今日は冷えとり健康法の話です。
冷えについて以前書いたブログはこのあたりでしょうか…
2010年6月 ノボセと足の冷え
2012年8月 今年も冷え対策はじまりました~
患者さんがやっていたので私も真似事ですが実験しております。
さすがに絹の五本指ソックスは使ってないですが、重ね履きはとてもいいですね、足元が温かいと体中がポカポカします。
「冷えとり」の内容についてはHPやブログで紹介されているのでご存知ない方は「冷えとり」で検索をかけてみてくださいね。
この冷えとり健康法ですが、気になるところがいくつかあります。
もちろん足元を温めるということは非常に良い事だと思っております。
しかし実際に冷えとりをされている方の足底は大いに気になる所があるんです。
治療するとすぐに汗ばんでしまうんです。
そして、どんどん冷えていく。
治療が上手くいけばサラッとするのですが、元々がジトッと冷えているので、変化させるのに一苦労します。
経絡治療を行うと、皮膚が整ってツヤがでるのですが、それがなかなか難しい…。
私の治療が下手くそなのもあるかとは思うのですが、う~ん……。
冷えとり健康法は「一日中靴下を履きっぱなし」…だと解釈していいのですよね。
私が読んだ本に「24時間くつ下な人」なんて書いてあったので多分そうなのかな。
でも…これだと皮膚も緩んでしまうんじゃないかと思うわけです。
それでいつも皮膚が開いている…。
つまり汗をかこうと臨戦態勢に入ってる状態である「夏場の足」になってしまうのではないかと思うのです。
それで保温できなくなり、冷えとりが逆効果になってしまうるのではないかと考えてしまう次第です。
患者さんの祖母(患者さん自身が70代後半なので明治前半生まれかな?)の話です。
私がその患者さんに寒冷刺激によって皮膚を鍛えているという話をしたところ、祖母は真冬でも素足で生活していたとのこと。
武家の出を誇りに感じておられたようで、「祖母が家に遊びに来ると、冬でも窓を開け放つので、寒くて仕方がなかった」という記憶をお持ちだとか。
それでもとても元気だったとの事。
今やっている温冷浴と薄着…
これいいです!
「冷えを取りたいのなら、上手に冷やす」
このような考えもありかもしれません
自分自身、以前はごついダウンジャケットを着てても寒くて凍えておりました。
でも今は薄着で過ごせています。
西式健康法を試していた時に覚えた温冷浴を再度試し始めて今年で3年になります。
やっと皮膚が変わってきたように思います。
ですから冷えを考えるときは筋肉をつけるとか、温かいものを飲食するようにするとかではなく、先ずは皮膚をどのように鍛えるかが大切だと痛感しております。
冷えとり健康法を長期にわたりされている方々の足元を診て、進藤義晴先生の意図はホントのところはどうなのか、私の思い違いなのか、この健康法をされている方の意見をお聞きたいところです。
ということで…
重ね履きをするのなら、冷やす機会も作った方がより健康になるのではないか…
との話でした
追記(チョイ長すぎの^^; )
寒暖の差が少ない地域であれば違うかもしれませんが、日本は寒暖の差だけでなく燥湿の差も激しい地域です。
私達にはその差を感じ取る身体が必要です。
上実下虚・頭寒足熱、つまり「上は薄着で下は温かくする…」というのはとても大切ですが、そればかりに気を取られると「灯台下暗し」、見えるものが見えなくなってしまうやもしれません。
実際の「冷えとり」指導は違うかもしれませんが、本やWEBで見つけることができなかったので、疑問に感じてしまいました。
(それと根が裏を読もうとするタチなので「この人達の商魂スゲーな!」なんて考えてしまいます)
あと、足裏から毒素…という考えも疑問を感じてしまいます。
東洋医学で邪気をどうのこうのと普通に話しをしている私達鍼灸師がそこを突っ込む?って言われてしまうかもしれませんが、それはそれこれはこれです。
毒素というとその定義から色々と考えてしまいます。
何を持って毒素ということができるのか…
私は大いに引っかかってしまいます。
最後に一言。
……とかなんとか言いながらも足元を温めるのはとても大切です。
ただ何事にも言えるのですが、良いと思ったことをその意味を理解して実行してみるというのはもう一度考えてもらいたいと思っています。
何故?どうして?その理由は?
不妊も逆子も薄着についても
すべてにおいて表裏があります。
その理由は問わず、先ずは「形から入る」人が多いように思います。
日本人は「型」が好きですからね、その道のえらい人の意見を鵜呑みにして、先ず何よりも型が一番だと…。
ゴルフとかだと、一度悪い型を覚えると直すのが大変!だなんて話もわかりますが、鵜呑みにして生きてきた人はある所から進展がない!
「呼吸」の話一つにしても、「何回吐いて何回吸うの?」とか「何セットすればいいの?」とか、どうでもよいことを平気で聞く人が多いんです。
ホントに囚われてる人が多すぎ!!!!!
ヨガや気功の先生にはこれらを大切な事と考え、かなり厳密に厳しく伝えている場合も散見されますが、その目的と自分がどうなりたいのかとかどうしたいのかといった問いを絶えず自分に投げかけながら考えてみる方がよっぽど大切かと思うわけです。
基本は大切です!
でも考える事はもっと大切です。
もっと言えば考えるよりも感じる事が大切!
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない
楽器もそうですよね。
基本は大切ですが、ある程度から上にいっている人は普段から絶えず考えていますし、その目的意識、つまりどのような音色を作り出したいか、どのような表現をしたいのか、そのためにどのような練習を怠らないようにしなければいけないのかを絶えず自分と問答している方は上へいけます。
実は温冷浴をやりすぎて昨年秋に喘息になってしまいました。
鍼灸師としてあるまじき恥ずかしいカミングアウトですが、どこまで大丈夫か自分の身体で試していくと、どうしても限界を知りたくなるもの。
やりすぎは禁物ですが、良い勉強になったかとは思ってます。
良いと思ったことは試してみる。やってみたいと思ったことはためらわずにやってみる。
私自身、日々チャレンジです!
話はそれてしまいましたが、チャンと考えて行動したいと改めて思った次第です。
今日はユルユルの一日です。
来てくれた子ども達に癒されたので、あと少しがんばります!
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私は冷えとり健康法をこの記事を読んで知りました。
記事を読んで、ネットで本を買いました。
ネットで普通に購入出来ますよ?
ちゃんと自分で本も読んでいないのに、
こういう記事を書くのはどうかと思います。
別に反対できる確固たる理由も自信もさほど無い程度ならわざわざ記事にしなくても良かったのではと思います。