外苑のいちょう並木の入口にて🤗
さっき道端で分けてもらったいちご大福
治療院で美味しくいただきました( ´∀`)
年間出生数 初めて80万人下回る可能性 10月まで過去最少ペース
(NHK WEB 2022年12月21日)
ことし1月から10月までに生まれた子どもの数は速報値で66万9000人余りと前の年より3万3000人余り減少し、過去最少のペースであることが厚生労働省のまとめで分かりました。
去年1年間の日本人の子どもの出生数は81万人余りで、今のペースのまま推移すれば、ことしは国の統計開始以来、初めて80万人を下回る可能性があります。
去年1年間の日本人の子どもの出生数は81万人余りで、今のペースのまま推移すれば、ことしは国の統計開始以来、初めて80万人を下回る可能性があります。
患者さんに、この時代に四人も子どもがいて羨ましいと言われ、そこから少子化の話が始まった。2022年は初めて80万人下回る可能性があるとのこと(すでに確定データが出ているかもしれないが、探しきれていない)。ちょうど私が丙午世代でその年の出生数が激減したとの話をしたらご存じない。私もうろ覚えなので、当時のことを調べてみた。
干支の中に丙午(「ひのえうま」と言う)と呼ばれる年がある。1966年(昭和41年)に生まれた人がこれにあたる。私は1967年生まれなので丙午では無いのだが、早生まれなので丙午世代に含まれる。この1966年は出生数が大幅に減ったのが特徴で、その数136万人は前年より46万人 25%も減少していたことになる。翌年の1967年の出生数は194万なので実に42%の反謄をみている。だから私たち丙午世代は、他の学年よりだいたい1.2クラスは少ない。そんな現象が日本の各地で見られた。
ここで干支について紹介する。暦注の多くが陰陽五行説に基づくが、その柱となるのが干支である。干支は、十干と十二支の組み合わせで十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」で構成される。ちなみに十干はもともと10日をまとまりで数えるための呼称であった。3つの旬である「上旬、中旬、下旬」は今でも普通に使うので理解しやすいかもしれない。
ここで干支は10の干と12の支との組み合わせなので120通りではないかとの疑問を持つ方もいるかもしれないが実際は60通りしかない。これは十干を10に分けるのではなく、甲乙、丙丁、戊己、庚辛、壬癸の5つをセットで十二支と組み合わせるためである。つまり十干それぞれの一方と十二支を組み合わせれば他の一方とは組まないようになっているので「甲子、乙丑」はあるが「甲丑や乙子」は存在しない事になる。
ではなぜ丙午世代は人数がすくないのか、江戸時代のある事件から「丙午に生まれた女の子は縁起が悪い」という迷信が生まれたことに由来する。先にも言ったが干支は十干と十二支の組み合わせである。この中で「丙午」は十干の丙(ひのえ)と十二支の午(うま)の組み合わせ、丙は「陽の火」、午も「陽の火」を意味し、丙午は「火」が重なることになる。そこから「この年は火災などの厄災が多い」といった迷信が生まれ、生まれた人の性質も「炎のように激しい」といった迷信に変わっていった。
実際江戸時代、井原西鶴が書いた「好色五人女」の一人、恋人会いたさに自宅に放火した「八百屋お七」が丙午の生まれとのこと。その以降、この年生まれの女性は気性が激しく、夫を尻に敷き、男を食い殺し、死後「飛縁魔」という妖怪になるという迷信が庶民の間で信じられるようになった。
次回の丙午は2026年、50数年前にまじめに信じられたこの迷信が、3年後世間はどんなアクションを起こすのか。何か起こるのか、それとも全く何も起きないのか。なんだかんだと迷信や占い好きの民族である。どのような答えが待っているのか楽しみにしたいと思う
同居児法による「ひのえうま」の出生変動の計測と分析
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