JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

【関西中国】中坪・そば蒔き

2010-10-20 | 関西中国地域ブロック
8月22日(日)に
兵庫県宍粟市の中坪地区で行われた
「中坪・そば蒔き」の報告です。

当日、JUONからは14名の参加がありました。
地元の方、中坪のふるさと会員を含め
総勢約30名での作業でした。

中坪の風景
中坪フィールド
そば播きの様子  そばまき
参加者とともにそば蒔きを行いました。



参加者の声

8月22日の日曜日、私は宍粟市中坪の
ソバまきに参加させていただいた。

山へと向かって広がる棚田の一角に車が止まると、
すでにJUONのメンバーや
地元中坪の方々が集まっている。
軽く挨拶が交わされ、すぐに作業がはじまった。
ソバの種を蒔くのは、かつて田んぼで
あったであろう、石垣に囲まれた畑。
綺麗に草の刈り取られた土は、深いこげ茶色で、
手で触ると、ひんやりとして気持ちいい。
この土のうえに、広く、薄く、ソバの種をまく。
その後、鋤や鍬、竹ぼうきなどで、
薄く土をかぶせていく。
鳥などから種を食べられるのを防ぐためだそうだ。

日が高くなるにつれて、
私は土をかぶせる作業に没頭していった。
日差しはじりじりと強さを増していき、
汗が止まらなくなる。
しかし、久しぶりに足の裏に感じる、
土の感触が心地よかった。

休憩中、地元の方に、中坪の林業の様子、
鹿による獣害の話などを伺った。
木を植えても直ぐに葉や皮を
食べられてしまうのだそうだ。
私の生まれ故郷、岐阜県の奥美濃でもそうだが、
森が荒れ、餌の少なくなってきた奥山から
里に降りてくる、野生動物による被害は
深刻なのだと、改めて知らされた。

お昼頃、十数枚の(元)棚田の畑に、
ソバの種がまき終えられた。
やがて、ソバが芽吹き、花開く日が楽しみである。
何より、ソバ粉を打って食べられる日が・・・。

このたび、直前になって連絡した私に、
嫌な顔一つせず、JUON関西の方を
紹介してくださった全国事務局、
自動車で送迎してくださり、
作業に加わるのを受け入れてくださった
JUON関西や中坪の皆さまがたに、心から感謝したい。
関西に引っ越してくることで、
地域を越えて広がっている、
JUONのネットワーク、その絆の深さ、温かさを、
身をもって感じることができた。
今後とも、微力ながら、人と人、人と環境、
都市と農山漁村を結びつける、JUONの活動に、
少しでも貢献させていただければ、幸いである。

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