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自灯明法灯明

「自らを灯(ともしび)とし、拠り所として、他を灯とすることなかれ。」

カナとの旅立ちに際して

2024年11月01日 | 日記
後一か月程で8歳の誕生日を迎える筈だった飼い犬「カナ」が、昨夜二度と私の元へ帰ることのない別れを告げて旅立ちました。
今年の暑い夏に具合が悪く成り嘔吐を繰り返す様に成り獣医に診てもらった所
暑さのせいで体力が落ちている、獣医はカナの触診を行い特別体に異常は感じられないので、モサブリドを与え涼しい所に居るようにして下さいとの事でした。
しかし、嘔吐は止まらず吐き気止めなどを処方して頂いたが、体調は悪化する一方でした。
このままではいかんと思い、別の動物病院へ行き見て頂いた。
超音波エコーやX線で体の内部を調べて頂いた。
胃の中に何か塊が有り胃の幽門辺りに停留しているとの事で、別の動物病院で
胃の内視鏡を受けることに成った、しかし胃カメラの前にカナが水を飲んでいたため中止となったが、担当の獣医が脾臓に大きな黒い影が有るので腫瘍の疑いがあるので手術をして切除した方が良いと言われたが、既にカナの体はガリガリに痩せて5Kg程痩せて体力が無いので、今の状態では手術のための全身麻酔には体力が持たないのでもう少し体力を付けてからにした方が良いといわれて、現在に至っていた。
餌は固形物を全く受け付けず、点滴等体力を付ける為に2・3日置きに病院へ行き注射を繰り返すことに成った。
しかし状況は改善せず、車で病院に連れて行くのもかカナの体力を消耗する事に成り、我が家で看取る事にしました。
色々な物を買って来て食べさせようとしますがそっぽを向いてしまいます。
唯一受け付けたものは甘酒に栄養剤の入ったチュールを混ぜて、匙で一口一口流し込んで命を繋いでいましたが、昨日の夜遅く突然唸り声をあげたり食べた物を戻したり苦しそうな姿を見せているので、水を匙で飲ませたり体をさすって一旦落ち着いたので午前過ぎて、一旦私も休むことにしました。
2か月間にわたる看病で私も疲れてしまい寝てしまいました。
翌朝昨夜の疲れから6時ごろに起きてカナを見に行くと、旅立っていました。
約8年間に渡るカナとの朝夕の散歩では雨風でも出かけ欠かすこと無く(今年の夏以降は朝か夕のみ)付き合いの総距離は私が入院していた時以外は、凡そ2万kmにも成りました。
兎に角カナは散歩が好きで、途中で引き返そうとすると、カナは足を踏ん張ってもっと歩くんだ言わんばかりの姿を良く見せました。
でも体力が落ちてからは散歩の途中でカナを抱いて帰る事もしばしばでした。
お蔭で私も歩く事には自信が出来ました。
寝ていることが多く成ったカナをおしっこで抱いて外へ連れ出すと、散歩に行くのだろうと思っているのか、ヨタヨタと少し歩いて倒れ込む姿は涙を誘いました。
一緒に歩くことは、これからは無くなりましたが、これからは私一人での散歩に成ります。
先日は歩けなく成ったカナを抱いて近所を一緒に歩きました。
手のひらに乗る位の小さな奴で寂しいときには人間の赤ちゃんが、悲壮な声で泣く声にそっくりで私も心が折れました。
カナはお転婆でしたが、とてもフレンドリーでした番犬としても優秀で、隣の家の番犬迄していました、でも無駄吠えは一切有りませんでしたね。
カナちゃん、貴方のお蔭で私の人生の一時期を充実した日々を送ることが出来ました。
この日記を書いている時にも涙が止まりません。
カナちゃん有難う。
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