赤ちゃんの夜更かしのことではないですが、妊婦さんで夜型の方は逆子がなかなか直らないように思います。
睡眠時間は足りているにもかかわらず…です。
最近思うことですが、人間って夜行性の動物では無いとつくづく思います。
ましてやまだまだ発達途上の赤ちゃんが夜遅くまで起きているなんて、自然の摂理から考えても問題ありでは無いかと思います。
そんな中、興味のある発表が…
生後1歳半の子どものデータですが、平日の就寝時刻が10時より遅い場合、1時間遅くなるごとに、発達に問題のある幼児の割合が約3倍ずつ増えたとのことです。
ココで大切なのが総睡眠時間や昼寝の回数などは発達との相関が見られなかったということ…。
やはり人間は夜行性では無いんですね。
子どもは寝るのが仕事です。子どもの仕事を奪わないでね。
久留米大調査
平日夜10時以降に寝る幼児は、発達が遅れたり、アンバランスになったりする危険性が高いことが、久留米大学の松石豊次郎教授(小児神経科)らの調査で分かった。
子供の睡眠と行動との関係はこれまでも指摘されているが、幼児期の発達との関連が裏付けられたのは初めて。
松石教授らは、大阪府と三重県で約400人の乳幼児を長期追跡する「すくすくコホート」調査で睡眠の分析を担当。生後18か月時点で、手足や視線の動き、言語・認知能力、社会性などの発達の程度を調べ、睡眠との関係を調べた。
データのとれた298人のうち、59人が発達がやや遅れていると診断された。平日寝る時刻が夜10時より遅い場合、1時間遅くなるごとに、発達に問題のある幼児の割合が約3倍ずつ増えた。一方、10時前に寝る場合、寝る時刻と発達に関連は見られなかった。
総睡眠時間や昼寝の回数などと、発達との相関は見られなかった。
松石教授は「睡眠が原因なのか、発達の問題が睡眠に影響を与えるのかはまだ分からない。発達の問題は成長とともに変わる可能性があり、寝る時間を早くすることで改善するか調べていきたい」と話している。
(2009年4月2日 読売新聞)
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