JUON NETWORK イベント報告

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【関西中国】「第20回町並みと民家を訪ねる会」

2015-03-28 | 関西中国地域ブロック
3月28日(土)に和歌山県和歌山市・海南市で行われた
「第20回町並みと民家を訪ねる会」の報告です。

14名の参加がありました。


関西中国地域ブロック事務局より


恒例「町並み民家シリーズ」は20回を迎えて、今回は、紀三井寺とその南に下って、黒江の町を訪ねました。紀三井寺は桜が咲き始めるところとして名高く、黒江は根来の漆器を引き継ぎ、江戸期に大いに栄えました。そんな町並みを歩きました。

紀三井寺
 赤い楼門を抜けて、200段ある真っ直ぐに伸びる階段を登ると、桜のトンネルから境内に出ます。まだ満開には間がありましたが、あちこちに咲いていました。重文としての本堂・鐘楼・多宝塔などをゆっくりと見て回り、復路はゆっくりとした坂道を下って、一つ南駅にある、黒江の町に移りました。

紀州:黒江
 黒江駅から“黒江語り部”中西さんの案内で地元の人しか通らない路を往きました。黒江は入江を中心とした職工業の町です。
中言神社:紀の国名水「黒牛の水」が湧き出る神社で万葉の昔、当時は神社のある山のふもとまでが海で、牛の姿をした黒い大きな岩があったことから黒牛潟と呼ばれていたそうです。
浄国寺:浄土真宗のお寺として、往時の黒江の町の隆盛が忍ばれる立派で風格のあるお寺でした。
うるわし館・黒江ぬりもの館・黒牛茶屋:
狭い町中をぬけて、紀州漆器の伝統的技法である蒔絵などの商品や資料を展示して館があちこちにありますが、現在はこれらの製品造りが家内工業として出来なくなったそうです。従ってかなり寂れた町になっていました。ノコギリ状の町並みは昔の漆器職人たちの住居兼職場や問屋が、運河の通りに面して「のこぎりの歯」のように建ち並ぶ独特の古い町並みが残っていました。特にうるし桶を飾りにして町角に置かれている風情などが残されており、運河と職人・商人の匂いが色濃く残っている町ではありました。



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