2月3日(月) 曇り
さて、土曜日のきさらぎマラソンの完走記を続けます。スタートから15kmまでです。それにしても周回コースはネタが少なくて書くことがないですな。
***きさらぎマラソン30km完走記-その1***
以下、1km毎にタイムを書く。左から、距離、スプリットタイム、1kmラップタイム、5kmラップタイムの順である。例によってこれらは手元計時を公式計時で補正したものである。なお、今回の計測はグロスタイムのみである。
1km 5m10s
2km 10m11s 5m01s
3km 15m16s 5m05s
4km 20m12s 4m56s
5km 25m18s 5m06s 25m18s
人数が少ない上に細かいペースメーカーが設定され、ほとんどのランナーがペースメーカーを意識せざるを得ないため、スタート直後からいくつかの集団に分かれて走ることになった。それはそれで走りやすいのだが、集団走に馴染めない私はすぐに集団の後ろに移動して前を伺いながら走ることにした。周りに人がいるとコース取りも自由にできないし、ともすれば接触、転倒の危険もあるので。昨日の別大マラソンを見ればその危険性はわかるはず。
ただし、ズルズル遅れることのないようにだいたい20mほど後方からペースメーカーの位置を常にチェックしていた。ストーカーみたいだな。
最初の1kmのタイムは5分10秒ほど。スタートロスがあるので予定通りのいいペースである。といってもペースメーカーに付いているだけだから当たり前なのだが。集団走の嫌いなひねくれ者ながら、ペースメーカーの利点に気づいて、ある意味複雑な心境なのであった。
ここの5km周回コースは昨年の東日本マスターズとほぼ同じなので完全に熟知し、全くストレスなく走れて、しかもペースの心配もないので超楽ちんである。ここはインコース攻めでとかこの先右折なので右に寄っておくとかノウハウがわかるのはなかなかよろしい。
2km、3kmを過ぎたときには、一応時計を押したもののタイム確認はやめた。楽ちんだから付いて行きさえすればいいのだ。周回毎にタイムチェックすればいいや。
3kmを過ぎて3.5km付近にある急カーブも織り込み済みなので、最短距離を狙って走れた。集団走ならば外側はかなり損なのだが、その点後ろから付いているだけのストーカー走は楽だ。
4km以降はアップダウンがかなり多くなる。カーブも多くてこの周回の中では難所なので、あとで周回タイムを見てもここの1kmは他よりも10秒ほど遅い。ただ、難所といってもたいしたものではなくて鎌倉のマイコースに比べれば鼻歌気分であり苦労はなかった。
というわけで最初の1周5kmが終わってタイムを確認すると25分15秒ほど、キロ5分よりも少し遅いが、この誤差ならばペースメーカーもがんばっている方と思った。でも二人でこそこそ相談していたので、おそらく正確にキロ5分に合わせようと修正しているようだった。頭が下がる思いであり、協調性ゼロの私にはとてもペースメーカーは務まらないとも思った。
6km 30m10s 4m52s
7km 35m00s 4m50s
8km 40m00s 5m00s
9km 44m54s 4m54s
10km 50m09s 5m04s 24m51s
さて2周目だ。2周目を少し過ぎて6km付近で、マイク付自転車が後ろから来て「右に寄ってください」と声掛けがあり、ほどなくしてハーフの先頭ランナーにぶち抜かれた。ホント、「ぶち抜かれ」の表現がピタリとハマるほどのスピードであった。
ハーフは30kmの10分後のスタートなので、こちらが6kmで約30分なのを20分ほどで走っているわけだ。ストライドも私の倍くらいあって、「こいつらは人間の着ぐるみを着たダチョウかよ」(表現に不適切な部分があれば改めます)と思った。我々2時間30分集団は、それ以降、左を空けて右側走行を心掛けた。
その頃だろうか、後ろから女子ランナーが追い付いてきて集団に合流した。背中に「わだちゃん」と書いてあるのでゲストランナーのわだちゃんだ。この人、レース前の紹介の時に「鎌倉なんちゃらのわだちゃん」と紹介されていた人だ。鎌倉在住の私もよく知らない人だったので聞き間違いかなとも思ったのだが、後日調べると鎌倉の治療院に勤める和田有稀奈さんだった。元サッカー選手ながら故障のためサッカーを断念してトレーナーになった人らしく、現在はマラソンにハマってサブスリーを目指しているのだとか。
同じ鎌倉在住なのであいさつでもすればよかったが、知っていたとしても小心者の私には若い女子に声をかけるなんて不可能なのであった。
そのわだちゃんは周りのランナーに声を掛けながらキロ5分ペースで集団走に加わった。また、後ろから来る速いハーフ組が通るたびに「左開けて」などと指示を出して、とにかく大活躍なのであった。そういう集団を約20m後方から見ながらぽつんと走っているのが私であった。暗いなぁ…
この周回ではスタート付近及び2.5km付近に給水所があって、水とスポドリ(メダリスト)が提供された。メダリストが思いのほか不味くてほとんど水摂取であった。
例の3.5km右折鋭角カーブと4km以降のアップダウンを過ぎて2周目終了。10kmのタイムは50分をわずかに上回るだけの見事なペースメーキング。
11km 55m07s 4m58s
12km 1h00m06s 4m59s
13km 1h05m04s 4m59s
14km 1h09m57s 4m53s
15km 1h15m06s 5m09s 24m57s
3周目。スタート地点のすぐ後に和太鼓チームの声援があって、なんとこのチーム、最終ランナーまでたたき続けていたようだ。4時間近くの長丁場、お疲れさまでした。当方もここを通るたびに手を振って応え、元気をいただきました。
3周目に入ると、ハーフのランナーに加えて5km、10kmのランナーもビューンと追い越して行き、周回遅れのランナーもそこそこ現れるので、いろいろと気を遣うようになった。抜くには左に寄らなければならず抜かれるには左を空けなければならないためだ。ここでもペースメーカーやわだちゃんが指示を出して集団をコントロールしていた。
その点、私は集団からやや後ろに外れてフリー走行しているため全然気を遣わなくてよかった。前を走る集団のシューズを見て、このクラスのランナーの流行をチェック。今回はNIKEがやや多かったが、ASICS、ADDIDASも健闘していた。そんな中にBROOKSのハイペリオンエリート3(4かも)を発見。現在はエリート4PBが最新だが、エリートシリーズは明らかにテンポよりも優れており、私の所有欲をかき立ててしまう。ただ35200円ととても買える価格ではないのだ。
3.5kmの右折鋭角カーブを通過してアップダウンをクリア、細い道に入って左折すると銀杏並木に入ってフィニッシュゲートが見える。15kmを通過して時計を押すと1時間15分ちょっとと予定通りだ。ありがたやペースメーカー。
***続く***
今日の午後からランニングを再開しました。14kmをタラタラ走るつもりでしたが、10km手前でトイレに行きたくなってピットイン。そしてそのまま終了。
10kmだけでしたが、寒かったし、まあいいやということで。
ラン資金 -133912円
月間走行距離 40km
年間走行距離 349km