おおした鍼灸院 TEL 03-3401-8918
鍼は身体へ刺さないと効果がない…
そんな事はありません!!
痛いから効果があがるとか、熱いのを我慢すれば治るとか、なんでそんな事になったのかなぁ…。
鍼灸の道具は時代時代で代わってきてます。
そう、古代のものと現代ではかなり様子が違います。
「霊枢」九鍼十二原篇に九種類の鍼が紹介されてます。
現在最もよく用いられているのが毫鍼と呼ばれる針。
鍼といったら………って皆さんが想像されているもの、それが豪鍼。
身体に刺すコレのことです。
≡≡≡≡≡―――――――――――――
こんな形のやつね!!画像撮るの面倒くさくなっちゃって手抜きしちゃってすみません。
・・・・・・・と思ったら2005年に書いた記事に写真ありました~
ハリって痛いの?(1)
ハリって痛いの?(2)
コレを背中に刺してるとこ、テレビとかで見たことあるかと思います。
コレって0.2ミリ弱ですから、髪の毛ほどの太さです。
よ~く考えたら、ずっと昔、そんな細いのが作られたなんて考えられないですよね?
(いや、すんごい技術があったかも知れません。宇宙と交信していたんじゃなかろうかといった施設もあるくらいですから、ホントはもっと細くいものや、痛くなく刺せる針を作ってたかもしれませんが、とりあえず現実問題ちょっと無理かな…)
私が習った治療法で、現在も続けている鍼灸治療は身体と心のバランスを調整するというもの。
それでなくても弱って弱って、お薬使って、痛い注射されて、夜も眠れなくって、お仕事も続けて…
そんな弱っている人に、代謝されるまでにえらい体力使っちゃうお薬飲ませて、手術やらなんやらでエネルギー使いきって、治す力もそぎ落とされて、一見治ったかにおもいきや、いろんな症状が出て苦しんで…
つらいけど皆がんばってるのよ、我慢すればよくなるわよ!!
なんて言われながらがんばってる。
そりゃあ救急時は必要ですよ、事故なんて一刻を争うものですから。
ガンでさえもそのような場面が多いですから、手術やら放射線治療やら、どぎついお薬やら全く持って否定しないどころか、必要とあれば私も使ってもらいたい!!
でも、体力そぐだけの治療ってどうなんだろうね。
体力落とさないようにしながらそういうの使うのもありだと思うんですが…
ということで
身体のバランスが良くなってくりゃ、中からググっと元気がみなぎってくる!
そんな経験ないかなぁ
あっ…これでよくなる。
やったぁ、ラッキー……!!なんて経験。
そういった治療を目指してるんですよね、
なんだかわからないけど、いつの間にか治るんじゃないかって信じちゃえる治療を。
昔は筋肉を緩めるとか神経を興奮させたり抑えたりする発想なんて無かったです。
それどころか、身体が動く仕組みって神経とかじゃない別のところに求めてました。
だから、どう考えても、もともと鍼は身体に突き刺すのが目的で作られたんじゃ無いような気がします。
前述の九鍼十二原篇に出てくる鍼に「円鍼」・「てい鍼」というものがあります。
この二つは刺すことのできない鍼です。
表題の写真は私が使っているてい鍼の色々です。
本治法と呼ばれる、身体全体の気の流れをダイナミックに変える治療にはもってこいの鍼がこれ!
写真には同じようなのがたくさんありますが、ほぼ同じです。
本当にチョコッとの違いを試したくって購入してたら、いっぱいになっちゃった!
(往診かばんにも入ってるし、いくつぐらいあるんだろう…)
ホントはいろんな形のものがあるのですが、同じような形状のものばかり買っちゃって、なにしてるんだろ??
でもコレが大切。
これでもいちおうプロの端くれ。
先っちょの大きさとか長さとか、時と場合に合わせて「な~んちゃって」ながらも代えてるですよ!!
脉診ができたら、この皮膚に当てるか当てないかで勝負する「てい鍼」は使いたい放題!!
脈の変わり方がエゲツないんで、患者さんの身体で楽しんじゃってます。
そんでもって皆さんの身体も楽になる!
もちろん刺しちゃう事のできる鍼も使いますよ!
これも上手に使いますよ~(自称)!!
とりあえずそんか感じ…かな?
元気になって妙なテンション。
とりあえず今日は暑くなる模様!!
がんばろうね。
息するだけでも大変なんだから、とにかく一日無事に過ごそうね。
それだけでラッキーなんだからね。
私も今日もいい日だったと思えるよう、全力でボチボチやる予定!
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