「おおしたさん」のブログです

思っていることや考えていることを、気ままに書いています。

皮膚を甘やかさないようにしている私

2023年04月25日 | 健康
温冷浴に冬場の薄着、これを始めてかれこれ15年にはなると思う。温めるためには冷やすことも大切だと思い温冷浴を実践してきたが、これは多分正解だったと思う。現に風邪はひかなくなったし、感情に性格に、良い影響があったと思っている。

温冷浴を始める前はかなりひどい冷え性だった。治療家は手が大切、冷たい手だなんて言語道断。そう先輩鍼灸師に言われて落ち込む事も幾度となくあった。寒い冬の往診なんて、ホッカイロをずっと触りながら家に伺うものの、冷たい手は一向に温まらない。当時は筋肉を作って産熱ができれば冷え性が治るのではないかと思い、腕立て伏せとかをやってみたりもしたが、元来筋トレは不得意なので、続くわけがない。どうしたものかと色々考えても、良い知恵は浮かばない。そんな中、皮膚を鍛えたら変化があるのでは無いかと思い、それで若い頃かじった西式健康法を思いだした次第だ。

実は20代後半に八尾にある甲田病院で西式の道場で断食を学んだことがある。5日の漸減食に10日の断食、そして5日の漸増食という断食だったのだが、入院中はアクティビティがたくさんあり、とくに苦しいとは思わなかった。だが温冷浴だけはきつかった。元々の冷え性に何も食べていないのだから、体を温める力が元々ないわけだ、そんな中、水から入って水で終わるのが温冷浴の基本、それを2月のとても寒い時期に行うのだから、体は冷えていくしかない。この温冷浴だが、体表の毛細血管の再教育が目的で、毛細血管がちゃんと稼働すれば、体表に血液の膜ができて熱を逃さない構造になると本には書いてあった。

あっ、申し訳ない。自分が勝手にやっている西式からヒントを得た健康法、今の西式健康法とは関係無いので、西式モノホンやってる人で、気に障った方がいたらすみません。

まあそんなこんなで、筋トレによる産熱よりも熱を逃さない皮膚構造にするための温冷浴を思いつき実践することにした。

それで温冷浴をするために近所のお風呂屋さんに行ってみたが、すでに秋口、水風呂がどうにも辛すぎる。それでサウナと一緒なら水風呂に入れるかと思い、サウナと水風呂のあるジムを探してみた。そしたら秩父宮ラグビー場の隣のジムがまさにそう。月曜日から金曜日のデイタイム会員なら6000円、月額で良いという。月に15日行っても1回400円、それであわよくばジムトレを行い筋肉ムキムキになるかもとの淡い期待とも相まって、入会してしまった。結局筋トレ開始は1年ほど前。だからいまだムキムキにはなってないが、サウナと水風呂の併用は合っていたみたいで、出勤前のジム通いは10年以上続いている。

皮膚への鍼灸アプローチこそが脳への計り知れない影響を生み出すものだと思っている私なのだが、皮膚を温めるとか冷やすとかいったものも、脳へのポジティブな影響があると感じている。実は温め過ぎは気が漏れ過ぎてしまう嫌いがある。気が漏れれば、不安や心配もダダ漏れする。だから冷え性で温めることばかりを考えている人に、ピリピリしている人が多いのではないかと推測するのだ。そんな、ちゃんと冷やそう、といった変態的な話に乗ってくれる人は、やはり適当で明るい人ばかり。類は友を呼ぶというのは正にこの事かと、治療院を経営して思うこと頻りなのだ。

【2011年のブログから】
昨年は普通に厚着をしていたのですが、今年は薄着を心がけても特に寒さは感じませんし、風邪をひきそうな予感すらないんです。
身体を温めるために、一度冷やすというテクニックもありかな…なんて実感している次第です。


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