今日で息子の高校の夏期講習が終了する。
前半の5日間は謎のメンタルペインで出られず、内科心療内科を経て
家でも体調を気遣いつつ、何とか後半5日間の内、1日を除き(保健室登校)
後の4日間は全て出席する事ができた。
原因は必ずあるはずだが、息子の心の中の事なので
正確には分からない。
まずは、1学期の期末2科目が酷く、三者面談でも指摘された事。
個別指導塾で、勉強していないのは停滞では無く後退であると指摘された事。
志望校が今のままでは箸にも棒にも引っかからないという事。
酷かった科目を父親に見て貰い、改めて、学校での集中力を欠いているのを
親子共々再認識した事。
オープンキャンパスへ行って、受験大学がリアルに感じられ、
また、行きたいと強く思う気持ちが生まれた事。
これ以外にもあるのかもしれないが
端で見ていると上記のことが複合的に息子にとって
プレッシャーになっているのではないかと推察される。
息子は家で全くと言って良い程勉強をしてこなかった。
家で勉強するのは宿題のみと言っても良いだろう。
当然のことながら、小学校を頂点として
どんどん成績は下がっていった。
IQが高く、所謂地頭が良いタイプではあるが、
そんなもん、ギフテッドぐらいでなければ、勉強しなければ
成人する頃には平均がせいぜいである。
勿論、それが悪い訳じゃないけれど、
こういうタイプでやっかいなのは、
「自分は頭が良い」と妙なプライドがあり
最終的な自分の環境に納得できない事だ。
所謂「まだ本気出してないだけ」である。
勉強するという基本ができないのは
もう、一生本気なんて出せないのだ。
本気を出さない人生を肯定できれば
それなりに楽しい人生だろうが、
いつまでも、理想に自分を投影していると
現実におかれる自分の位置とのギャップで不幸になる。
身近にそういう人がいるので、息子にはそうなって欲しくない。
私自身、息子と同じく、集団の勉強の途中で
妄想族と化して、全く聞いていない事が多く
そして、やはり、家でも全く勉強しなかった。
息子も私も、そういう特性がある。
(息子は診断済み)
私の場合、絵を描く、物語を作る、に特化していったので
それを生業に社会に出て行けたが、
息子は、そういう横道がまだないのである。
(私は、小学生の頃からその道に進むつもりでいた)
別に、偏差値の高い大学に行かなくても良いけれど
息子が興味が持てる進学先を考えると
今の所、勉強をするしかないのだ。
彼がこのまま、不登校への道を歩んだり、
勉強をしないままだったりするのであれば
息子なりに、幸福追求の道を模索して欲しい。
頭とは、本来、そのために使うものである。
夏期講習最終日も夕方の個別指導塾2コマも
問題無く終了した。
夏期講習後の帰り道に今まで襲われてきた症状も
今日は、もの凄く軽かったそうだ。
さて、9月からの新学期、どうなるのか?
まぁ、息子の心配事が大学進学なのだとしたら
勉強するのが一番の薬なんだけどね・・・
まぁ、そう簡単にいかないのが人生でござんす。