こんにちは
今日は一段と寒かったですね。パソコン打つ手がかじかんでおりました。
今日のお題ですが…
膝の痛みで毎週整形に行っている患者さんにセンセはがいった言葉
「今日はどうします?注射打ちます?」
ハーブティー購入時に お店の人が付け加えた言葉
「何か心配な事あれば医師に相談するようにしてくださね」
これって…何かおかしくありません?
注射を打つか打たないかは医師が決定する事じゃないのかなぁ…
ハーブティーに詳しい医師ってどこにいるのかなぁ…
平気な顔をして「医師に相談……」って言われた日には、チョット困らせてやろうかとも思ったのですが、しょうがいないですよね、マニュアルがそうなっているのですから。医師の世界もガイドラインから外れたら手の施しようがありません。というか治療法がわかっていても後から後から湧いて出てくる患者さんがいるわけで明らかに時間がない。
ですから時間がかかってお金にならない患者はどうなるか…お分かりになりますよね?
あと、世の中スーパードクターK先生の活躍できる場は実は少なくて、なかなか治らない病のほうが圧倒的多数。
だから医師も私たちも日々悶々としているわけで。
だからこそ日々勉強なわけで。
現代の主流医学は急性期の症状の処置は本当にすごいのですが、慢性期に入ると治療の選択肢が少なくなり治療自体が頭打ちになります。だから病院にそこまで求めるのはどうかなぁ…?なんて思う事もよくあります。
意味のない治療をやめて、その分をチャンと時間をかけなくてはけいない治療に回す。そういうガイドラインを作っていいんじゃないかとは思うわけなんです。
医師の仕事はエビデンスに基づき治療を行う事です。
しかし先日も書きましたが、腰痛の診療ガイドラインも最近決めたくらいなんです。
エビデンスと声高に言ってもその範疇は限られています。ぎっくり腰やストレス由来である原因不明の非特異的腰痛は腰痛全体の85%も占めているくらいなんですから。
腰痛一つとってみても今の医学ではわからない、治せない腰痛がたくさんあるわけです。
実はこの非特異的腰痛治療に欠かせないのがエビデンスに基づくところ以外のメンタルヘルス。私達鍼灸師はその部分に対して気を扱って対処します。だから「えっ?」って思うような改善がなされるわけなんです。
もちろん整形外科的な診断に基づいて診断・治療をしなければいけないことは言うまでもありませんが、プラスアルファの部分、心にどのように作用させてそれを治療に活かすかについて、エビデンス治療の範疇を超えた部分をもっと大切にしなければ治るものも治りません。
医師の中にも患者さんの気持ちを大切にされている方はおられるのですが、医療のマニュアルに沿わなければ爪弾き。ですから奇跡を信じさせるだなんてもってのほか。エビデンス治療は本来医学者の仕事。医師とは区別されるべきところなのですが、この現場もご多分に漏れずお役所仕事。
嘘も方便とは言いませんが、治る見込みは10%しかないと感じさせるか10%もあると感じさせるか…
もっとも本質的な治療である部分がこのようなエビデンスのみを声高に言われてしまうとなかなかに難しい。
最近は代替医療を肯定してくれる医師も増えてきましたが、いざ学会等の事を考えると二の足を踏むのは当たり前だと思います。ですから代替医療に従事している私達が大いに活躍できる場があるわけで、これはこれで有難い事…
2007年3月に書いた記事なので少し古いのですがアメリカの代替医療事情はこんな感じ
おおしたブログより米国の代替医療事情
腰痛退治で言えば「楽勝!楽勝!」ってな感じになってくれればそれだけで治ったようなもの。
根拠なくってそんなこと言ったらただのアホだけど、私には大きな武器が!
その一つが老若男女問わず、元気な方をたくさん診れているってこと!
医師とは違い、元気な人を診る機会も多々あるわけで、そういった人達がどんな生き方をしているのか、治療でどのようになるのか、それこそ言葉は悪いのですが死に方等も含めて示唆にとむ生き様やらまたお話しの中でそれらを垣間見ることができるって、やはりすごいことだなぁと思うわけです。
そして信じるとか思い込むとかが功を奏すこともあるんだということを目の当たりにしてしまうと、もっと何らかの手立てがあったんじゃないかと思ってしまうこともちらほら…
もちろん診断を受けてからだけど、とにかく健康に携わる人の全てがその世界に長けていると思ったらこれまた大間違いなのは確かですね。
まぁ…この世はなかなかに思うようにはいかないでから。
誰を信じるか、皆が声高に言ってるからといって、真実だと思ったら大間違いかもしれませんよ。
「自ら顧みてなおくんば、千万人ともいえども我行かん」ってな感じで…うん、モーシせんせ!頑張ってみる!
ではでは
すでに半分すぎましたが本日も一日良い日にしましょう!
おおした
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