32週で逆子と言われて治療に来られる方が多いので、その時どのような事を診ているか、そして話をしているかということを、時間が許す限り書いてみようかと思います。
なぜ32週の方が多いかといいますと、30週までは何も言われず、32週で逆子だと帝王切開の話が切りだされる…そんな病院が増えているからです。
先ずは出産予定病院は尋ねております
この辺りの産院だとその後の傾向がだいたいわかるので、これからの予定と治療についてが少し詳しく話をします。
仕事をしているかどうか…
34週あたりまで仕事をされる方が多いので、仕事をしているのでしたら、その仕事の内容から仕事中にできることを一緒に考えるようにしています。
あと1,2週間のお勤め、すでに引き継ぎが終わってダラダラしてるよ!ということだとしても、1,500~2,000gの赤ちゃんには過酷ですから、この週数の過ごし方はとても大切です。
赤ちゃんのこれまでの姿勢は大切ですね
28週(推定体重1000g以上)以降で一度でも頭位であれば、34週から治療したとしても回る確率はとても高いです。
頭の位置はかわらないけど、背中は健診のたびに右に左に動いている(寝返りを打つ)赤ちゃんも回る確率は高いです。
睡眠は大切です
逆子は寝ている時に直ることが多いように思います。
就寝時間については、寝入る時間が2時とか3時とかだと直るどころか出産が大変な事例が多いようです。
お肌のゴールデンタイムとか黒柳徹子さんの分割睡眠とか成長ホルモンとかメラトニンとか…
これらのキーワードを駆使して早寝と睡眠の質と逆子直しとの関係をお伝えし、睡眠について改めて考えてもらうようにしています。
運動について
筋肉量が多い方は運動しておかないと筋肉が酸欠になってしまいます。
逆にあまり運動してない人が運動しすぎるのもどうかと思ってます。
ここは人の話を鵜呑みにせず、自分の身体とだけ向き合わなければいけないところ…
運動量は多くても少なくてもよくないです
ここ…大切ですよ!
胃腸と子宮の関係は?
32週で逆子で仰向けで寝れてしんどくなくって仕事も問題なくできてガツガツ食べられる…でも逆子…
内臓下垂による消化器系と子宮とのバランスの悪さが原因となることが多いと思ってます。
…となると…やることはわかりますよね?
つわりがどのようなものだったかも気になるところです
食べつわりか体重が落ちるようなものだったか、唾液が出すぎるようなものだったか、トマトなら食べられるとか、米が食べられない、湯気がだめ、吐き続ける等など…
どれも五行配当できるので、どのような問題が身体におきていたのか推測できます。
気持ちの問題も重要です
32週の健診で帝王切開の話が出る場合が多いです。
30週や31週の健診では何も言われてなかったし、直る直ると先生に言われていたのに、32週で掌を返したように(このように思ってる逆子の妊婦さん多いんですよ~)
逆子の方の心境ですが、思ったよりも複雑です。
病院側では帝王切開が普通に行われているので、なぜ不安なのかがわからない…といった感じです(妊婦さんの印象です)。
確かに予定の帝王切開は経膣分娩よりもリスクは低いようですが、だからといって帝王切開でよかった!という妊婦は稀だと思います。
あるテレビ番組で「……自然分娩の痛みを経験できてよかった。といったコメントがあったそうです。
帝王切開の反対が自然分娩?
逆子の方はこれらの言葉ですら辛く感じます。
「わざわざ自然を強調する必要はないのでは…」
と激しく憤る方もおられます。
あと、お友達に
「私も逆子が直ったからあなたも大丈夫よ」
という言葉で不安が増す方は多々おられます。
とっても苦しくなる場合があるので、周りの皆さん、このような言葉は慎んだ方が良いと思います。
お灸の効果はとてもスゴいものだと感じることが多いのですが、気持ちが固くなることでお腹まで固くなると、せっかくの治療も水の泡…といったこともあるので、今のお気持ちを聞くことや気持ちの持ちようについて話しをすることは」とても大切のように思っています。
「逆子でよかった!」
「考える機会をくれて赤ちゃんありがとう」
なかなかこのような気持ちにはなれませんが、これらについてとっても前向きなれる話があるので、その話はいつもさせてもらっています。
おおした
昨年の今日書いたブログから…
患者さんからのお便り(103) 逆子33週の健診にて頭位確認
昨年の20日がこれ
帝王切開の心配
18日はこれ
みんな何か抱えているわけで…
暇だったのかなぁ…
ブログ結構更新してるなぁ…
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