「手抜き工事で、品質問題が多発する」と指摘されている湖南省婁底市新化県にある貧困扶助用住宅の外観。(中国のネットより)
日本の処理水をめぐる騒ぎの最中、中国官製メディアは湖南省の貧困扶助用住宅の品質問題について報じた。
中央ラジオ・テレビ総局(中央広電総台)8月28日付は、湖南省婁底市新化県にある貧困扶助用住宅(安置房)の住民から「私たちが住む住宅は、おから工事(ひどい手抜き工事)住宅だ」との苦情が多く寄せられていると報じた。この件をめぐっては「背景に汚職問題があるのではないか」とする疑いが広がっており、世論の圧力で婁底市や新化県の監察委員会は調査に乗り出したと発表している。
中国の「安置房(住宅)」とは立退き対象者への補償のひとつで、一般に相場より安い価格で購入できたり、無償で提供されたりする住宅のこと。
今回問題となっている安置住宅の施工業者は、国有企業の「湖南建工集団」だった。
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