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この案件を7月末に引き受けてから、私は電話で現地に指示を出し調査を始めた。こうした地道な調査で、合わせて13の証拠を入手した。11月3日、私は助手を連れて瀋陽に行き、そこからすぐ夜汽車に乗り継いで丹東市へと向かった。時間の節約のため、我々は行商人用の車両に乗ることにした。雑然としているものの、安いからである。
丹東駅で下りた私の目にまず飛び込んできたのは、「新疆の高先生、ようこそ」と書かれた札を手に掲げる子供の祖母の姿だった。これには私も痛く感動した。というのも先方を煩わせまいと、丹東に着く日時を知らせていなかったのだが、祖母は11月1日から毎日、あの札を手に駅で私を待っていたのである。
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