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日本全国の警察を管理・運営している機関である「警察庁」と東京都内の警察署を束ねる「警視庁」のトップが同時に交代することが決まった。21日の閣議で、警察庁の露木康浩(つゆき やすひろ)長官(61歳)と警視庁の緒方禎己(おがた よしみ)警視総監(61歳)の退任が承認された。
後任には、警察庁の楠芳伸(くすのき よしのぶ)次長(58歳)が第31代警察庁長官に、迫田裕治(さこだ ゆうじ)警備局長(56歳)が第100代警視総監にそれぞれ昇格する。楠氏の長官就任は27日付、迫田氏の警視総監就任は28日付となる。楠新長官は広島県出身で京都大学法学部卒業後、1989年に警察庁に入庁した。交通部門を中心に幅広い業務を経験し、菅義偉元首相の官房長官秘書官も務めた実力者である。また、東京オリンピック・パラリンピックの警備・交通対策も担当した。
一方、迫田新警視総監は大阪府出身で東京大学法学部卒業後、1991年に警察庁に入庁。公安・外事部門の要職を歴任し、海外情勢やテロ対策に精通している。警視庁公安部長も経験しており、幅広い知見を持つ。
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