観劇三昧:パノラマ党『天使×マキナ』
2017/4/4
12枚集めるとなんでも願い事がかなうという魔法の羽の1枚を手にした兄妹が、他の羽をめぐる争いに巻き込まれる話。
兄はトビオ、妹はマキナ。
他の登場人物はすべて手塚治虫作品の登場人物。
ヒロインのマキナだけよくわからなかった。
wikiの「デウス・エクス・マキナ」(機械仕掛けから出てくる神)という手法には、手塚治虫が嫌った手法と書いてある。
この考え方は面白いので、ちょっと深めて考えてみたい。
タイトルの意味がわかっていれば、そもそも夢オチ的な展開になるというのは、予想出来る範囲ということになるのかも。
実際、二人の冒険も既存作品の登場人物が無節操に出てくるし、さくさく人が死んでいくのも子供の妄想っぽい残酷さ。
逆に予想しておかないと、見た目のポップさと裏腹に凄惨な話に見えてしまう。
最後のまとめ方も見た目きれいだけど無間地獄っぽい。
================メモ===============
作:前西和成・村田元
演出:前西和成
公演時期:2008/08/28
配役:
天馬マキナ:染谷有香
天馬トビオ:タイソン大屋(劇団☆新感線)
怪盗ロック:井之上チャル
御茶ノ水博子:原尚子
チンク:隈本晃俊(未来探偵社)
レオ:石原正一(石原正一ショー)
サファイヤ:永倉聖子
バンパイヤ:石田アキラ(A.I.FILMs)
百鬼丸:副島新五
ジャック:宇野伸茂(I/X)
キリコ:小牧芽美(激富)
ウラン:島田りさ(E-flat)
織田信長:長尾ジョージ(爆苦連名世!)
ボッコ:SUN!!(ミジンコターボ)
ノッコ:黒田恵子(クロプロ)
ブッコ:黒田純子