12月21日から毎朝参拝している築地本願寺さんの彫刻です。
コロナだけでなく昨年から色々としんどい事があり、ネットへの依存が増えておりました。それで生活のあり方を見直そうと、できるだけSNSから離れるようにしています。
SNS、、
誰かに見てもらえている安心、つながっている安心、そんな安心にずいぶん助けられていたものです。
そういえば「情報は快楽」と小池龍之介氏がどこかに書いていましたね。
人も動物、生存競争で勝ち続けたいという欲求に支配されています。
食欲に性欲、排泄欲、睡眠欲等々、生き延びるため、また子孫を残すため、私たちは様々な欲求に動かし続けられています。
情報欲もそう。
情報の渦の中にいれば安心するのもよくわかります。なぜなら情報を先取りすることができれば、生き延びる確率が高くなりますから。
まさに生存欲求がなせるわざ。そして情報欲に一度取り憑かれたら、そこから離れるのは至難のわざ。
承認欲もまたしかり。
誰かに認められなければ生き難くなる世の中なので、これも生き延びるためには必要な欲。
それが高じて注目を集めたい、選ばれていたいという欲に支配されていく。
バイト先やユーチューバーの愚行が後を絶たたないのもよくわかります。これもまた取り憑かれたら大変です。
でもこの承認欲を満足させたいという気持ちが活力を生むのも確かなこと。
何年か前に妻が倒れ、子ども達の弁当を作った事があります。
毎朝早起きをして弁当を作るという地道な作業、子ども達からの反応が薄く、やりきれなくなることも多々ありました。
ですから承認欲の趣くがまま、作った弁当をInstagramにアップ、するとどうでしょう、誰かが見てくれていると思うだけで頑張れる不思議。
そういうわけで、ネットの有り難さも知っているつもりです。
でも、歩いている時もスマホを見ている自分に、これはちょっと違うのではないかと思うようになり、ネットから少し離れて、現状と将来について、考えることにしました。
- コロナで患者さんが減り、また一人暮らしをしていた母がなくなり、これからのことを考える気も失せていた。
- でも、末っ子は高校を卒業するし、次男も進学、子育ては一段落するから動くには良い時期かもしれない。
- これをSNSだけでなく生き方をもう一度考え直すチャンスにしたい。
そんなことを考えながら、SNSはどうして始めたのかを思い出す事にしました。
最初のSNSはmixiだったと思います。
好きな音楽や旅行のグループに入って教えあっていたのを覚えています。
それからツイッターとフェイスブックをはじめました
ツイッターが2009年、フェイスブックが2010年開始とありますから、10年以上やっていたことになります。
ツイッターは情報収集から始まり、今は治療院の宣伝が主な仕事、フェイスブックは子ども達の成長記録を友人や親戚に見せるために使い始めたように記憶しています。
子ども達が大きくなり、フェイスブックはその使命を果たしたように思います。ですからそろそろ自分のリアルな時間を生きようかなと思うに至っております。
そういうことで、SNSとどう付き合うか、2月の誕生日くらいを目処に答えを出したいと思っています。
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