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丹波亀山城

2013-01-26 13:23:50 | 京都府
 丹波亀山城

2013/1/13

京都府亀岡市のお城めぐり

 明智光秀が丹波攻略の拠点とした居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 丹波亀山城
よみ: タンバカメヤマ
別称: 亀山城・亀宝城・霞城・亀岡城
所在地: 京都府亀岡市荒塚町内丸
現状: 大本教本部・南郷公園
築城年代: 天正五~七年(1577-79)
築城者: 明智光秀
形式: 平城
遺構: 本丸石垣・大堀・内堀・外堀・井戸
規模: 本丸838坪半、標高114.64m、比高23.1m
文化財:
訪城日: 2013/1/13


≪ 訪城記 ≫

園部城から丹波亀山城へ向かう。
園部城を出て、国道9号山陰道を南下、亀岡市内に入り、加塚交差点を斜め方向に左折、亀岡市役所前を東へ約600m、道なりに左斜めに曲がる道をそのまま進むと右手に内堀沿いの南郷公園がある。この公園の終わりにある交差点を右折すると亀山城のある大本教本部前の道に出る。大本教本部の案内板が出ているので分かる。
境内に無料駐車場が完備されている。

車を駐車したら、まず、みろく会館に入り、事務の方に亀山城跡を見せてほしいとお願いするとパンフレットとお祓いを受ける万祥殿への行き方を教えてもらえる。
さっそく、万祥殿へ万祥橋手前の手水舎で手を洗い、万祥殿右側の受付で亀山城跡を見させてほしいと頼むと万祥殿の前でお祓いをしていただける。
お祓いが済むと万祥殿左端を通り抜けると、二つ門があり、通り抜けた右側が本丸跡ですが、教団の聖地となっていて入ることができません。本丸へ入れないのが非常に残念です。
しかし、本丸への石段脇の隅の本丸石垣は見事です。この石垣などは教団が荒れていた城跡を再建されたようです。この石垣の通りの左側には井戸跡と土塁跡らしき盛り上がりのある場所があります。
他には、万祥池付近の石垣、この石垣には天下普請の跡である刻印が見られ、万祥池の奥は空堀跡です。
教団入り右口の道沿いを北へ行くと南郷公園があり、広い内堀跡が見られ、公園の西隅には亀山城鯱瓦が一対飾られています。また、丹波亀山城址碑もここにあります。


≪ 歴 史 ≫

天正五~七年 (1577-79) 明智光秀が丹波攻略の拠点として中世の亀山砦を拡張して築城する。
天正十一年 (1583) 山崎の合戦後、羽柴秀勝(信長四男)、豊臣秀勝(関白秀次の弟)、小早川秀秋と城主が代わり、以後、代官が置かれる。
慶長十四年 (1609) 岡部長盛が城主となり、大坂方へに備え天下普請で城を拡張する。一説に藤堂高虎が縄張りをして、今治城の天守を移築したそうです。
その後、城主は大給松平氏、菅沼氏、藤井松平氏、久世氏、井上氏、青山氏、形原松平氏と移り、明治維新を迎える。
明治十年 (1877) 天守閣が解体され、本丸一部の石垣を残して運び去られる。


≪ 写 真 ≫


大本教本部入口


みろく会館


万祥殿(お祓いを受けるところ)


本丸石垣


本丸石段


井戸


万祥殿から本丸へ入る門


門横の石垣


万祥池横の石垣


万祥池横の石垣の刻印


万祥池奥の空堀跡


内堀跡(南郷公園)


南郷公園にある鯱瓦


南郷公園に建てられた亀山城址碑

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR山陰本線亀岡駅から徒歩10分
<車>
京都丹波道路亀岡ICを降りて重利信号を右折、国道372号を東進、加塚交差点を直進、亀岡市役所前を東へ約600m、道なりに左斜めに曲がる道をそのまま進むと右手に内堀沿いの南郷公園がある。この公園の終わりにある交差点を右折すると亀山城のある大本教本部前の道に出る。大本教本部の案内板が出ているので分かる。


≪ 位置図 ≫

丹波亀山城


南郷公園


紹介したお城の数 17城



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大野 信長,加唐 亜紀,有沢 重雄
西東社