新・節約ランニング生活

2023年に引越してきました。ランニングで資金を貯め、それをベースに大会参加します。当面の目標は「古希サブ4」です。

大田原マラソン検討中

2023-06-30 19:14:13 | マラソン大会
6月30日(金) 曇りのち雨(札幌)

大田原マラソンの一般エントリーが絶賛受付中です。25日開始なのですでに6日目ですがまだ空きがありますね。11月23日の祝日ながら木曜開催が嫌われたのでしょうか、多くのサラリーマンはその前後の日は出勤ですから。


一方、11月26日開催のつくばマラソンはすでに満杯、ということは開催日も場所も近いライバル関係でありながら、フラットコースで制限時間も緩いためにつくばに流れてしまった面もあるかもしれません。

10月以降のフルについては、私は何も決めていないため、大田原に出るかどうかかなり迷っています。人数が少なくて混雑ストレスのない大会であり、気になっていた4時間縛りも函館のタイムからするとそれほど問題ないと思えます(ホントか)。また、首都圏から日帰り参加も可能なので前泊探しの苦労もありません。

現在の一番のネックはラン資金です。函館出走の結果、後掲のように1万円を超える赤字状態に陥り、大田原はエントリー料9000円、交通費は例えば帰りに在来線を使って節約しても往復1万円はかかるため、さらに赤字幅が広がります。

そもそも、このラン資金の収入源は、交通機関を使うルートを必死に歩くことで交通費を浮かす趣旨なので、定年退職してしかもコロナ禍によってほとんど出歩かなくなった私にとってはもはや黒字化する材料がほぼないわけです。せいぜいお買い物ランで藤沢往復するくらいですから。

ラン資金を積み上げるべく奇策も考えています。例えば、車ならば燃料を消費するわけで、その費用を換算して計上してはどうかと。

具体的には、燃費のよい車はリッター15kmくらい走りますから現在のガソリン価格がリッター150円とすれば、1km当たり10円かかる計算なので、車を使わずに1kmのランニングが実質10円に相当することになります。

この換算システムを日々の練習に採り入れてはどうかと考えているのですが。つまり毎日12km走れば120円ずつ積み上がります。

用事なしに(つまり車に乗る必要がないのに)ランニングしてその距離をお金に換算するのは詐欺的な臭いもしますが、もはや年金生活者には他の収入源が思い浮かびません。

昔、「走る男」なる番組で森脇健児が1km=50円(だったか)で各地を走り回って宿泊費や食費に充てる企画番組がありましたが、私は1km=10円だからそれよりもはるかに良心的ではないでしょうか

距離稼ぎへのモチベーションにもなると思うので前向きに検討します。月300kmで3か月走れば大田原のエントリー料分が稼げます。

******

本日午後は雨との予報(札幌)だったため、朝のうちに、久しぶりの伏古公園周回走12kmを実施しました。キロ6分ジャストでした

これで6月は370kmとなりましたが、もう少し走れたようにも思います。予想よりも大きかった函館マラソンのダメージ及び昨日の雨さえなければ。

ラン資金     -11023円
月間走行距離    370km
年間走行距離    2130km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館マラソン完走記-番外編

2023-06-29 18:20:09 | マラソン大会
6月29日(木) 曇り一時豪雨(札幌)

函館マラソンの番外編です。フィニッシュ後の行動や感想などをメモ代わりに書いておきます。

***函館マラソン完走記-その2***

フィニッシュして時計を止めてから右手のリストバンドに縫い付けたぶんちゃんワッペンに挨拶した。走る間もチラチラ見てその都度勇気づけられパワーをもらったので、好記録の支えとなったのは間違いない。ありがとう、ぶんちゃん。

チップを外してもらい、メダル、タオル、ペットボトルをもらってから手荷物を受け取りに行った。チップを外すとそこに「おもてなしチケット」が入っている仕組みである。また、メダルは大きくて立派なのだが、いずれ捨てることになるのだから個人的には不要と思っている。

預けたときと異なり非常にスムースに手荷物を受け取って競技場外の芝生で着替えた。そして所定の場所まで歩いて行き参加賞を受け取った。と、あっさり書いたが、疲れて大儀なのでこれだけで30分以上かかった。

おもてなし会場の「えらべる振る舞い」コーナーでおにぎり+ソーセージ2本をもらったが、胃の不具合からその場では食べられずザックに入れた。「もれなく振る舞い」コーナーでがごめ汁をいただいた。がごめ昆布の味噌汁をいただくとその塩分が身体に染み渡った。牛乳ももらえるのだが、私の胃と相性が悪いためパス。

さてと、これでマラソン大会は終了したので函館観光開始なのだが、まずは公園内にあるはずの久慈次郎像探しだ。函館オーシャンに所属した日本野球初期の名捕手・久慈次郎の像があるはずなのだが、と思ってきょろきょろすると、がごめ汁のテントのすぐ裏にあった。久慈次郎のミットは旭川市に向けられている。旭川スタルヒン球場にあるスタルヒン像からの投球を今でも待っているのだ。


公園を出て近くにあるはずの函館中部高校に向かった。これも少しウロウロしてしまったが、ようやく発見。明治28年設立の旧制函館中学は父の母校なので一度見ておきたかったのだ。父が通っていたのは約90年も前だからおそらく数回建て替えられたはずだが、校庭の太い樹々が往時を偲ばせた。


次は五稜郭に向かった。もうヨレヨレなので時速3kmくらいでしか歩けず、赤信号で止められるとホッとするような有り様なのだが、函館観光の目玉、五稜郭だけは抑えておきたいところだ。目玉は、函館山と五稜郭が二強と思われるが、マラソン会場が比較的五稜郭に近いという理由で選んだだけなのだが。

五稜郭のすぐそばにはタワーがそびえるのでいい目印となり迷わずに行けた。着くなり1000円払ってタワー展望台へ。半分くらいが中国からの観光客のようだった。


当然五稜郭の全貌を見渡せるのだが、思ったよりも大きくてカメラに収まり切らないほどだ。これは確かに素晴らしい眺めであった。こんなに規模が大きいのに、幕軍が簡単に降伏したのは、海に近すぎるので艦砲射撃にやられてしまったためだ。もう少し内陸部、例えば今の新函館北斗駅辺りに作れば相当持ちこたえたのではと思われる。知らんけど。

タワーから降りてロビーのようなところでしばし休息。ソフトクリームを食べたかったが節約のため自粛。胃の調子が戻りつつあったためタワーのはす向かいにあるラッキーピエロに向かった。ハンバーガーとコーラ程度ならば食べられそうだ。ところがギッチョン(古!)、店の外まで行列ができているではないか。さすが人気店、日曜の午後ともなれば観光客と函館市民が押し寄せるのだった。

行列嫌いなのであっさりパスした。でも腹が減ってきて(胃の調子が悪くとも腹は減る)、とりあえずコンビニを見つけて菓子パンでも食べようかと思い、タワー付近からJR五稜郭駅方面を目指して歩いた。42km以上走った脚に加えてハンガーノック気味なのでエッチラオッチラと亀のように進むだけ。

途中に銭湯・田家の湯があるのは事前チェック済みなので、とりあえずそこを目指した。10分ほど歩いて田家の湯を発見、そしてその手前に我らがセイコーマートも発見。セコマでバナナとガラナを買って、入り口の縁石に座って食べた。

人心地ついてから田家の湯の前まで行ってしばし熟考。ひと風呂浴びたいが、ここでまったりし過ぎて弛緩/脱力モードになってしまうとJRの駅まで歩けなくなる不安があったのだ。駅まであと1km以上はある。

結局パス、とりあえず駅まで行って時間をつぶすことに決め、五稜郭駅方面へポクポクと歩いた。また腹が減ったためコンビニに寄って豆パンとコーヒーを補給した。コーヒーはブラック派なのだが、このときは甘さに飢えていて砂糖を入れた

五稜郭駅に着いたのが16時半頃、五稜郭駅はいさりび鉄道の起点でもあり、一時は茂辺地駅まで行って寝台特急北斗星の車両を改造した宿泊施設・北斗星スクエアに泊まることも考えたのだが、早く札幌に戻るのを優先したのだ。

予約したのは五稜郭駅1757発の特急北斗19号であるが、その前の北斗17号にも間に合うため、窓口で変更可能か聞いたら満席とのことだった。1時間以上待たざるを得ない。五稜郭駅前は意外に発展していて、コジマ電気、ヤマダ電機、スタバもあったが、出歩くのはかったるかった。待合室でお茶なんぞを飲みながらスマホで将棋をしていた。

時間が来て特急に乗車、結構混んでいて指定は満席に近かったが、幸いにも私の隣は空いていたので、おもてなしフェスタでもらったおにぎりとカールレーモンのソーセージ2本を食べた。よほどビールを飲もうかと思ったのだが、爆睡の危険があり自粛。

電車の中で今日の好タイムの要因を考えてみた。前日の半田屋ラーメンライス、前夜のカニめし弁当、エイドの五勝手屋羊かん、コンサユニランナーとのエール交換、沿道の声援、ハイペリオンテンポ、5週間前の30km走、5月の月間400kmなどなど。

要するに、これらのどれかということではなく全ての要素の複合要因なのだろう。加えて運営事務局はじめ関係者のホスピタリティが実に素晴らしかったからと言えるのではないか。手荷物預けの長蛇の列だけはちょっとアレだったが、他は全く問題がなかった。エイドの塩ラーメンを食べられなかったのは自分のせいだし(もったいなかった…)。

さて来年はどうするのか、ワシ。また函館に出たい気持ちはあるが、時期の近い千歳またはピンネシリにも出たいので、来年は来年でまた考えることにしたいと思う。

最後に一言、関係者の皆様、素晴らしい大会をありがとうございました。

***完走記終わり***

本日の札幌、昼前にじゅんかんコンビニに行って金属類を回収してもらったあとセコマに寄って買い物をしている間に突然の豪雨になりました。30分前は渇いていた車道がこんなことに…


当然横断歩道も10cmくらいの水深になったため、仕方なくシューズ水没覚悟でジャボジャボウォーク。しばらく乾かないでしょうな、エボライド2。

ラン資金     -11023円
月間走行距離    358km
年間走行距離    2118km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館マラソン完走記-その2

2023-06-28 19:02:41 | マラソン大会
6月28日(水) 晴れのち曇り一時雨(札幌)

筋肉痛からかなり快復して今日は普通に走ったり歩いたりできました。ゆっくり休みたいところですが、庭の雑草がそれを許してくれません。スギナとドクダミをひたすら刈り取り大袋6個に詰め込みましたこれでもまだ半分も終わっていないので、さらに格闘は続きます。

さて、完走記のその2です。中間点からフィニッシュまで。

***函館マラソン完走記-その2***

中間点を過ぎた付近にエイドステーションがあり、そこには函館名物・五勝手屋羊かんが待っているのは事前調査済みだったのだが、走っているうちにすっかり忘れてしまい危うくパスするところだった。通り過ぎてから気づき少し戻って何とか1本をゲット。

さっそく筒から押し出してチビチビと食べ始めた。これがあるので補給ジェルを1個しか持たなかったのだ(それも結局食べず)。羊かんの甘さが口に広がるが、どうもモサモサして食べにくい。熱いほうじ茶があれば最高なのだが(あるわけない!)。

少しずつ押し出しては食べを繰り返して後半への補給完了。一応キロポストごとに時計は押したがタイムはチェックせず。巡航していればいいのであるから。

この通りは「漁火通り」というらしい。夜にはイカ釣り船の灯が見えるのであろうが、昼に見る通りは閑散としたただの田舎道であった。途中に、土方・啄木浪漫館なる建物があってなかなか興味を惹かれる。確かに函館は土方終焉の地ではあるが、啄木が函館にいたのはほんのわずかだから、やや無理やり感が漂うのであった。

さらに進んでまたスライド区間に入る。スライドしていると折返しはまだかとの心境になるのだが、このスライド区間は非常に長かった。一旦函館駅の方に向かうのだが、すぐに左折して函館山方面に向かう。名所・函館山展望台からマラソンコースを眺めてみたいものだが、なかなかチャンスはないだろうとも思う。

市電の線路にぶつかったところを左折して線路に沿って進むのだが、ここのアップダウンが結構応えた。遥か彼方に市電車両が見え、ハーフの折返し地点がそこなのだが、フルのそれはさらにその先、気が滅入ってくる。

マラソンのために市電は運休になっているらしく、青柳町電停の車両にはマラソン用デコレーションが施されていた。ありがたいことだ。青柳町電停からさらに進んで市電の終点・谷地頭電停が折り返し地点だ。そしてこの手前が25km地点、タイムをチェックすると2時間14分台であった。暗算できないので、それが速いのかどうかもよくわからないのだが、体感上ペースが落ちていないのでキロ5分半を切るペースなのであろうと推測して巡航速度維持。


市電の線路に沿ってひたすら戻るが、市電はよくこのアップダウンを走れるものだとある意味感心してしまった。函館市電、なかなかやりますな。走ってきた道をそのまま戻って、バナナのあるエイド付近でスライド区間に別れを告げて内陸部へ。函館の中心に向かうため徐々に周辺もにぎやかになってきた。すでに28kmを過ぎ、疲労感が増してきて、特に胃腸がモヤモヤしてきた。あとは、右足親指の横がやや痛くなった。ここにはタコがあるためにストレスがかかりやすいのだ。

ただ、脚自体は全然問題なく順調にピッチを刻んでいるのがうれしい。あと14km程度なので何とかなりそうとの感触だった。

30km通過、タイムは2時間41分台であった。2時間30分ならキロ5分、3時間ならキロ6分なので、キロ5分半よりは速いのがわかった。我ながらいいタイムだなと思っていて、あとは噂のともえ大橋をどうクリアするかであった

30kmを過ぎてすぐに橋に入って上りとなった。おお、これがともえ大橋かと思ったのだが、しばらく進むと前方の上方に別の橋とそこを走るランナーが見えた。あれがともえ大橋ならば今渡っているのは何だろう。あとで確認すると単なる跨線橋なのであった。

ともえ大橋に入るために右折してから橋をくぐってかなり進んでUターンしてともえ大橋に入るのである。ここにチーズオムレット(お菓子)他のエイドがあったのだが、胃が固形物を嫌がっていたためパス。

さて、いよいよともえ大橋である。さすが難所と言われるだけあってここの上りはなかなかハードだったが、あと10km程度だから頑張り切れるとも思った。ともえ大橋は車専用らしく歩道がないため声援が少ないのが辛いが、天然の良港である函館港を臨む景色は抜群だった。

ともえ大橋を渡り切り、倉庫群のある道を進んだ。有名な観光スポット・金森赤レンガ倉庫の脇を通ると、確かに開放的な空間が広がり昼間っからビールを飲んだらさぞかし気持ちエエじゃろなと思った。

かなり辛くなってきて日差しも厳しい、でもあと8km程度ならばいつもの周回コース4周分だから何とかなると言い聞かせつつ進む。そして35kmの折り返し地点まできた。タイムをチェックすると3時間8分台、ということはあと7kmだから3時間50分は楽に切れるはず。

35kmを過ぎてしばらくすると左折して緑の島という公園のようなところに入った。ここには例の函館名物・塩ラーメン及び海鮮丼のエイドがあるのだが、残念ながら胃の調子のせいでパス。ホント、残念…

再びともえ大橋に突入。どの程度のアップダウンかは往路を走ってわかっているので心の余裕があった。係留されている摩周丸の見える場所で立ち止まって写真を撮ることもできた。こんなことをしなければもう少しいいタイムだったのだが。


ともえ大橋を渡り切りUターンして跨線橋に入る付近が40km地点。タイムは3時間35分台なので、あと11分ほどだから3時間46分台を確信した。ただ、ここからがなぜか長く感じた。どこを走っているのかわからないのでロングスパートをかけていいものやら逡巡してしまう。

ここまでくるとランナーもかなりばらけてきて、前方30m以上ランナーがいないときにはコースロストしているんじゃないかと一瞬不安も感じた。まあ、コースロストすれば周囲の人が教えてくれるとは思ったが。

鋭角に右折する場所でようやく陸上競技場の位置がわかった。あと少しである。競技場に入る直前に42kmのキロポストがあって、そこを左折すると競技場内にフィニッシュゲートが見えた。あと200m弱だから今さらスパートでもないのだが、一応ペースアップして数人を抜いてフィニッシュ。時計を止めると46分台なので、ネットタイムならば45分台かもと思った。

目標を大きくクリアするタイムが出たことに自分自身がビックリである。

***番外編へつづく***

今日は、スーパーアークスに1回、業スーに1回、苗穂のArioに2回のお買い物ランを敢行。計約14kmですが、歩きも多かったので12kmにします。

ラン資金     -11023円
月間走行距離    358km
年間走行距離    2118km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館マラソン完走記-その1

2023-06-27 21:56:28 | マラソン大会
6月27日(火) 晴れ(札幌)

札幌は昨日に続いて30℃近くになりました。これなら首都圏と大して変わらないのですが、夕方になるとグンと気温が下がり、昨日はTシャツ、短パンで蔵の湯に行ったら帰りは少々寒かったです。さすが北海道。

さて、完走記のその1です。

***函館マラソン完走記-その1***

スタート後、真っ黒なトラックを3/4周してから競技場の外へ走り出た。その時点でもうストレスなく走れる程度の混み具合であった。フルの参加者数は3000名強と思われるが、これくらいがマラソン大会の適正人数なのではないだろうか(主催者側は多い方がいいだろうけど)。

細かいカーブが何箇所かあって、それに気をとられていたためか1km、2kmのキロポストを見落としてしまった。最初の入りは重要なので、一応どれくらいか確認したかったのだ。ただその一方で、今日はなるべく時計を見ずに体感だけで走る方針でもあったため、それほど気にはしなかった。

ようやく3km表示を発見して時計を押すと16分46秒、スタートロスが30秒ほどだからキロ5分25秒くらいである。許容範囲内だがやや速いので気持ちペースダウン。その結果、他の人に抜かれがちになった。まあ、気にはしない。

4kmポストを見落としたが、5km地点は正式計測があるので見落としようがなく、27分34秒(公式計時)であった。ロスタイムを引くとキロ5分24秒、まあ上出来。

この時点で気温は低めなのだが湿度が高くて気持ち悪い。やや速めのペースなのもあって、撃沈するのではなかろうか、撃沈即引退…などよからぬ考えが頭に浮かぶ。その邪念を吹っ切るべく脳内にYMOを流し続けた。コズミックサーフィン、ライディーン、テクノポリス…歌詞がないため余計なことを考えなくてよいのが助かる。

6km付近で海沿いに出てT字路を左折して西に向かう。長いスライド区間の始まりで、すでにハーフのトップ群は過ぎ去っているが、ハーフの一般ランナーとすれ違う。コンサドーレユニ着用ランナーとは挨拶を交わす。見ず知らずながら連帯感があるのだ。

6km、7kmポストを見落とし、8kmで時計を見ると43分43秒、すぐに計算できないがキロ5分半よりは速いのでこのままでいいのか不安になってくる。ただし、この頃から空が明るくなり、日が差すようになってきた。暑くなりすぎるのも困るのだが、高湿度の不快さから逃れられるのはありがたく、何だか気分も乗ってきた。函館マラソンの特色の一つに風景の変化があるのだが、そのためには晴れてくれなきゃいかんじゃないの。

コース前半、給水所は約4km毎にあり、そこでは少しずつ水分を補給した。8.4kmの給水所以降ではシャワー又はかぶり水も現れた。前回大会でかなり暑くなったため、その対策なのだろう。シャワーがあればそこを通過、かぶり水は最後の最後にお世話になった。

9kmを見落として10km通過。54分43秒(公式タイムは54分46秒)、ロスタイムを引いてキロ5分25秒を維持している。速すぎるが何となくこのまま行けそうな気がしてきた。この先にさほどの難所はないし、風も強くない。日差しが心配だが、今日はたまたま白キャップ(ワークマン製だけど)をかぶったので日差し耐性があるはずとの判断である。

スライド区間が続くので、コンサユニランナーを探して挨拶するパターンが続く。これが気を紛らわすにはちょうどよかった。挨拶できたコンサユニランナーは10人ほどかと思う。なお、沿道からの「コンサがんばれ」声援は、全体を通じて3,4回ほどだった。道マラより圧倒的に少ないな。

11km通過が1時間0分4秒、12km通過が1時間5分18秒とこの付近なぜだがペースアップしている。理由はよくわからないのだが、おそらく、完全に晴れてきて気分がアゲアゲになったせいのように思う。

15kmの手前に第2折返しポイントがあり、そこがコースの最西端である。この海沿いの道はかつて戸井線という鉄道路線が敷かれるはずだったが、計画倒れに終わっている。函館の西南西にある旧戸井町(現在は函館市に編入)には立派な港がある。かつて、そこと青森県の大間港を結ぶフェリーがあり、それが本州から北海道に渡る最も安い手段だった。確か乗船時間が1時間なので、バイクツアラーにとって穴場的存在だったのだ。

さて、第2折返しを過ぎて15kmに達した。1時間21分00秒(公式タイム)である。相変わらず少し速すぎるようだが、81÷15の暗算ができず、まあどうでもいいやとの心境であった。今なら数秒で5分24秒と計算できるのだが、走っているとややこしいことが考えられなくなってしまう。

このあとも1km毎に時計を押したのだが、タイムは重視しなかった。ペース維持ができていれば問題ないわけで、ペースダウンの兆しが見えたならば時計を見て調整するスタンスとした。もともと体感重視で臨んだので本来の姿に戻ったのだ。

海沿いをズンズン東に向かうこの区間、ずっとスライド区間なので例のコンサユニ挨拶で退屈しのぎをしていた。そのうち、またハーフランナーと合流する地点まで戻ってきたが、この付近のハーフランナーはすでによれよれの人たち(失礼)なのでぐいぐい抜いて行ける。

函館マラソンはその前身が函館ハーフマラソンなので、伝統的にハーフの出場者が多くて、はっきり言えば玉石混交、かなり遅めのランナーも多数いるのである(重ね重ね失礼)。

日が高くなり気温が上昇しているのがわかる。10kmの給水所でもらったスポンジを後生大事に持ち、給水所があるたびにスポンジに水を含ませて再利用するSDG’s作戦がなかなか効果的であった。

ハーフのランナーを抜きつつ進むとやがて20km地点である。タイムチェックすると1時間47分台なので貯金あり過ぎ。そして中間点を過ぎたところでまた時計を見ると1時間53分前後であった。単純に倍すると3時間46分となるが、後半にはともえ大橋なる名物区間もあるし、日差しはますます強くなりそうだし、不安要素も多いのである。

ただ、5週間前とはいえ30km走を順調にこなしこともあって、このまま巡航できるのではないかとの自信もあった。気持ちとしては安心:不安=6:4くらいかと思う。

こうしてレースは後半戦へ。

***つづく***

前半は写真を全く撮らなかった(忘れていた)ので、ハーフのスタート時の様子を上から撮った写真を載せておきます。


なお、本日マラソン結果をチェックしたところ、男子種目別65-69歳部門で5位でした。おお、表彰状が後から送られてくるかもと思ったら表彰は3位まででした。ちょっと残念。

ラン資金     -11023円
月間走行距離    346km
年間走行距離    2106km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館マラソン完走記-そのゼロ

2023-06-26 20:40:48 | マラソン大会
6月26日(月) 晴れ(札幌)

昨日は、函館マラソン終了後に夕方の北斗19号で移動、22時過ぎに札幌の実家に戻りました。今朝になって内転筋や腰、なぜか上腕部に筋肉痛が残りましたが総じて体調に問題ありませんでした。よかったです。

さて、ぼちぼち完走記を書いていきます。今日は「そのゼロ」としてスタートライン通過までです。以前の記事との重複はご容赦のほど。

***函館マラソン完走記-そのゼロ***

マラソンの前泊は新函館北斗駅前の東横インにした。本当は函館または五稜郭の至近に泊まりたかったのだが、マラソン特需の高価格になっていたため、それほど影響を受けない新函館北斗にしたのだ。1泊約5000円とリーズナブルであったが、当日朝は函館まで電車で移動の必要がある。

札幌からはJRの特急北斗で行くことにした。コスパを考えると高速バスも視野にあったのだが、例の高速はこだて号の事故のため却下した。

札幌から新函館北斗まではJRで300.8km、わずかながら300kmを超えてしまうので乗車券、特急券ともに一段高くなってしまう。では札幌駅ではなく苗穂駅(札幌よりも1.9km函館寄り)からとして乗る距離を短くする手段が思い浮かぶのだが、苗穂駅は「札幌市内駅」に含まれるため短くならない。300kmをわずかに超える場所に新函館北斗駅を作り、儲けを増やそうとのJRの涙ぐましい努力が垣間見える

なお、札幌からは新函館北斗、函館のいずれの駅まででも同じ料金なので、今回のように新函館北斗に泊まって翌日函館に行く場合、函館までの切符を買って途中下車して翌日それを使うのがいい。札幌-新函館北斗の切符と新函館北斗-函館の切符を別々に買うよりも440円お得である。

今回の作戦は、乗車券は札幌-函館間を購入、特急券は南千歳-新函館北斗間にして220円節約する方針とした。札幌から南千歳は快速エアポートがジャンジャン走るため特急に乗らなくてもさほど問題ない。南千歳で乗り換える際に名物駅弁ホッキめしを買えるという利点もある。

てなわけで札幌駅まで徒歩で向かい、途中の半田屋でカーボローディングのラーメンライスを食し、少し早めの快速エアポートに乗車した。予定通り南千歳で下車して待合室にある売店でホッキめしを探したが何と売り切れていた。想定外だった。

ホームにも弁当売り場があるので、そちらに行って探すがやはり売り切れ。売店のおばさんも申し訳なさそうであった。熟慮の末、次善の策としてカニめし1180円也を購入した。長万部駅名物のカニめしとは別会社製のようだが、まあ外れはないだろう。札幌駅構内のキオスクでおにぎり2個、ゼリー、菓子パンも買っておいたのでこれで今日の夕食調達完了。

南千歳駅から1400発特急北斗14号に乗車、席は左窓側である。こちらの方が噴火湾の絶景を見ることができるのでお薦めなのである。室蘭本線の秘境駅・小幌の辺りで鉄道敷設時の難工事に思いを馳せるのもなかなかよろしい。

さて、延々と特急北斗に乗ってようやく新函館北斗駅に到着。この駅はもともと渡島大野というド田舎(失礼)の小駅だったのだが、北海道新幹線の計画時に札幌への延伸がしやすいという理由で一躍注目され、新幹線開業時に新函館北斗駅としてリニューアルされた経緯がある。場所が北斗市なので、「北斗駅」とするか「新函館駅」とするかでもめた結果、妥協案で現駅名にされた。燕三条駅と同じようなものだ。以上、鉄道豆知識でした。

事前の調査では駅前に何もなさそうだったのだが、降りてみるとラーメン屋もローカルコンビニもあった。函館駅まで「函館ライナー」で20分程度、440円で行けるため今後駅前の開発が進むに違いない。来年以降で函館マラソンに参加する人にお薦めしたい。

目指すホテルは駅前にドンと立っていて間違えようがない。チェックイン機であっさり部屋に入ったあと、持ち込んだ夕食を食べてあとは明日の準備をするだけ。普段はあまりテレビを見ないのだが、たまに見るとブラタモリとか突撃カネオ君はなかなか面白いですな。

カニめしは少し量が少なめだったが非常に美味しかった。ホッキめしよりも安いのでリピートありかもしれない。量の少なさはデザートの菓子パン(日糧製パンの三角たまごふかし)で補ったが、これはかなりイケた。

さて、明日に備えて22時就寝。

4時半頃に目が覚めてしまった。二度寝できなさそうだったためお湯を沸かして白湯でおにぎり2個とシリアルバーを投入。一応ホテルで簡単な朝食は出るのだが、0654新函館北斗発函館往きに乗る予定のため6時半始まりの朝食は時間的に厳しく、回避することにしたのだ。

この判断は正解で、6時半頃チェックアウトのために1Fに降りると朝食会場は20m以上の長蛇の列になっていて、そのほとんどがランナーであった。まあ、7時過ぎの電車でも充分間に合うのだが。

私はさっさとチェックアウトして駅に行くと予定より前の0641発函館往きに乗れてしまった。これはラッキーだった。乗客の半数はランナーであった。

函館駅に着くとシャトルバスが待っていてすぐに乗車できた。結構混んでいたが運よく座れてよかった。15分ほど乗って千代台公園に到着、動線に従って陸上競技場に入り、観客席で走る準備開始。なお陸上競技場は改修工事中とのことで、トラックにはまだタータンが貼られておらずアスファルトむき出しの真っ黒。トラックが真っ黒のグラウンドは初めて見た。走るには支障ないけれど。写真はスタート/フィニッシュゲート(まだ誰もいないが)。


コンサドーレユニのTシャツを着用したのだが、いきなり後ろの席から「昨日は残念でしたね」と声を掛けられた。確かに昨日セレッソに1-4で惨敗したのであった。「縁起悪いよね」と返しておいた。

時間がたっぷり余ってしまったので、上から手荷物預けの状況を観察していたのだが、どうもかなり混雑している様子である。フルマラソンの30分前にハーフがスタートするのだが、そのために集中しているのだと思い、そのうち空くだろうとタカをくくっていたらどんどん混雑する一方なので、心配になり手荷物を預けに下に降りた。すると、行列は競技場の外まで延々と連なっていて最後尾がどこかわからないほどであった。歩いて最後尾を探すがごちゃごちゃしてよくわからない。ようやく最後尾らしきところへ並ぶが、列が何重にもなっていておそらく200mくらいはあったのではないか。

結果的に手荷物預けに約30分もかかった。今気づいたのだが、上腕部の筋肉痛になったのは手荷物を抱えながら長時間並んだせいだな。ここは要改善ポイントだと思う。

手荷物預けをようやく終えて、また観客席に戻りハーフのスタートを見守った。ハーフにはトップクラスがかなり出ていて、鈴木(健)、西山、川内などなど、女子も一山、前田が紹介されていた。

函館マラソンのスタート風景はなかなか面白い。フィールド内にA~Hブロックまで縦列で並び、ブロック毎に順繰りにトラックに案内される。スタートすると次のブロックが前列の後方に並んでどんどんスタートラインを通過する仕組みだ。YouTubeにもその様子がアップされているのでご参照のほど。

ハーフのスタートが終わってからフルのランナーがフィールドに降りて所定のブロック(私はCブロック)に向かった。その前にゼリーとシリアルバーを投入してハンガーノック対策とした。

フィールドは気持ちのよいふかふかの芝生なので、ほぼ全員が座って待っていた。前日の雨のためか少々お尻が湿っぽくなってしまったが。

まあ4000人規模の大会なので全くストレスなく待機。そのまま居眠りしてしまいそうなほどだ。それでもスタート時間が迫ってくるとそれなりに緊張感が増してきた。10分ほど前になって立ち上がってAブロックランナーから順にトラックに誘導された。スタート前にトラックに入れるのはCブロックくらいまでかと思う。

待つほどのこともなく10秒前になりカウントダウン開始。スターターは函館市の大泉市長、あの大泉洋のお兄さんである。

天候はスタート時点で曇り、気温は20℃以下、湿度は77%、微風であった。湿度が高いのが嫌だなと思った。

ウェアは、上がコンサユニTシャツ、下はしまむらのひざ上ランニングタイツ、ZAMSTの太ももサポーター、ふくらはぎサポーター着用、キャップとソックスはワークマン製といつものコスト優先スタイル。右腕にはもちろんぶんちゃんワッペンを縫い付けた赤のリストバンド着用である。そしてシューズは絶大な信頼を持つ(個人的見解です)ブルックス・ハイペリオンテンポ。

9時30分定刻にスタート、列がワサワサと進んで私がスタートラインを通過したのが32秒後であった。

***つづく***

マラソンの疲労が抜けぬまま本来の実家業務に戻り、マラソンウェアの洗濯、金属物と古い家電のじゅんかんコンビニ持ち込み、そのあとはひたすら雑草むしりに徹しました。疲労困憊ですが、夕方、久しぶりに蔵の湯に行き汗を流してからサイゼリアで生B+ハンバーグライスで函館マラソン好タイムをセルフ祝杯。生Bはもちろんサッポロクラシックです。


今日の札幌は30℃近くあったようで生Bが乾いた心と身体に沁み込みました

ラン資金     -11023円(函館マラソン支出を反映)
月間走行距離    346km
年間走行距離    2106km
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする