金山城
2013年初訪城
2013/1/5
岐阜県可児市のお城めぐり
本能寺の変で信長とともに散った森蘭丸のふるさと
≪ お城の概要 ≫
城名: 金山城
よみ:カネヤマ
別称:烏峰城・兼山城
所在地:岐阜県可児市兼山字古城山
現状:蘭丸ふるさとの森・山
築城年代:天文六年(1537)
築城者:斎藤正義
形式:山城
遺構:天守跡・本丸・二の丸・三の丸・出丸・東腰曲輪跡・二の丸物見櫓跡・北方物見台跡・三の丸門跡・大手桝形・天守台西南隅石・搦手門礎石・伝森蘭丸産湯の井戸・建物礎石・石垣
規模:標高276m、比高172m、180m×108m、面積20,000m2程
文化財:県指定史跡
訪城日:2013/1/5
≪ 訪城記 ≫
国道21号を木曽川沿いに車で走り、新太田橋信号を右折して木曽川に架かる新太田橋を渡り、住吉南の信号を左折、上恵土本郷西の信号手前で左脇道に入り、もう一度国道21号に入る、しばらく直進し、上恵土信号を左折県道381号を直進、下渡橋南信号を右折して、すぐのT字路を左折、約300mで次のT字路に案内板があり南に右折、谷を越えると兼山小学校の北側角に「蘭丸ふるさとの森」第一駐車場がある。
そこに車を駐車して、そこから徒歩で小学校沿い約250m行くと、右手が団地になり、「金山城跡へ」と書かれた案内板がある。ここが登城口で山へ登っていくと第二駐車場が右手、左方向に行くと「蘭丸広場」、わたしは本丸跡を目指してまっすぐの道を登っていくと大堀切で三叉路があり案内板のとおり左方向へ進む、しばらく行くと崖に出た物見櫓(あづまや)がある。
そこから「蘭丸広場」や出丸跡の崩れかけた石垣を見ることができる。
物見櫓からすぐに本丸へ向かう階段があり、登っていくと三の丸門跡に礎石が残っている。右手には石垣跡、さらに奥が三の丸で、そこから水の手へ降りる道がありますが、危険なため通行止めになっています。山の丸の一段上左側には北方物見台跡があり崩れた石垣の石が散乱しています。その奥に行くと二段の帯曲輪があります。
引き返して石段を登ると右側に二の丸跡があり、奥に行くと二の丸物見櫓跡があります。
さらに本丸目指して石段を登ると大手桝形に着きます。そこを右に行くと広い曲輪があり、建物跡の礎石が残っている。
元の道に帰ると本丸入り口に天守台西南隅石があり、算木積みの石垣が残っています。ここを抜けるといよいよ本丸です。
本丸跡は広い台状地で奥に神社の社殿があります。その前に金山城天守の説明板がります。ほかに建物跡の礎石や城址碑、「美濃金山城-興亡の歴史-」と書かれた説明板もあります。
さらに社殿右側に搦手とおもわれる桝形が残っています。そこを通って搦手へ向かう神社裏側が東腰曲輪跡で石垣が残っています。さらに搦手門礎石、その下が左近屋敷跡です。
そこから引き返し物見櫓(あづまや)からすぐの登り口へ、そこから案内板に従って出丸跡へ行きました。出丸を抜けて下へ降りていくと「蘭丸広場」で大手道を降りる右手に「伝森蘭丸産湯の井戸」があります。
第一駐車場から本丸まであちこち見て歩いたので約1時間かかってしまいました。
駐車場はほかに出丸跡や蘭丸広場にもあります。
金山城の天守閣を犬山城に移築された「金山越え」の伝説が残る。
≪ 歴 史 ≫
天文六年(1537) 斎藤正義が斎藤道三の東美濃攻略の将となり兼山村の烏峰山頂に烏峰城を築いて与えられる。
天文十七年二月 正義が久々利城において久々利悪五郎に謀殺される。
永禄八年(1565) 森三左衛門可成、兼山城主となる。
元亀元年九月(1570) 可成が近江宇佐山の戦いで討死する。
二代目森長可が跡を継ぐ
天正十年四月 武田勝頼攻めの功により信濃四郡を加封され川中島海津城城主となる。
天正十年六月 信長が本能寺に斃れると金山城に帰城する。
東美濃を制圧
天正十二年四月 長可が長久手の戦いで討死する。
長可の末弟忠政が跡を継ぐ。
慶長五年二月(1600) 忠政が川中島十三万七千五百石に移封され、犬山城主石川光吉領となり、翌年廃城となる。
≪ 写 真 ≫
登城口
物見櫓から見た蘭丸広場
物見櫓から見た出丸石垣
本丸への登り口
三の丸門跡
三の丸門跡の右側石垣
二の丸物見櫓跡
大手桝形
天守台西南隅石
本丸跡
金山城址碑
搦手桝形
東腰曲輪の石垣
左近屋敷と思われる帯曲輪
本丸から見た大手桝形
出丸跡
物見櫓
伝森蘭丸産湯の井戸
≪ アクセス ≫
<公共交通機関>
名鉄広見線明智駅からYAOバスで城戸坂バス停下車、徒歩15分
<車>
東海環状道可児御嵩ICを下り、国道21号を右折、柿田交差点を右折、県道381号を直進し高倉口交差点を右折、約100m行って左折する。まっすぐ行って山田公民館前の三叉路を右折、東海環状道の下を抜けしばらく行くと兼山小学校がある。小学校北側三叉路を右折すると金山城入口です。
≪ 位置図 ≫
登城口
本丸跡
紹介したお城の数 6城
2013年初訪城
2013/1/5
岐阜県可児市のお城めぐり
本能寺の変で信長とともに散った森蘭丸のふるさと
≪ お城の概要 ≫
城名: 金山城
よみ:カネヤマ
別称:烏峰城・兼山城
所在地:岐阜県可児市兼山字古城山
現状:蘭丸ふるさとの森・山
築城年代:天文六年(1537)
築城者:斎藤正義
形式:山城
遺構:天守跡・本丸・二の丸・三の丸・出丸・東腰曲輪跡・二の丸物見櫓跡・北方物見台跡・三の丸門跡・大手桝形・天守台西南隅石・搦手門礎石・伝森蘭丸産湯の井戸・建物礎石・石垣
規模:標高276m、比高172m、180m×108m、面積20,000m2程
文化財:県指定史跡
訪城日:2013/1/5
≪ 訪城記 ≫
国道21号を木曽川沿いに車で走り、新太田橋信号を右折して木曽川に架かる新太田橋を渡り、住吉南の信号を左折、上恵土本郷西の信号手前で左脇道に入り、もう一度国道21号に入る、しばらく直進し、上恵土信号を左折県道381号を直進、下渡橋南信号を右折して、すぐのT字路を左折、約300mで次のT字路に案内板があり南に右折、谷を越えると兼山小学校の北側角に「蘭丸ふるさとの森」第一駐車場がある。
そこに車を駐車して、そこから徒歩で小学校沿い約250m行くと、右手が団地になり、「金山城跡へ」と書かれた案内板がある。ここが登城口で山へ登っていくと第二駐車場が右手、左方向に行くと「蘭丸広場」、わたしは本丸跡を目指してまっすぐの道を登っていくと大堀切で三叉路があり案内板のとおり左方向へ進む、しばらく行くと崖に出た物見櫓(あづまや)がある。
そこから「蘭丸広場」や出丸跡の崩れかけた石垣を見ることができる。
物見櫓からすぐに本丸へ向かう階段があり、登っていくと三の丸門跡に礎石が残っている。右手には石垣跡、さらに奥が三の丸で、そこから水の手へ降りる道がありますが、危険なため通行止めになっています。山の丸の一段上左側には北方物見台跡があり崩れた石垣の石が散乱しています。その奥に行くと二段の帯曲輪があります。
引き返して石段を登ると右側に二の丸跡があり、奥に行くと二の丸物見櫓跡があります。
さらに本丸目指して石段を登ると大手桝形に着きます。そこを右に行くと広い曲輪があり、建物跡の礎石が残っている。
元の道に帰ると本丸入り口に天守台西南隅石があり、算木積みの石垣が残っています。ここを抜けるといよいよ本丸です。
本丸跡は広い台状地で奥に神社の社殿があります。その前に金山城天守の説明板がります。ほかに建物跡の礎石や城址碑、「美濃金山城-興亡の歴史-」と書かれた説明板もあります。
さらに社殿右側に搦手とおもわれる桝形が残っています。そこを通って搦手へ向かう神社裏側が東腰曲輪跡で石垣が残っています。さらに搦手門礎石、その下が左近屋敷跡です。
そこから引き返し物見櫓(あづまや)からすぐの登り口へ、そこから案内板に従って出丸跡へ行きました。出丸を抜けて下へ降りていくと「蘭丸広場」で大手道を降りる右手に「伝森蘭丸産湯の井戸」があります。
第一駐車場から本丸まであちこち見て歩いたので約1時間かかってしまいました。
駐車場はほかに出丸跡や蘭丸広場にもあります。
金山城の天守閣を犬山城に移築された「金山越え」の伝説が残る。
≪ 歴 史 ≫
天文六年(1537) 斎藤正義が斎藤道三の東美濃攻略の将となり兼山村の烏峰山頂に烏峰城を築いて与えられる。
天文十七年二月 正義が久々利城において久々利悪五郎に謀殺される。
永禄八年(1565) 森三左衛門可成、兼山城主となる。
元亀元年九月(1570) 可成が近江宇佐山の戦いで討死する。
二代目森長可が跡を継ぐ
天正十年四月 武田勝頼攻めの功により信濃四郡を加封され川中島海津城城主となる。
天正十年六月 信長が本能寺に斃れると金山城に帰城する。
東美濃を制圧
天正十二年四月 長可が長久手の戦いで討死する。
長可の末弟忠政が跡を継ぐ。
慶長五年二月(1600) 忠政が川中島十三万七千五百石に移封され、犬山城主石川光吉領となり、翌年廃城となる。
≪ 写 真 ≫
登城口
物見櫓から見た蘭丸広場
物見櫓から見た出丸石垣
本丸への登り口
三の丸門跡
三の丸門跡の右側石垣
二の丸物見櫓跡
大手桝形
天守台西南隅石
本丸跡
金山城址碑
搦手桝形
東腰曲輪の石垣
左近屋敷と思われる帯曲輪
本丸から見た大手桝形
出丸跡
物見櫓
伝森蘭丸産湯の井戸
≪ アクセス ≫
<公共交通機関>
名鉄広見線明智駅からYAOバスで城戸坂バス停下車、徒歩15分
<車>
東海環状道可児御嵩ICを下り、国道21号を右折、柿田交差点を右折、県道381号を直進し高倉口交差点を右折、約100m行って左折する。まっすぐ行って山田公民館前の三叉路を右折、東海環状道の下を抜けしばらく行くと兼山小学校がある。小学校北側三叉路を右折すると金山城入口です。
≪ 位置図 ≫
登城口
本丸跡
紹介したお城の数 6城
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