皆さまこんにちは~(○´∀`)ノ゛こんにちゎ★
今日も引き続きお正月に観たテレビ&DVDからのネタなんですが・・・
スピに興味を持つようになって精神世界のこと、意識や魂のことを学ぶようになってから、本やドラマを観ても随分と見方が変わったというか。
一つの作品からたくさんの要素が散らばめられていて、そこから学ぶこともとても多く。。
なので、わたしが特にこれはと思ったドラマなどをわたしなりの視点からの感想として書いていくのも結構おもしろいかも
なんて思い、新たに『感想部屋』というカテゴリーを作ってみました(・ω・)/
そんなわけで、先日の『僕等がいた』の記事もそちらに移し、新たに新設した『感想部屋』。
これからシリーズとしてボチボチ書いていこうと思いますのでどうぞヨロシクです
そして『感想部屋』シリーズ第2弾
今日も年末年始に観たテレビ番組からです(・ω・)/デス
年末年始のテレビ番組はわたしにとっては、くっだらない特番ばかりで毎年辟易とさせるのですが、その中にキラリと光る秀逸な番組を発見
それがタイトルにある「釜石の奇跡~3.11子供たちの記録」なんですが。
NHKでそれも割と朝の早い時間だったし、世間では今日が仕事納めという12月28日の放送だったので、見れなかった人も多かったと思うのですが、わたしは運がいいことに一足早く休みをとって、たまたまテレビのチャンネルを点けたので観る
ことができました。
調べてみると昨年の9月に放映されて、この日は再放送だったようです。
忘れもしない2011年3月11日に起きた宮城県沖を震源地とする東日本大震災。
タイトルにある釜石も津波による甚大な被害をこうむりました。
でも
海にほど近い場所に建つ釜石小学校の
児童184人全てが津波の被害を免れ、無事、非難
それも、生徒たちは午後から学校が休みで、各自、てんでバラバラにいて
学校にいて、先生の指示のもと全員避難。
というならいざ知らず、各自が家にいたり、遊びに出ていたりした先での個人の判断による危機回避。
これを奇跡と言わずして何と言おう
ということで、番組ではどのようにこの奇跡が起きたのかということを当時の様子を直接、児童にインタビューしながら再現していました。
その中で総じて言えるのは、日々の積み重ねが大事だということ
釜石小学校では事あるごとに津波襲来を想定した避難訓練をし、またその一環として近年、
大きな被害を出したインドネシア、スマトラ沖地震のおそらく場所はプーケットだと思うのですが、
海岸に津波が襲来したときの映像を何度となく見せられたそうです。
プーケットで起きた津波では日本人も被害にあって多数の死傷者がでましたよね。
その時の映像が子供たちの脳裏にはしっかりと焼き付いていて、地震の後、津波警報がなったとき、すばやく非難できたそうです。
そのとき大人は・・・というと、
津波ったって、どうせまたチョロチョロっと水がくるだけだろ~
なんてタカをくくっていたそうな。。
そして、子供たちに過去に起こった津波の映像を見せて、津波の恐ろしさを教えたり、
津波が起こったときの危機回避の方法を指導したのが群馬大学の教授なんですが、
この方が指導した方法がいくつかあって、全部は書き切れないので大雑把に書きますが、
一つが
想定を信用するな
ということで、これは
相手が自然のことだから、人間が計算ではじき出した想定を超えることも十分起こりうること。
だから、想定を丸のみで信じないで各自できちんと判断をするように。
ということで、この教えに見事こたえて最悪の状況を考え先の先を読んで避難した生徒がいて。。
さらに、指導の一つが
率先避難者たれ
ということで、これは今の日本人が殆ど該当すると思うのですが、警報が鳴っても中々逃げようとしない。
でも、一度誰かが一目散に逃げればみんな我先にと行動を起こす。
ということで、児童たちは非難するさい、大声で
「津波が来るぞ逃げろー
」
と言いながら避難先へと向かったそうです。
その声によって周りの大人たちもつられて逃げて無事に避難できたとか。
もう一つが
津波でんでんこ
とその地方では言われることで、でんでんこは「てんでバラバラに」という意味だそう。
意味としては、
おばあちゃんが子供が
弟が
と人の心配をする前に、まずは自分がしっかりと自分の命を守りなさい。
自分が一人でもしっかりと逃げれる子(人)なんだと家族に信頼されていれば、
結果、家族はそれぞれが安心して逃げれる。
というようなニュアンスなんですが、これぞ本当の絆
と思うんですよね。
あの震災以来、1年を象徴する漢字にもなりましたが「絆」という言葉がそこかしこで言われています。
でも、言われている中には
それって単なるなれ合いでは
と、思うようなものも多々あって。。
そんななかで、津波でんでんこの精神こそが本当の「絆」という気がします。
互いに依存し合うのではなく、個々がしっかりと自立してこその絆
他にも群馬大学の教授が指導したポイントがあるのですが、まぁ、ざっとこのあたりまでを見ても
奇跡といわれた釜石の子供たち。
何も特別なことをしたわけじゃない。
いつも学校で教えられていること、訓練していることを実際に行っただけ。
とインタビューでも口々に子供たちが言っていましたが、
「奇跡」というのは日々の積み重ねあってのこそなんだなぁ~とつくづく実感しました。
防災訓練なんてほとんどせず、津波のことを勉強してこなかったら
この釜石の奇跡は起こらなかったでしょう。
思えば「○○の奇跡」と呼ばれるものはみんな、日々の積み重ねがあって
あるとき、その成果がいかんなく発揮されたときに周囲の人がそれを奇跡と言うのでしょうね。
釜石の奇跡は「絆」と「奇跡」について深く考えさせられました。
番組自体、とても面白かったので皆さまも機会があればぜひ