JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

トキの島 森林の楽校2010夏

2010-10-20 | トキの島 森林の楽校
8月18日(水)~20日(金)
「トキ色の島 森林の楽校」(新潟県佐渡市)の報告です。
参加者は、9名(内地元4名)でした。

JUON NETWORKでは、
2002年から新潟大学のトキ野生復帰プロジェクトに協力し、
放たれたトキの居場所となる里山づくりを行なっています。



里山保全活動をしているキセン城にて




1日目の夜は、毎回恒例の本間先生による講義です。
トキに関する「なるほど!」という内容になっています♪






2日目は、キセン城にて里山保全活動を行いました。
午前は、えさ場を広げるための木の伐採をし、
午後は、棚田型ビオトープの草取り(メンテナンス)を行いました!




夜は、参加者・スタッフでの交流会です。




3日目の早朝には、トキのモニタリングに行きましたが・・・
残念なことに、トキを発見することはできませんでした・・・




野生復帰ステーション(放鳥されるトキの訓練施設)と
トキの森公園で、ようやくトキに会うことができました。




参加者の声

トキよ 翔け 佐渡の空へ(「トキの島 森林の楽校」に参加して)

8月18日~8月20日及び特別編21日~22日、
佐渡「トキの島 森林の楽校」に初参加しました。

佐渡島に初上陸した時は、
大地も風も空気も香りも体に感動を覚えました。
こんな素晴らしいところならもっと若い時に来ていたなら、
私の人生も変わっていたかな、と感じました。

そして、こういう環境ならトキも
「安心して優雅に飛翔できるよな」と前知識もない私は感じ
飛翔しているところも充分見られると思いました。

しかし、今年の猛暑でトキもダウン気味か、
我々の歓迎を拒んでいるのか、新潟大学のスタッフの皆様の
努力の甲斐も無く飛翔は見られませんでした。

しかし、なぜトキが絶滅したのか、
また人工繁殖の努力、生態系の研究、
トキが生活しやすいような環境作りなどなど、
新潟大学の皆様を始め
地元に暮らす人々、ボランティアの参加者、役所の人、
トキをこよなく愛する人々の研究、努力、労力、理解などが
いかに大変なものであるのか知りました。
また詳細なデータの蓄積による今後の方針、取り組み方など、
一言一言、一時一句が全て勉強になり、
また知識として習得することができ、本当に意義のある5日間でした。

今回の楽校の開校に対して色々お世話いただいた新潟大学の皆様、
地元の皆様、樹恩のスタッフの方たちに感謝するとともに、
私自身も微力ながら今後の活動にも積極的に参加し、
自由にトキが舞える環境作りを手伝いたいと思います。




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