なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

今更だけれど紅白歌合戦

2025-01-21 08:52:21 | 雑感

ヤフーニュースで、未だに紅白歌合戦の記事が載るので

今更ながらだが、私も振り返ってみようと思う。

 

紅白は、自分がおせち料理を作るようになって

殆どまともに観たことがない。

 

たまに、正月旅行をまたいだりする時に

ある程度まとまって観られることもあるが

40年近く最初から最後まで何となくでも通しで観たことはないなぁ。

 

この間も、一応テレビは紅白がついていて

自分が好きな歌手の時だけ、手を止めて、台所から出て観に行った。

それも、段々、そこまでして観たい人も少なくなり・・・

たまたま、休憩の時とかに目に入った歌手がお気に入りなら観たり。

 

だから、私の中で、紅白の終わりは未だに「藤山一郎」なのである。

谷村新司になった時は違和感しかなかった。

勿論、素敵な歌手だと思うけれどね。

今は誰なのかしら?大トリはMISIAみたいだけれど。

男性陣の福山雅治は、もう少し相応しい人がいると思うのは私だけ?

 

そんな訳で、子どもの頃から基本的に時が止まっている。

私の紅白は、キャンディーズとピンクレディーを姉と共に歌い踊り、

フランク永井と菅原洋一のダンディーな声に痺れ、

サブちゃんをはじめとした演歌に聞き惚れ、

相良直美と水前寺清子の「ありがとう」コンビの歌を一緒に歌い、

市丸姉さんの三味線ブギウギを歌っては母に怒られ、

そして、藤山一郎の「丘を越えて」「青い山脈」「長崎の鐘」

今年はどれ?と思いながら、「長崎の鐘」だと涙を流し・・・

 

紅白がお祭りのような時代が私にもあった。

 

今は、色々な批判のある紅白だが、やはり、一応流している。

今年(去年だが)は、おせちを1日に跨がって作る事になったので

比較的気持ちに余裕があり、いくつかリアルタイムで全曲聴いたりした。

 

でも、やはり古めの曲を中心に聴いてしまうなぁ。

南こうせつ&イルカ、THE ALFEE、玉置浩二、B'z。

新しい人では、米津玄師、Creepy Nuts、こっちのけんと。

後は演歌では坂本冬美だけ聴く事ができた(後はタイミング合わず)

 

こっちのけんとさんは、明るい曲調なのに悲痛な叫びという

その対比が痛々しい。

息子も、玉置浩二やB'zは圧倒されたようだ。

 

この年は、能登の地震があったので、能登の歌を歌った石川さゆりや

坂本冬美をメインにしても良かったのに、と思った。

 

でも、総じて私は面白かったな。

今の私は、新しい歌をビジュアル付きで観る機会もないし。

(Spotifyで流す事があって、曲は知っている、というのは結構あった)

 

でも、書き出していて思ったが、市丸姉さんは、今だったら完全アウトだろうなぁ。

子どもだったので、何故母が嫌がるのか分からなかったが、

時代的に容認(寧ろ男性からしたら甲斐性?)されていた玄人さんといえど、

ああいう立場の人を許せない女性(特に既婚者)は当時もいたのだ。

スキャンダルを知っている母世代にとっては、やはり自分の立場としても

「敵」扱いだったのだろう。

ただ、社会はそうではなかった、という事だ。

 

今、某民放テレビを観ると、スポンサーが次々に降り

ACジャパンのCMばかり流れている。

まるで、震災後のようだ・・・

 

今は、女性絡みの問題は、当事者だけの問題ではなくなっている。

私は、丁度過渡期の世代なので、両方の声を聞くことが多いが

やはり、私自身は根底に嫌悪感があるのは否めない。

ただ、仕事となると・・・まぁ、人気商売は難しいだろうが

それ以外に能力がある人や企業の場合は、どこまでを責任とするのか。

少なくても、法の裁きを受ける事以外は、など、考え方は様々。

 

その内、「紅白」で男女を分けることも出来なくなるのかもね。