何で月がいろんな事に影響するんでしょうね??
月の引力が影響を及ぼすものに、潮の満ち引きが有名です。
人の体のも70%が水分で、海水の塩分濃度と体の塩分濃度はほぼ同等…
海が月の影響を強く受けるのなら、人体にも大きく影響するのだろうなぁ……という思いも強くなります。
実際に女性の月経周期や海洋生物の産卵・出産などには大きく影響するようです。
動物への影響では、アカテガニや海亀の産卵が有名ですね。
アカテガニは7~8月の大潮の夜、満潮の時間に合わせてたくさんのメスが海岸に集結し、産卵します。
海亀も大潮に集結するみたいです。これは、砂中に産まれた卵は、孵化前に海水に触れると孵化しないため、満潮でも海水が来ないように、砂浜の奥まった位置に産卵する必要があるためだそうです。
ところで大潮ですが、大潮とは最も干満差の大きい状態で、満月、新月新月の前後数日間のこと。
あと、調べてて面白かったのが、潮汐力(海水面の高さが周期的に昇降する現象)は火山の噴火にも深く関わっていて、普賢岳の大火砕流も大潮の満潮時に起こったそうだし、三宅島の噴火や地震も潮汐力の周期で起こったみたいです。
遡って、満潮時に起きた噴火は規模が大きいというデータがあります。
スイスのジュネーブにあるCERN(ヨーロッパ素粒子研究所)の巨大加速器LEPで行われている素粒子実験に、月の引力が影響を与えていたことが明らかになっているそうです。
引力って太陽の方が強いような気もしてしまいますが、実際のところ、太陽の引力は月の引力の約180倍であるのに対し……やっぱり遠いんですね、太陽の潮汐力は月の潮汐力の約0.45倍にしかならないとのこと。
ですから月の潮汐力の影響は非常に大きいといえます。
もちろん哺乳類の出産にも影響します。
最近の出産には陣痛促進剤や帝王切開などが行われている為、月の影響も直接的ではなくなりましたが、基本的には新月から満月に移り変わる時期(月が満ちて行く時期)に赤ちゃんは誕生します。
逆に人が天に召されるのは満月から新月に移り変わる時期(欠けてく時期)だそうですが……これはどうでしょうか…?
満ちる月は人に生命をふき込み、欠ける月が命を奪う…
なんだかロマンチックですね。
大変興味深いです。色々勉強になります~。
今後もちょくちょく、拝見させていただきますね。
これからもよろしくお願いします。