新・節約ランニング生活

2023年に引越してきました。ランニングで資金を貯め、それをベースに大会参加します。当面の目標は「古希サブ4」です。

ブドウの収穫に参加

2023-09-30 21:24:00 | 日記
9月30日(土) 曇りときどき晴れ(札幌)

高校の同級生で、リタイヤ後にブドウ農園をやっている友人がいるのですが、その収穫ボランティアに来ないかとのお誘いがあったため、本日都合をつけて行ってきました。私は、札幌では車がないため同じ高校の後輩の車に便乗です。朝早くに出発。

ほぼ一日中ブドウの収穫をしておりました。鳥につつかれたり、カビが付いた実をいちいち取り除かねばならず、思ったより大変な作業でしたが、いい経験になりました。収穫したブドウは来年用のワインになるそうです。

考えてみると、自分で収穫したブドウがワインになり、それを飲むことができるというのはなかなか得難い経験です。今回、ちょうど網走マラソンと収穫の時期が合ったことに感謝する次第です。

かなり疲労してしまいましたが、明日もやることになりましたのでもう寝ることにします。

******

9月も今日で最後、何とか月間300km達成ですが、最後の1週間はほぼ走らず。まだ右くるぶし周りに鈍痛が残っています。10月はどうなることやらです。

ラン資金     -17123円
月間走行距離    306km
年間走行距離    3124km
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辿り来て未だ山麓

2023-09-29 18:19:26 | マラソン大会
9月29日(金) 晴れときどき曇り一時雨(札幌)

オホーツク網走マラソンを走り終え、約一年かかって北海道の三大会、わっかない平和マラソン、函館マラソン、オホーツク網走マラソンと完走できました。その間に水戸黄門漫遊マラソンも挟んでいますが。

最終目標である北海道のフルマラソン完全制覇に向けて好調ではありますが、何しろ北海道にはフルマラソンが多くて「辿り来て未だ山麓」の感があります。なお、これは尊敬する升田幸三先生のお言葉です。升田先生が本気になったら藤井七冠なんか目じゃないね、と言いたいところですが、AI研究全盛の今となっては藤井君が勝ちそうですな。

閑話休題。あと残っているフルマラソン大会は、洞爺湖、千歳JAL、別海、作AC真駒内といったところでしょうか。一応フルに近いものとしてはピンネシリとモエレ公園(確か40km)がありますが。

それと、休眠中と思われる奥尻ムーンライト、豊平川市民が復活するのかどうか。

結構残っていますね。一年に二大会ずつ出たとしても3,4年はかかりそうです。こちらはどんどん老化が進む一方だし、ハードルは高いですな。

とりあえず来年は洞爺湖と別海を片付けておこうと思います。また、洞爺湖と千歳JALはおそらく2週間間隔なので、一気に片付けるという手もありそうです。できるのか…

リストでも作りますかね。「目標の見える化」がモチベーションアップにつながるとも言われますし。

******

右くるぶしの痛みはかなり和らいだのですが、少し怖いのでランニングはお預け。その代わりに長距離ウォーキングをやってみることにしました。

目的もなく歩くのはつまらないので、業スー、半田屋、アリオなどのポイントを決めて、ときどき実家に戻ったりしてひたすらウォーキングです。距離がよくわかりませんが、約20000歩歩いたので15kmウォークとしてラン換算10km計上、ようやく今月300kmを超えました。

ラン資金     -17123円
月間走行距離    306km
年間走行距離    3124km
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オホーツク網走マラソン完走記-番外編

2023-09-28 18:54:52 | マラソン大会
9月28日(木) 曇りときどき雨(札幌)

オホーツク網走マラソン完走記の番外編を備忘録的に書いておきます。

***完走記-番外編***

フィニッシュ後、すぐに完走メダルとタオルを受け取り、シューズのチップをニッパーで外してもらった。かなり手際がよくて感心した。ただ、ドリンクももらえたのだが気づかずスルーしてしまった。

手荷物受け取りの前に長崎ちゃんぽんブースに向かい、大切に持っていた500円飲食券でちゃんぽんゲット。芝生にタオルを敷いて座って食べた。美味い! 欲を言えばもう少し汁ダクの方がよかったと思う。ちゃんぽんを食べながら周りを見ると、やはりちゃんぽん派が多いようだ。


食べ終わってから手荷物を受け取った。この受け渡しも非常にスムースであった。ありがたし。農大生はがんばっておるのぉ。

更衣テントに行ったが満員だったためテントの横で生着替え。ちゃんと隠すべきところは隠したので問題はない。スマホを取り出して応援ナビで自分のタイムをチェック。10km毎のラップタイムを見ると、あとになるほどタイムがよくなっているのを確認できた。前半よりも後半が4分以上早い、ネガティブスプリットどころか超ネガティブスプリットである。

前半にアップダウンが集中するコース事情もあるのだが、どうも慎重に入り過ぎた傾向だったのではないか。もう一つ、右くるぶしへの衝撃を緩和するために、下り坂で抑え過ぎたのもタイムに影響したと思われる。とはいっても、右くるぶしはダメージを受けてしまったし、その加減が難しいところではある。

根本的には右くるぶしを完治させるしかないのだが、次に網走に出ることがあるならばもう少しペース配分を工夫して全体のタイムアップを図りたいものだ。

荷物をまとめてからヨロヨロとシャトルバスの駐車場方面へ。歩き始めてから、右くるぶしが結構痛むのと右の横腹の鈍痛に気づいた。両方とも右なので右脚を出すときが辛い。マラソン後半をあのペースで走れたことが信じられないほどのヨロヨロ振りであった。
途中の飲み物ブースでガラナを購入した。道産子はコーラではなくやはりガラナでしょ。コアップガラナでなくてキリンガラナだったのがやや残念だったが。

昨日の写真の通り、シャトルバスに向かう途中のコスモス畑が満開になっていて非常にきれいだった。この大曲湖畔園地はマラソンのフィニッシュに相応しい素晴らしい場所だ。それにつけてもヒマワリが終わってしまったのは残念至極、主催者は当然として私もこの夏の猛暑を恨みますな。

シャトルバスはいくつかのコースに分かれており、間違えないように確認して網走駅/ターミナル方面行きに乗り込んだ。ここでも農大生が大活躍、バスの出発時にバイバイしたら喜ばれてしまった。10分もかからずバスターミナルに到着、待合室があるのでそこに腰掛けて一休みである。

ターミナルに行ったのは、網走監獄博物館に行こうと思ったからだ。バスで天都山入口まで行けば徒歩10分ほどで行けることは事前に調べてあったのだ。博物館に行けば天才脱獄者・白鳥由栄のことをよりよく理解できると思っていた。なお、白鳥由栄については吉村昭の小説(小説の形態ながらほぼノンフィクション)「破獄」に詳しい。

しかしながら、マラソンのダメージが予想以上で、歩くのも難儀な状態ではとても行けないと判断してターミナル内でしばし休息である。その間にブログに速報をアップしたり、家人にラインしたりして過ごした。

帰りの飛行機は19:10発なので、たっぷり時間がある。いつまでもターミナルに座っているわけにもいかず、今まで行ったことがないJR網走駅に行ってみることにした。

亀のように歩いて行くと途中に道民のオアシス・セイコーマートがあったので、お茶と菓子パン、総菜パンを買い、向かいにある中央公園の噴水の脇に座って食べた。この公園、緑が多くてなかなかよろしい。

網走駅に着き中に入ってみた。網走はそれなりの規模の都市とのイメージがあるのだが、駅はしょぼい。はっきり言えば特急の終着駅としては日本一しょぼいのではないか。ド田舎駅程度の切符売り場と小さな待合室があるだけである。駅の周辺も銀行とホテルがあるだけで商業施設はほぼ何もない。


余計なお世話かもしれないが、もう少し観光客向けのお土産もの売り場の充実とかコンビニや立ち食いそば屋の併設などなど時間をつぶせるような施設を増やした方がいいのではと思った。

女満別空港には18時頃着けばいいので、それに合わせてバスターミナルに戻るつもりだったが、JRの時刻表を見ると、北見方面に行く16:15発の各停があり、西女満別駅までの運賃は540円と安いのである。バスならば1050円なのでほぼ半額だ。

また、事前の調査で西女満別駅から女満別空港までは何とか歩いて行ける距離なのを確認してあった。この時点ではダメージも軽くなっていたので、多分歩けるはず、そして赤字続きのJR北海道の売り上げにもわずかながら貢献するはずである。

540円の切符を買い、30分ほど待って石北本線上り各停に乗り込んだ。1両編成かと思ったら2両編成だった。乗客の半分くらいがランナーだったが、おそらく北見市とその周辺のランナーなのであろう。北見市の人口は網走市よりかなり多い。

列車は定時に網走駅を出発し25分ほどで西女満別駅に着いた。降車したのは私の他は1名だった。西女満別駅は本当に「何もない」駅だった。駅舎らしきものはあるが、除雪機などが置かれていて鍵が掛かっている、要するに倉庫。ホーム(砂利石敷き)に降りたらそれがそのまま一般道につながる。周りは樹々に囲まれ、ヒグマはいないとは思うがちょっと怖い。


きれいな夕日の中をトボトボ歩いて大規模な耕作地の中の直線道路に出ると北海道らしい広大な風景が広がっていた。西女満別駅から女満別空港まで直線距離だと500mほどだが、近道が存在しないため大迂回して2kmほど歩かねばならない。


周りに誰もおらず車もほとんど通らない迂回路をひたすら歩き、JR石北本線を跨線橋で越えるとすぐに女満別空港が見えた。30分以上かかってしまった。少し考えるとわかるのだが、この跨線橋の下に駅を作って、エレベーターか階段で上がれるようにすれば、空港まで徒歩5分の立派な「女満別空港駅」になると思うのだが、JR北海道にはその程度のアイデアも浮かばんのかい。

女満別空港には17時頃着いた。出発まで2時間以上あるがチェックインしてくれたので待合室でのんびりと時間をつぶし、無事JAL2726便に乗機、丘珠空港には定刻20:00に到着した。JRよりも格段に早く着き、早期割引運賃ならばJRと遜色ないのだからもはやJRに勝ち目はない。プチ鉄の私でさえそう思ってしまう。


丘珠空港からは停めておいた自転車で帰宅、網走への旅はあっけなく終わったが、オホーツク網走マラソンを無事完走できたし、何よりもこの大会がマラソンランキング第1位であることをランナーとして走ることで実感できたのは素晴らしい経験だった。おそらく2年連続ランキング1位は間違いないであろう。

いやはや楽しかったです。大会運営に携わった全ての関係者に感謝する次第です。ありがとうございました。

***完走記終了***

今日の札幌はしとしと雨。昨日の飲み会による二日酔い気味でもありおとなしくしておりました。

旧職場から、また文書のチェック依頼があって、これから2週間は忙しくなりそうです。換算すると時給300円程度ではありますが、貴重な収入源ゆえせいぜい頑張ります。

ラン資金     -17123円(網走遠征での交通費を計上)
月間走行距離    296km
年間走行距離    3114km
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オホーツク網走マラソン完走記-その2

2023-09-27 16:09:37 | マラソン大会
9月27日(水) 晴れときどき曇り(札幌)

昨日に続いて、オホーツク網走マラソン完走記-その2です。題して「真面目に走った後半戦」。

***完走記-その2***

中間点表示がなくて少々焦ったが、21km地点でタイムチェックをしており、それが、1時間57分30秒前後、単純にこれを倍すると3時間55分である。目標タイムより相当遅いので、加速だ加速、てなわけでペースアップしたがどの程度上げたらいいのかわからず、とりあえず少し上げただけ。

1km毎のキロポストでタイムチェックするのだが、累積表示(いわゆるスプリットタイム表示)にしていたため、疲労(老化が正しいか)した頭では暗算できずモヤモヤしていた。ただペースアップはできているので、キリのよい30km地点で計算、確認するつもりであった。

25km付近に梅干しとバナナがあった。バナナを欲しかったのだが、1本まるまる置いてあったので、そんなに食えんぞと思ってパス。通り過ぎたあとに気づいたのだが切ったのも置いてあったようだ。よく見ましょう。

26kmあたりからこのコース二回目のスライド区間に入る。こういうときに、仲間で参加している人たちはエール交換できていいなと孤高のプロランナー(自称)は一抹の寂しさを覚えるのであった。でも農大の女子大生には元気をもらったぞ(あ、男子にもです)。

27km手前で折り返し、29km付近でスライド区間が終わる。ここにエイドがあったのでコーラを補給した。冷えたコーラが乾いた心に沁み込みます。ありがたし。コーラに目を奪われてシジミ汁を逃したのがやや残念。

コースは公園のようなところをくねくねと走り再び能取湖沿いへ出た。公園なのでまばらだが人はいて、ランナーに声援を送ってくれるので手を振ったりして応えた。

いよいよ30km地点になり時計を押してタイムチェック。2時間46分12秒(公式タイムは16秒)、ということはキロ5分半ペースにはまだ借金が1分少々あるが、この10kmで約1分借金返済できたわけだ。少なくとも3時間52分(キロ5分半ペース)はイケるんじゃないかと算段した。そのために少なくともペース維持、できればさらにペースアップしたいところ。

能取漁港を過ぎ、平坦な海岸線(湖岸線か)をズンズン走り、やがてコースは再び内陸部へ、そして、ついに来ました「網走牛エイド」。当然一切れをいただいた。

う~~ん、はっきり言っていいですか。冷めて硬くなっているため噛み応えがあり過ぎてなかなか呑み込めないのである。あと、焼き肉のタレが欲しかったな。などとわがまま言っておりますが、味は結構イケていました。ありがとうございました。

なお、お気づきの通りここまで写真がない。真面目にペースアップしたため撮るヒマがなかったのだが、では前半は真面目じゃないのかと突っ込まれると返す言葉がない。また、ペースアップしたのに結構マメにエイドに寄っているではないかとのご批判も甘んじて受ける。

さて、内陸部の直線をズンズン走って35km手前で左折、サイクリングロードに入った。ここで一枚だけ写真撮影できた。


このサイクリングロードは、旧国鉄湧網線の廃線跡なので、プチ鉄の私には感慨深い。湧網線には乗ったことはないのだが、約40年前の自転車旅行中に湧別駅舎で一泊したことはある。

35km地点にまたエイドがあって、網走と縁のある山形県天童市のフルーツが置いてあった。それが、何と今年はシャインマスカットだったのでありがたく二粒をゲット。これが大きくてとても美味しかった。エイド食として最高なのはイチゴと思っていたが、シャインマスカットはイチゴを上回りますな(個人的見解です)。天童市の皆さん、ありがとうございました。次はラ・フランスでお願いします。

なお、シャインマスカットに目を奪われ35kmで時計を押すのを忘れてしまった。修行が足りんです。

サイクリングロードは狭くて追い越すのにも苦労するほどなのだが、鬱蒼とした樹々の中や網走湖畔を走るので非常に気持ちがいい。廃線前に、湧網線に乗って通ってみたかったとつくづく思うのであった。かなり立派な橋も渡った。写真を撮ったつもりだったが、残念、何故か失敗して残っていなかった。

35kmを過ぎて残りあと約7km、疲れてはいたけれども脚は残っていて、右足くるぶしの痛みもない(マヒしていただけだが)。完全に抜き勝手になっていて、それでモチベーションもアゲアゲホイホイである。フィニッシュでは網走ちゃんぽんも待っているはず、余命も短いのにここで頑張らないでいつ頑張るのか。

40kmを通過。タイムは3時間39分54秒(公式は51秒)。おお、ここへきて初めて平均でもキロ5分半ペースを上回った(それくらいの暗算はできた)。そして、残り2.195kmを10分で走れば3時間50分を切れるではないか。かなり難しいが、「なせば成る、なさねば成らぬ、ナセルはアラブの大統領」(小学生のときに流行ったギャグ)である。さらにペースアップ。

サイクリングロードに別れを告げ、広々とした大曲湖畔園地に突入。大曲という地名はおそらく網走川が蛇行する内側の河川敷だからなのだろう、平坦で素晴らしい場所であった。そしてはるか彼方まで広がるまっ黄色のヒマワリ畑…

のはずだったが、ほぼ枯れていた。市長のあいさつでは「満開は過ぎたがお辞儀をしてランナーを待っている」とのことだったが、はっきり言って「枯れた」が正しい表現と思った。でも「来年こそ満開のヒマワリに囲まれてフィニッシュするぞ」との気分にさせるには充分な景観ではあった。来年出るのか…

コの字になっているコースを、ペースを落とさず走った。すぐ横にフィニッシュがあり、そこまで見渡せるので心が折れそうになるところだが、意気軒高、脚もまだまだ残っていた。最後の直線、ここは素晴らしいフィニッシュへの花道だ。広い道、どこまでも澄み切った青い空、黄色い絨毯のようなヒマワリ畑(だったはず)の中をひた走ってフィニッシュゲートを通過した。手元の時計で3時間51分05秒(公式は07秒)だった。50分切りこそ届かなかったがあと約1分まで詰めたのはよくぞ走ったという感じ。

なお、ヒマワリの代わりに見てほしいと市長が言っていたコスモス畑はこれです。駐車場方面にありました。


***番外編へとつづく***

今日は、夜に親類との会合(単に焼き鳥屋での飲み会ですが)があるため早めにアップしました。

右足痛のためまだ走れません。札幌は絶好のランニング日和なのに…

ラン資金     -15533円
月間走行距離    296km
年間走行距離    3114km
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オホーツク網走マラソン完走記-その1

2023-09-26 19:09:45 | マラソン大会
9月26日(火) 曇り(札幌)

昨日に続いて、オホーツク網走マラソン完走記-その1です。スタート後の顛末ですが、今日は中間点付近まで書きます。

***完走記-その1***

スタート後、東京農大の学生諸君が大根踊りをしている前を通過した。ゲートを通るときにスタート時のロスタイムをチェックすべきだったが失念。普通ならば1分以上かかるので今か今かと時計を気にするのだが、ウェーブスタートのためあっさり通過してしまったのが原因である。

すぐに鏡橋を渡る。ここは確かに狭いのだが、元々細長い列なので全くストレスなく渡れた。よく考えられているのは運営が上手いからであろう。ただ、これ以上参加者が増えると今のスタート地点では狭すぎるかも。なお、今回のフルの参加者は2000人弱だったようだ。


橋を渡ってすぐに左折して国道へ。道も広くなり、声援も多くていよいよだなと気合も入ろうというものだ。しかしながら、やはり右足が気になる。おっかなびっくり着地しながら必要最低限のペースで走った。

1kmを過ぎてタイムをチェックしたところ5分57秒であった。ここでスタート時のロスタイムチェックを忘れたことに気づく。多分10秒くらいかなと推測、ならば1km5分47秒なので「ゆっくりと入る」の方針通りなので少し安心した。実際にはロスタイムは17秒だったのだが、誤差の範囲なのは幸運であった。

国道をズンズンと東に進み、JR網走駅のところで左折、網走川を渡って能取半島に突入した。最初のうちは住宅地のようなところを走り、平坦で声援もあるので何事もなく進んだ。気持ちには余裕があって、沿道の声援、特に子供には愛想よく手を振って応えた。

3kmを過ぎると海岸線に出た。オホーツク海ははるかかなたまで青い。青い空と青い海、最高である。前の方に岬が見える。割れたように見えるので二つ岩と呼ばれるところだとすぐにわかった。道の右に寄って写真を撮った。本当は右車線を緊急用に空けておかなくてはいけないのだが、前後を確認したので許してくだされ。


4km付近、出ましたカニ汁エイド! できればカニ汁は後半にあってほしいのだが、贅沢は言うまい、ありがたくカニ汁ゲット(写真撮影失敗)。美味しいのだが、さすがにカニの身までほじくっている余裕なし。残念。

5kmを通過した。時計を見ると28分01秒なので、ロスタイムを引いても少し遅めである。まあ、右足のことを考えるとこの程度で充分と思った。その右足だが、鈍痛はあるのだが、普通に走って我慢できる程度の痛みなので、せっかくの網走なのだから普通に走ろうと決意した。と考えているうちに山が近づいてきたぞ。

二つ岩のある岬の付け根のところを上り始めた。これが網走名物前半のアップダウンの開始である。確かに辛い上りなのだが、山坂の多い鎌倉族の私にはそれほどでもない。とはいえ、右足のことがあるので慎重に上った。上り切ると今度は下り。下りこそ脚への衝撃が大きくなるため右足に負担がかからないよう慎重に下りた。周りの人にズンズン抜かれるが気にしないことにした。下ったと思うとまた上り、それの繰り返しである。幸いにしてこの辺りは林の中なので木陰が多くて助かった。ランナーは自然に木陰の方を走るのだが、右側に木陰があるところでは、後ろから来た観察車に「左側に寄ってください」と注意されてしまった。木陰につられちゃいけません。


7.8km地点に自衛隊エイドがあり、トマトとコーラの提供があった。それに何故かイチゴもあったので、ありがたくトマトとイチゴをゲットした。イチゴが超美味しいぜ。

給水については頻繁にあるので全然問題なかった。農大の学生諸君はよく働いていましたね。ありがたいことです。この調子で日本の未来を支えてくだされ。

さて、最初のチェックポイント10km地点である。時計を押して確認すると56分47秒(公式タイムは56分51秒)であった。このタイムの評価は難しいところだ。本来ならば55分で通過したいのだが、アップダウンがあり、しかも右足のこともあるので、こんなもんかとも思った。ただ、このペースが続くならばサブ4ギリギリになってしまう。

とにかく前半アップダウンの終わる17km付近でその後のことを考えることにした。能取岬灯台を過ぎれば上りは終わりのはずだ。

能取岬は想像していたよりもはるかに素晴らしい絶景であった。空、海、草原、灯台しかないのである。観光名所なのだが、売店とかうるさい音楽などはなく、ただ遊歩道があるだけ。ホント、ここは絶景中の絶景であった。マラソン中であることを忘れそうになりながら写真を撮っていた。

コースは灯台を360度ぐるっと回るので四方八方から写真が撮れる。いいねぇ、ここ。




ただし、結構アップダウンがきつい。マラソン中でなければその辺の芝生にごろ寝して空でも見上げたいところなのだが。特に、灯台をあとにして戻るときの坂がきつかった。

この辺りにエイドがあって、いも団子かかぼちゃ団子を狙っていたのだが、残念、取り損ねてしまった。ああ、いも団子…

最後の上りをようやく上り切ってあとはただただ下り、そのあとはほぼ平坦のはずなので、まあ、ホッと一息というところである。少し走って今度はトンネルである。

美崎トンネルという長さ約1kmのトンネルが見えた。噂には聞いていたが、なかなかスケールの大きいトンネルであった。トンネルというと道マラ9km付近の創成トンネルを思い出す人もいるかもしれないが、あんな閉塞感は全くない。何しろ風通しがいいので日差しがない分快適でさえあるのだ。このトンネルなら42kmだって走れてしまうほどだ。トンネルの中に17km地点があった。


トンネルを出て、人家も何もないところをただただ走って、コースはやがて20km地点。すでに能取半島を半周して南に向かう道に入り、右手には能取湖が広がっていた。何となくだけど能取湖よりも網走湖の方がきれいなように感じた。


20kmでタイムチェックすると1時間52分12秒(公式タイムは16秒)であった。細かくは計算できないが、この10kmは55分くらい、つまりキロ5分半ペースなので、ようやく本来のペースに戻ったというところだ。目標タイムを3時間50分にしているため、少なくともキロ5分27秒程度で行く必要があるので、まだ借金が2分以上ある状態。

それを気合で挽回しに行くか、右足のこともあるし、キロ5分半ペースを維持するかで少し悩んだが、やはり目標タイムをブログに書いちゃった手前、3時間50分狙いで行くのが自称プロランナーの矜持ってもんじゃないのかと妙にテンションが上がり、前者の挽回作戦を採ることに決定、右足の痛みも少し軽くなってきたようだし(実際にはマヒしていただけだった…)。

一応中間点でタイムチェックしてどの程度ペースアップすればいいのか定量的判断をするつもりだったが、このコース、中間点の設定がなかったのだ。いきなりの肩透かしであった。

***つづく***

右足くるぶし痛ですが、昨日は腫れてやや黒ずんでいたのが、湿布の効果か黒ずみはなくなっていました。注意すれば普通に歩けるので快復傾向にあるものと思われます。

少しだけでも走って月間300kmにしておきたいところです。

ラン資金     -15533円
月間走行距離    296km
年間走行距離    3114km
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