2019年9月7日、天安門広場に隣接する通りの路地を警備する中国の準軍事警察。参考写真 (Photo credit should read GREG BAKER/AFP via Getty Images)
中国は21日、米中央情報局(CIA)に情報を提供したスパイ容疑で、同国政府の中国人職員を摘発したと発表した。留学先の日本でCIA職員と知り合ったとしている。これについて、識者らは「国内の経済危機から国民の目をそらす」ための中国政府による策略や、政府転覆を狙った国民による犯行の可能性があると指摘した。
中国国家安全部によれば、摘発された職員は、日本留学中にCIA職員にスカウトされた。米国から訓練を受けたこの職員は、中国に帰国後、何度もCIA職員に情報を提供し、見返りに金銭を受け取っていたとされる。
国家安全部は11日にも、イタリアで知り合ったCIA職員に軍事機密の提供を同意したとして、別の中国籍の軍需産業職員の摘発を公表した。
中国の元弁護士で、現在は事件評論家として活躍する頼建平氏は、中国が立て続けに2つの摘発事案を公表したことについて、崩壊寸前の中国経済から国民の目をそらすために「怒りの矛先を米国に向けようとしている」とエポックタイムズに語った。
就職難が叫ばれる中国では、若者の失業率が6月に過去最高の21.3%を記録した。これを受けて中国当局は16~24歳までの失業率の公表を停止した。
さらに17日には......
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