えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

南相馬

2014-05-12 19:24:04 | ボランティア

福島へ。


カサデマチャさんの炊きだし&フラメンコに参加して来た。

福島駅からはバスをチャーターして南相馬まで行く。
福島駅周辺には「除染中」とか「除染作業員募集」とかの看板がそこここにある。なんだろう。普通に、あたりまえみたいな顔して除染という言葉が入り込んでいる日常って。


畑に何も植えられなくなったな、と思ったら、そこは飯館村。



子(下)も参加した。ツンデレ踊りでもおばちゃんたちには好評。
「あんたいくつなの?」
歌ったり、踊ったり、おとたび体験もやったり。どうだったかな。


マミーニャさん。太陽のような人。

終了後、バスで見学ツアー。


鹿島の海岸。
壊れた堤防はこうやって寄せてある。


この辺は全部、防風林で松が植わっていたらしい。残っているのはこの一本。
全部防風林だったところを想像するけど上手く出来ない。


海きれい。


原町地区の海岸。
ガレキの上に土を盛ってその上に植林。




ただただ海はきれい。
カップルがお弁当ランチしてた。


「この辺の堤防は全部持ってかれちゃったよ。コンクリの中に鉄筋入ってないからさ。鉄筋入ってないと全然ダメなんだよ。」


小高地区へ。
ガレキは全部分別して山になっている。堤防のガレキは再度堤防に。


常磐線。
いつかまた電車走るのか。


小高地区は、原発事故の関係で、未だ放射線値が高く昼間だけ入ってよいが夜間は立ち入り禁止地区。昼の立入りが解禁されたのは一昨年の夏だったっかな。前の発表会のときに話した記憶がある。
今回行った仮設住宅にもこちらの住民はたくさんいらっしゃったらしい。
地震だけなら、津波だけなら、原発事故さえなければ、と思わずにはいられない。


もう3年もたっているのに。






「あれはたぶん二階部分が流されてきたやつでしょう」

原発事故のあと関東地方も放射能やばいってなった時にちらりと「ああ、スタジオの借金どうすりゃいいんだろう」と思った。ここでフラメンコ教室なんてのんきな商売やってられなくなったら。ここの土地の価値がまったく無くなったら。それは杞憂に終わったわけだが、ここの人たちは、それが現実になっているのだ。

震災被害と、原発被害はちゃんと分けて話すべきだとつくづく思った。
津波もあった。家も壊れた。でもここの人たちが帰れないのは、そのせいじゃないんだよ。

福島に戻って、解散。おつかれさまでした。
皆さんお風呂入ったりビール飲んだりして帰ったらしいが、私は子と一緒だったので無理せず、もう一泊して月曜に飯坂温泉に行ってから帰って来た。その話はまた今度。

なんだかいろんなことが消化できなくてモヤモヤしたままだ。
でもたぶん消化できなくていいんだと思う。
仮設住宅の方達が喜んでくれたのかもよくわからない。
迷惑だったのかもしれない。オレーなんつって。
でも、わからないけれど、また、行く。
ずっとわからなくてもいいから、また行こうと思った。

ふくしさん声かけてくれてありがとう。
マミーニャさん、みなさん、ありがとうございました。
また来年参加させてください。

さて、明後日はエルフラライブ。
無理に切り替えたり、消化したつもりにならず、逃げずに、そのままでがんばります。

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