我が国の100%エネルギー自給計画

我が国のエネルギー源を自然エネルギーで100%まかない、純国産エネルギー100%の国づくりを国家100年の計として目指す

太陽光発電の普及・節電定着…猛暑でも電力にゆとり(朝日新聞)

2015-08-10 06:43:06 | 日記
先週土曜日の朝日新聞の1面トップに、「太陽光発電の普及・節電定着…猛暑でも電力にゆとり」という記事が載りました。
電気は足りています。強引に原発を稼働しようとする政府の支持率が下がるのは必至です。
1面に関連する記事で「太陽光、ピーク時肩代わり 夏の電力需給 猛暑、晴れて本領」の中で、「国内の太陽光の導入量は、震災前の10年3月末に約280万キロワットだったが、15年3月末には約2700万キロワットと9・5倍に伸びた。実際の出力はその6~7割程度に下がると計算しても、増加分だけで原発十数基分ともいえる」という記述がちょっとひっかかりました。というのも、FITに合わせて「枠」は急激に増えたものの、実際に稼働が始まった太陽光パネルはまだそれほど多くないのだと思っていたので、震災後にすでに稼働している太陽光が原発十数基分もあるのが本当だとしたらすごいことだと思います。
仮にこれが執筆者の平林さんの事実誤認だとしても、読者としてはご愛嬌でしょう。「太陽光発電は不安定」というのは原発を動かしたい人たちのエクスキューズです。原発1基作るのに地元の理解などものすごく大変なコストがかかるのが、太陽光は反対者はほとんどゼロに原発一基分ができてしまう優れものです。
 不安定な電源をいかに制御するか、電力間の送電網を整備して、九州や北海道などの土地がある地域から大都市圏にどのように効率的に送電できるかに知恵を絞るのが本当の意味でのクリエイティビティーではないでしょうか。
 電力会社と電事連は政界工作や自分の城を守ることに汲々とする暇があったら、自然エネルギーの本格的な活用に知恵を絞るべきです。そうしないと、まっとうで優秀な若者は誰も入ってこないでしょう。

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