かなり前に凧揚げと五行の関係を書きましたが、今回は桃太郎と五行の関係についてちょっと書いてみようかと思います。
なぜ凧揚げはお正月??
2005年12月13日 | 東洋医学、東洋思想
ところで桃太郎のお話はご存知ですよね?
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に…から始まるあの有名なおとぎ話。
川上から流れてきた大きな桃を二つに割ると、中から元気な赤ん坊。
桃太郎と名づけられたこの子は大きくなって、村人たちが苦しめられている鬼が島に。
旅の途中で出会った「犬」、「猿」、「雉(きじ)」にきびだんごを与え、旅のお供に。鬼との一戦で3匹は大活躍。
みごと鬼を退治し、金銀財宝を手に村に帰る…、というお話でした。
実はこの桃太郎のお話、陰陽五行説と深い関係があるんです。
陰陽五行説とは全てのものを陰と陽に分類し、また木・火・土・金・水という5つの事象にも分けてもの事を考える東洋思想を言いますが、桃太郎のお話もこの陰陽五行論の上に成り立っています。
先ず鬼のいる方角ですが、陰陽五行の世界で鬼門は「丑寅(うしとら):北東」です。
ここでは「東」に鬼がいると考えてください。
この方角(方位)、東洋思想では干支(えと)で分類されます。
- 東を表すのが、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)
- 南を表すのが、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)
- 西を表すのが、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)
- 北を表すのが、亥(い)、 子(ね)、丑(うし)
鬼は東にいる…東は五行では「木」で表現されます。
<鬼=東=木>
「木」はいつも「金」から攻撃をうけています。つまり「金」はいつも「木」を抑えようとしているんです。→「金剋木」
ところでこの「金」ですが方角では「西」を表します。
この「西=金」、干支でみてみると、なんと「申さる」「酉とり」「戌いぬ」ではないですか…
「金」を意味する動物をつれて東にいる鬼退治に出かける。
五行がきっちり入っています。
最後に「桃太郎」の桃ですが、これも五行の中にいます。
五行には色体表というのがあり、そのなかに五果の項があります。
それを見ると「木=李」、「火=杏」、「土=棗」、「金=桃」、「水=栗」とあり、桃は「金」を表す果物ということになります。
ここでも「金」がでてきましたね。
「金」を表す桃太郎にこれまた「金」を表す犬、猿、雉を従え、鬼を退治し「金」銀財宝を手に入れる。
そういうお話だったんですね!
説明に無理がある??
自分のなかでは勝手に納得!です。
陰陽五行で検索していたらここにたどり着きました。
とても素敵で、興味深い記事を書かれていますね。
こちらは、東洋と西洋の叡智を広げる活動をしています。
よろしければ遊びに来て下さいね。
http://www.yumenomiya.com/