オメガ3は鰆などの青魚に豊富に含まれており、体に取り入れにくい「必須脂肪酸」の一つです。(Ayleeds / PIXTA)
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4. オメガ-3とオメガ-6脂肪のバランス
歴史的に見て、人間の食事におけるオメガ-6(リノール酸)を多く含むコーン油、大豆油とオメガ-3(α-リノレン酸)を含む青魚、えごま油の摂取比率はほぼ1:1でした。しかし、現在の西洋の食事は約20:1の比率になっています。この比率は炎症反応を引き起こし、それが痛みに影響を与える可能性があるのですね。
多くの加工食品や種子油にはオメガ-6脂肪酸が豊富に含まれています。一部の植物にはオメガ-3脂肪酸が見られますが、長鎖オメガ-3脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)を含むのは海洋性の脂肪を多く含む魚だけです。これらは生体利用率が非常に高く、健康に重要なのです。
オメガ-6とオメガ-3の比率が不均衡になると、肥満リスクが増加する可能性があります。このような状態は炎症反応を増やし、関節炎の痛みを制御するのに影響を及ぼすことが知られています。
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