・三葉木通Akebia trifoliate みつばあけび
アケビ科、日本原産で全国的に山野に生えるつる性の落葉低木で茎は他の植物に巻きついて高くはいあがる。単に言うアケビは、五葉だがミツバアケビは葉は3枚の小葉をつけた複葉で、小葉は広卵形の鋸葉で、縁に波状のへこみがある。
春先4月から5月にアケビより小さい穂状花序を下向きに伸ばし、その先に紫の小花を多数付ける。初春の若い蔓と葉は熱湯でゆでてあくを抜き、少し苦味が残るが、お浸し、和え物、炒め物などに、皮を天ぷらにもする。
アケビの仲間のアケビ(長卵形)とミツバアケビ(丸みを帯びた長卵形)は、果実が紫色に熟して裂け、白い果肉が見えるようになる。アケビと同じ科の植物にムベがありムベは常緑で、果実はアケビのように熟しても割れない。茎は生薬名木通(もくつう)として利尿、消炎に用いる。
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