブの中身を、NASの「渡瀬PC」フォルダにコピーし始めた。
「腹減ったやろ。もうすぐ2時や。パン食うか」
「いただきます」人事課長は作業をしながらメロンパンを受け取りかじりながら食べた。メロンパンの日本発祥地は神戸だ。
「全部コピー終りました」
「よし。さっき車の中で危なそうなデータがあるって、言うとったな。どれや?」
「これです。「智子への手紙」たぶん、県民局長の家で作っとったんとちがいますか」
「ほんまや!見せてみ」
「変換せんと見れませんわ」
「なんでや」
「一太郎ファイルやから一度WORDに変換せんとあきませんわ」
「ほんならやれ」
「全部ですか?」
「全部や。それと昨日本庁でわしが作ったファイル、あれもこの「渡瀬PC」にいれよ」
「はい、ダウンロードします」
カタヤマは「渡瀬PC」フォルダの中の文書を次々と読み始めた。懲戒に値しそうなファイル名を次々と開けた。時折、中の文書を加筆修正していった。ファイルを別のフォルダに入れ替えたりした。
「よし。とりあえず、この辺のデータを押収したPCにコピーせえ」
「はい」14時37分だった。
(NAS上のファイルをローカルディスクにコピーすると、設定によってはコピーしたローカルディスクのファイルの更新日がコピーした日時になる)
15時2分にも同じようにコピーを行った。
15時30分過ぎ。
「もうええやろ。県庁に帰るぞ」
運転手に電話。「帰るから、車寄こして」
そしてサイトーに電話。
「うまくいきました。予想以外の収穫です。帰ってから詳しくお話しますけど、これで大きく風向きを変えられます」
カタヤマと人事課長が乗車。「よっしゃ、県庁に行ってくれ」
16時00分 再び車が動き出した。(兵庫県車両運行記録より)
9/6百条委員会の片山の証人尋問から、まず3/20(水)から3/23(土)の動きを追う。
尋問開始から約3分過ぎあたりから17分過ぎあたりまで。
・3月20日(水:祝日)
斎藤、知人から告発文書の拡散を知らされる。
・3月21日
斎藤が、片山、小橋(総務B)、宮本(県民生活B)、原田(産業労働B)を知事室に呼ぶ。
斎藤「こんなものを入手した。急ぎ調べてくれ。各自身に覚えはあるか」
片山「私に関するものは3つありますが、身に覚えはありません。虚偽です」
原田「コーヒーメーカー、家にあるように思います」(この時点で嘘八百でないことが認識されたハズ)
「すぐに返しておけ」(この後すぐに原田Bは企業に返却)
「西播磨のX県民局長の可能性がある」との発言もあり。
「とにかく徹底的に調べてくれ」と指示され、散会。
片山が副知事室に小橋(総務B)、井ノ本(4月から新総務B)、原田Bを呼び再協議。
X県民局長を調べるとしてどうするか。複数の職員同士で情報交換しているはずだから、メールを調査しようとなって、人事課の職員を呼び、メールサーバーからX県民局長の告発文に関連するメールを調査してくれと作業指示。
・3月22日(金)
メール調査中。
・3月23日(土)
メール調査をしていた人事課から「西播磨県民局長の疑いが強い」と小橋Bに報告があり、小橋Bから斎藤、片山にも報告。
斎藤、片山、小橋B、宮本B、職員局長が協議。
職員局長「告発文の骨子となる文書が出てきた」
片山「それでは県民局長を調べる必要がある」
斎藤「すぐ調べろ」
・・・・・・
このあと、3班体制で県民局長と他2名を3月25日(月)に一斉調査することが決まり、県民局長は片山、他2名は総務Bと職員局長が担当することが決まり、調査作業手順書が作られた。
しかしここから片山は曖昧な返答を始めた。
「作業指示書は知らない。3班体制で調査することを決めたのが誰か、3/23か3/24に協議したかどうか、覚えていない。人事課が会議のメモからまとめたのかもしれない。メモも残っていない。記憶が曖昧です。知事が同席していたかも曖昧です」
片山は、それまで調査の司令塔として動いてきたのに、「県民局長が告発者」とほぼ確定すると、急に調査の司令塔が誰なのか曖昧になってきたのだ。
「3班体制は誰が決めたか? 3/23か3/24に協議したか?」と委員長に訊かれた時、片山は奇妙な返答をした。
片山「自分一人で聴取に行かないといけないので準備をしていたかもしれないし、メモも残っていない」
尋問開始から約17分過ぎあたり
実際は3/25には人事課長と一緒に県民局長のもとへ車で行っている。
(9/6百条委員会で証言する片山。ウソ泣き辞職会見から約1か月余り。用意周到で臨んだつもりだろうが、証言の矛盾点が露呈することに)
ここから仮説に入る。
●仮説「準備された捏造ストーリー」
<密室の謀議>
3/23(土)
「副知事、ちょっと部屋まで来てくれ。話したい」サイトーがカタヤマに声をかけた。知事室に入るとサイトーが
訊ねた。
「このあとどうする。メールばかり調査していてもラチがあかない。告発文書が拡散し続けているのを早く止めなければ。とにかく風向きを急いで変えないと」
「そうですね」
「県の内部情報を漏らしたのだから、公務員の守秘義務違反で処罰できるだろう」
「先ほどの原田Bの貰い物の件があるんで、真実が含まれていますから、公益通報として扱われる可能性があります」
「あいつ、後1週間で退職だろう。一般人になってしまったら、TVやマスコミに出てベラベラ喋ってしまうだろう。何とかしないと」
「そうですね。まず退職保留を急いでやらないと」
「どうする?」
「いい考えがあります。まず真っ先にやるべきは、懲戒処分として退職保留と局長職解任ですね。」
「懲戒の理由は?」
「公用PCで告発文を作ってバラまいた、という理由で、公用PCの私的利用・不正使用ということで、服務規程違反で懲戒ができます」
「公用PCでは作らないだろう。そんなヤバイ文書は家のPCで作っているハズだ。データも家にあるハズだ。奴の家に踏み込んで家宅捜索なんかできないぞ」
「メール調査から分かったんですが、アイツは情報のやり取りを県のメールシステムでやっていますんで、それら受け取ったメールを、公用PCに挿したUSBにため込んでいっているハズです。だからそのUSBは職場にも持ってきているハズです」
「だが公用PCの私的利用・不正使用をどうやって証明する?」
「ですからその私物USBも押収して、公用PCにコピーすれば、立派な物的証拠になります」
9/6百条委員会 尋問開始から約1時間27分過ぎあたり。
佐藤委員「メールの中に知事を批判するものがあっただけなのに?(なぜ懲戒処分に?)」
片山「公用PCの中にもありました」
「しかし公用PCの私的利用・不正使用で局長職解任したとしても、退職保留の懲戒処分までできるか?」
「懲戒処分となる他の人事上問題となるデータが入っていれば、後付けで処分理由がなんぼでも付けられます」
「例えば?」
「アイツの私物USBの中身をみてみないと具体的には言えませんが、調査したメールから、例えばクーデター計画や転覆計画の詳細文書が出てきたとか。産業労働部の●●も告発に関与している疑いが濃いので、県民局長と●●が不倫していたというデータもコピーできれば、告発の信用性も大きく下げられます」
9/6百条委員会 尋問開始から約1時間55分過ぎあたり。質疑の主旨
委員「PCを押収して中身を見て、あの私的情報やその他の内容が発見できたから処分ができたのですね」
片山「はい。PCを押収して中をチェックしていなければ把握できないので処分等はなかったと思います」
委員「告発文だけでなく、クーデター計画などの詳細が出てきて、これは結構なものがでてきた。これで流れが変わると思ったのでは」
片山「人事管理上の処置が必要と思ったが、流れが変わるという認識は持たなかった」
「分かった。その方向でいこう。具体的な実行手順はどうする」
「3班体制で県民局長と他に怪しい2名の調査をします。私物のスマホとかも。アイツの調査は私が1人でやります。これまでのメールから転覆計画の具体的な文書や、不倫情報を窺わせるデータを明日(3/24)中にできるだけ作ります」
「分かった。頼む」
<捏造の2時間15分>
9/6百条委員会 尋問開始から約1時間32分過ぎあたり。
佐藤委員「私、公用車の車両運行記録を調べてみた。3/25、西播磨県民局長からPCを押収して、県庁に戻る際、
13:45分から16:00まで(神戸市)中央区内で、2時間15分車は動いていない。(知事にはすぐに報告できる体制をとっていたとする片山の発言に)知事はこの時間帯にいたか?」
片山「分からない。記憶にない」
西播磨県民局 局長室
懲戒内示 3/25 午前
「今日の言い分は今日聞きました。それは言い分として。退職願は受理しない。で、人事異動の内示をします。3月31日付けで西播磨県民局長の職は免じます(解任)。4月1日付けで、県での新しい職を追って通知いたします。4月1日以降もこの調査を継続しますので、県の職員としての在職を命令します。そうゆうことや。追って通知する。
なんか言いたいことはあるか?」
「ありません」
「ないか」
・上記にあるように「PCの中身をみてチェックしなければ懲戒処分等はなかった」と片山は証言している。
・だが問題のファイル等はこの時点で公用PCには存在していない。あと約2時間半後にPCにコピーされるまでは。
・さらに片山が問題のファイル等がPCに存在していることをこの時点では確認していない。帰りの車の中で「人事課長から問題のファイル等が出てきた、と報告を受けた」と証言している。
・懲戒処分の根拠となるファイル等が存在せず、確認もしていないのに、懲戒辞令、人事異動の内示を示達したのは冤罪行為である。
・懲戒人事の異動手続きに入ったのは、3/25午後4時以降であることは、斎藤の8/4の記者会見の内容と照らし合わせても明らかである。そして3/27に役職停止、退職保留の人事異動が出された。
・局長級の人事権は、片山ではなく知事にある。
・片山のこの人事権の越権行為、冤罪行為は重大である。
昼休み 12:00
西播磨県民局から三宮まで約90km。
県の公用車に載ったカタヤマが運転手に言った。「帰ろか。三宮まで行ってくれ」
13時44分 神戸市中央区
「ここでええわ。そこのパークで車、止めて。人事課長、そのパソコンとUSB持って一緒についてきてくれ」
13時45分 車が止まった。(兵庫県車両運行記録より)
カタヤマと人事課長が下車。そして運転手に言った。
「ちょっと知事に報告する前に、問題ファイルの精査をするから、多分2、3時間ほどかかるやろ。それまで適当に休憩しとってくれ。終わったら連絡するから」
神戸市中央区 兵庫県 出先機関
「人事課長、これからじっくり調査せんとあかんから、まずバックアップを取ってくれ」
「それでは、ここのNASにとりあえずフォルダをつくり、そこにバックアップします。名前どうします?」
「名前?」
「フォルダの名前です」
「渡瀬PCがええやろ。渡瀬USBはあかん」
「わ、た、せ、P、C、と。できました。それでは、USBの中身をコピーします」
「コピー終りました。次は?」
「押収したPCの中身も全部コピーせえ」
「はい。では「Dドライブ」、とフォルダを作って、と。」人事課長は押収した県民局長のPCを机の上に置き、LANに繋ぎ、県民局長のPCのDドライブの中身を、NASの「渡瀬PC」フォルダにコピーし始めた。
「腹減ったやろ。もうすぐ2時や。パン食うか」
「いただきます」人事課長は作業をしながらメロンパンを受け取りかじりながら食べた。メロンパンの日本発祥地は神戸だ。
「全部コピー終りました」
「よし。さっき車の中で危なそうなデータがあるって、言うとったな。どれや?」
「これです。「智子への手紙」たぶん、県民局長の家で作っとったんとちがいますか」
「ほんまや!見せてみ」
「変換せんと見れませんわ」
「なんでや」
「一太郎ファイルやから一度WORDに変換せんとあきませんわ」
「ほんならやれ」
「全部ですか?」
「全部や。それと昨日本庁でわしが作ったファイル、あれもこの「渡瀬PC」にいれよ」
「はい、ダウンロードします」
カタヤマは「渡瀬PC」フォルダの中の文書を次々と読み始めた。懲戒に値しそうなファイル名を次々と開けた。時折、中の文書を加筆修正していった。ファイルを別のフォルダに入れ替えたりした。
「よし。とりあえず、この辺のデータを押収したPCにコピーせえ」
「はい」14時37分だった。
(NAS上のファイルをローカルディスクにコピーすると、設定によってはコピーしたローカルディスクのファイルの更新日がコピーした日時になる)
15時2分にも同じようにコピーを行った。
15時30分過ぎ。
「もうええやろ。県庁に帰るぞ」
運転手に電話。「帰るから、車寄こして」
そしてサイトーに電話。
「うまくいきました。予想以外の収穫です。帰ってから詳しくお話しますけど、これで大きく風向きを変えられます」
カタヤマと人事課長が乗車。「よっしゃ、県庁に行ってくれ」
16時00分 再び車が動き出した。(兵庫県車両運行記録より)