旧暦では本日が最終日ですね。春節旧正月は中国で広がるウイルスに因む話で持ちきりですが、こんな話もありかと思いアップすることにします。
というのも、本当は12月末に書く予定でしたが、伸びに伸びて旧暦に合わせてもいいかな、って、、。
おおみそか
「おおみそか」とキーボードで打つと「大晦日」と変換されますが、この「みそか」は「三十日」とも書き、月の三十番目の日という意味だそうです。太陰暦では二十九日で終わる月もあり、これは「九日みそか(くにちみそか)」とよばれます。
ですから本来の意味はは月の最終日ということだそうです。
それが転じて月の最終日を意味するようになり、「大晦日」は一年の最後の月の最終日であることから「大」が付けられました。
ではなぜ「晦日」という字を当てるのかというと、晦日は「つごもり」とも読み、これは本来「月ごもり」の略で、月が隠れて見えなくなる事を意味したそうです。
太陰暦では15日が満月とされ、月はその後かけていき、最後の30日には月が見えなくなることから、「三十日」に「晦日」の字が当てられたとされています。
年越しそばを残すと金運に恵まれない!!!
年越し蕎麦を食べる習慣は江戸時代中期から始ったらしいです。元々月末に蕎麦を食べる習慣があったようですが、大晦日だけその習慣が残ったようです。
金箔職人が飛び散った金箔を集めるのに蕎麦粉を使ったことから、年越し蕎麦を残すと翌年金運に恵まれないと言われていました。
除夜の鐘
除夜の鐘は108回撞かれます。108という数字は人間の煩悩の数だという事を知っている人は多いと思いますが、なぜ108なのか調べてみました。眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があって6×3=18、この18それぞれに浄・染があって18×2=36の36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して36×3=108ということだそうです。
また、月の数12、二十四節気の数24、七十二候の数72を足した数が108で、1年間を表しているとの説もあります。
108にはこんな意味がある事を思って年末の除夜の鐘を撞いてくださいね(多分忘れてると思いますが)。
ところでお恥ずかしながら、鐘を撞くというときに使う「撞く」という字を知りませんでした。世の中知らない事だらけです。
それでは皆さんよいお年を……
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