夏場の冷えこそ要注意!腎と脾から見た東洋医学的生理について…
で水毒の話をしたのでチョット補足を。
水毒って必要のない水分が体内に貯留した状態を指す…っていうことで良いと思います。
だいたいにおいて脾と肺と腎が関係してきます、
脾が問題だとすると、胃がタポタポして下痢になります。
肺の問題だと肺に水が貯まることにより、鼻水や痰を伴う咳がでます。
肺は皮膚とも関係しているので、アトピー性皮膚炎になる可能性が高くなります。
腎の問題だと先ずは排尿障害ですね。浮腫も腎と関係します。
これらは東洋医学でいうところの体内の水分、つまり津液とに問題があってこういうことが起きてしまいます。
ところで津液って津と液のことで「津」と「液」は別物…
津は陽性の水分のこと。
主に体表にあって体温調節と関係してます。
汗、尿となって体外へ排泄されるものをいいます。
液は陰性の水分のこと。
体内をゆっくりと流れて、骨や髄を潤すものです。
粘膜や皮膚に潤いを与えてもいます。
治療としては体内に過剰に存在する津液を流すように思わるかもしれませんが、五臟のバランスが悪いのですから脾、肺、腎のどこが問題になっているかを診断し、津液の運行を回復させることが大切です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます