昨日だったか朝日新聞を読んでいると『「カンガルーケア」と呼ばないで 安全イメージ独り歩き』なる記事を見つけました。
ネットで調べてみると「カンガルーケアは国内では1990年代、母子関係を深めるために、早産などで新生児集中治療室(NICU)に入院中の赤ちゃんで始まった。」
とありました。
たしか…カンガルーケアはコロンビアのボゴタで始まったんですよね?
保育器の少ないこの国で、低出生体重児を救う方法の一つとしてお母さんのおっぱいに赤ちゃんを挟んで保温してもらったところ、赤ちゃんの体温保持はもちろんのこと、低出生体重児の生存率も改善したといいます。
フィリピンのスラム街にある病院でこの方法を取り入れたところ、捨て子の数が激減したともいいます。
そんなこんなで赤ちゃんを救うだけでなく、子どもへの愛情も増す方法としてカンガルーケアは世界中に広まったと……。
調べてみると、このケアが正期産児に対しても推奨されるようになったのは1996年、世界保健機関がガイドラインを発表してからとのこと。
出生直後の正期産児について、上体を起こした母親の胸に裸で乗せることにより母乳保育率が上がるとのことで、わが国でも瞬く間に広まったといいます。
確かに1996年生まれの長男はカンガルーケアではなかったですが、その2年後に生まれた長女はカンガルーケアでした。
時期もだいたい重なります…
なんだか感慨深いなぁ…
その対応が遅れると脳障害や死亡といった重篤な結果につながる可能性があります。
低体重児だと保育器にて赤ちゃんを管理しますし、本来の意味であるカンガルーケアを施したとしても医師や助産師が手厚く看護しますが、正期産児だと管理も徹底されない事が多々あるようです。
たとえばお母さんの身体を起こして保育するとかうつぶせ寝の危険性を認識してもらっていないとか…
ということでカンガルーケアの本来の意味であるNICU入院児に対するケアまで敬遠されかねないという不安のもと、日本周産期・新生児医学会は呼び方を「早期母子接触」に変えるとの案をまとめまたとの報道でした。
そういえば昔カンガルーケアについて勉強した事かいてました
2009年10月12日に書いたブログ記事です
出産直後のカンガルーケア 新生児の呼吸停止など16例
確かにカンガルーケアを本来の意味(低出生体重児へのケア)としては捉えていないような書き方ですね。
私も混同しないようにしないと…
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