えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

思う春

2014-04-11 21:52:41 | えこばなし
気付けば花ざかり。


ヤマブキ

義父が亡くなった。
葬式は「お別れ会」という名で坊さんも神父さんも来ない無宗教のもの。かわりにスピーチと歌が入って、それがとても皆チャーミングですごくよかった。
私は仏教はそんなに知らないけど割と好きだし、お経はと言うと実ははっきりと好きだ。でも普通のお葬式の「真面目に悲しんでいないといけない感じ」はしっくり来ない。義父のお別れ会の、それぞれの義父への思い出がユーモアを交えて語られて、それを皆で共有して、それぞれが別れを惜しみつつ感謝しつつ感じるという別れの仕方はとても素敵だった。


ユキヤナギ

お別れ会では私の知らない義父の姿などもかいま見たが、私の知っている義父こそが私にとっては義父その人なのだと思う。人は多面的だがある人にとっての一面はそれが全てなのだしそれでいい。私の義父はユーモアのある人だった。気取ってはいないが決して下品ではない。わははと笑う感じではなくて、にやり、うふふ、となるようなことを言う。時々こっちがうまいこと言ったりしてそれが気に入ると小さくうなずく。そのときの義父の目をわたしは忘れないだろう。


アケビ

子は中学に入学した。
入学式の教育委員会の祝辞はびっくりどっきりの「小学校卒業式祝辞とのネタかぶり」であった。さすがに完全に同じではないが、どちらも「オリンピック選手のように苦難のりこえ努力せよ」というテーマ。なんだそりゃ。なんでもかんでもオリンピックって言えば感動するとでも思ってるのかよ。他に伝えたいことはないのかよ。と酸素不足の脳で考える。このあと頭がガンガンしてきて、ひるのレッスンは吐きながらレッスンして何度も生徒さんに「いやもう自主練にしますから。。」とか言われる。どうもすみませんでした。


名前しらず

中学生活はやたらと楽しいらしい。よかったね。


ボケ

酸素不足のダメージからは、寝て自転車いっぱい漕いで仕事して練習したら抜け出せた。
最近は身体動かさないとすぐ不調になる。まいったなあ。


ムスカリ

中学校は弁当がいる。お弁当注文もあるが、当面面白がって作ることにする。
最近流行りの「作り置き弁当」。週末や前夜におかずを作っておいて、朝はささっと詰めるだけ。
ついでに私とオットの弁当も作ってしまうことにしたから、張り切って普段作らないコロッケとかまで作ったりしている。張り切りすぎておかずが余ったりとか。
あとどのくらいで目玉焼き弁当とかの「単品弁当」が登場するだろうか。まああれはあれでおいしいと思うけど目玉焼き弁当。


芦ノ湖から富士山。

練習は相変わらず面倒くさいが、やらないと調子が悪くなるという理由で続いている。
それはもはや年配の方のウォーキングとかと一緒であるが、それはそれでいいかもしれない。それともこれは踊りの練習ではなくてただの反復運動なのか?


春休みに潮干狩りに行った。
八景島の海の公園。なんと無料。いっぱい採れてびっくりした。
ガサガサしているのがアサリ。つるつるのはバカ貝。


ナマズ。
すごくかわいい。

人は生きたように死ぬ。
つるっと死にたいなあと思う春。
ねちっとしないでね、つるっとね。

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