山薬は脾臓、肺、腎臓を補い、非常に穏やかで、陰を潤す効果があります。(karin / PIXTA)
秋冬、肺を養う黄金の時期! *山薬粥で肺を潤し腎を補おう
*山薬(ヤマノイモ・ナガイモの根を、外皮をはぎ乾燥させたもの)
秋は全体的に下向き、収束感があります。「春生、夏長、秋收、冬藏」という言葉があり、自分自身の気分や生活リズムを調整して、秋冬に合わせて、すべてを徐々に沈静させるという微妙な調整が必要な時です。
秋は金に属し、肺気の機能は宣発と粛降(せんぱつ:上・外向きの気と、しゅくこう:下・内向きの気)で、全身の気を制御します。秋の全体的な「収斂(しゅうれん:引き締まること)」の気候と肺の作用は一致し、今後の冬の閉ざされた状態に備えるためです。五行説では金の表面には水が生まれますので、肺の気を適度に収斂させることで、夏の冷たい井戸水が、寒くなると逆に暖かく感じるように、陽気を腎に閉じ込めることができるそうです。よって、来年の生長を促進するための準備をするのですね。したがって、秋冬に肺を養うことができれば、体を強くできるのです。
しかし、秋冬はあらゆる呼吸器疾患が発生しやすい季節でもあります。
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます