石破茂首相が、国連改革に対する日本の積極的な姿勢を示した。首相は29日夜、東京都内で開催された日本国際問題研究所主催のシンポジウム「東京グローバル・ダイアログ」で講演し、国連の機能不全に対する懸念を表明するとともに、日本が改革に、主体的に取り組む意向を明らかにしたと、NHKなどが報じた。しかし、国連の問題は単なる機能不全だけの問題ではない。大紀元の社説では、この問題に迫る重要な指摘をしている。
石破首相は講演の中で、第二次世界大戦後の国連設立の経緯に触れ、「国連とは何なんだということに、ずっと答えが出ないままでいる」と述べた。この発言は、現在の国際情勢、特にロシアによるウクライナ侵攻をめぐる対応などで露呈した国連の機能不全を、念頭に置いたものと見られる。
首相は、国連が設立から約80年が経過した現在も、その本質的な役割や機能について、明確な答えが出ていないという認識を示した。この状況を踏まえ、日本が国際社会の一員として、国連改革に向けての「積極的取組」が必要だとを強調した。
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国連の機能不全に石破首相が警鐘 しかしそれだけではない国連の重要な問題
石破茂首相が29日夜、都内で講演し、国連の機能不全に対する懸念を表明するとともに、日本が改革に主体的に取り組む意向を明らかにした。しかし、国連の問題は、単なる機能不全だけの問題ではない。大紀元の社説が、この問題に迫る重要な指摘をしている。
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