「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

不安を「今何ができるだろう?」というきっかけにしたい

2023年12月05日 | 考えていることとか思っていることとか
患者さんに紹介されて、途中から見始めた「セクシー田中さん」、今のところ一番ハマっているドラマです。
このドラマの第7話に出てきた「自分を助ける最良の人は自分」というマダム・イン・ニューヨークという映画からの引用、この言葉を含めてブログに書いてみました。


【2023年8月に書いたブログより】
この回の「テレフォン人生相談」は、3人の子育てをしている、とても真面目な母親からの相談だった。なんでも自身いつも不安を抱えており、子どもへの態度が冷たくなる時があるとのこと。それが子育てに悪影響しないかだろうか、また自分はこの不安感とどうつきあえばいいのか、といった相談内容だった。

不安を「今何ができるだろう?」というきっかけにしたい

ニッポン放送「テレフォン人生相談」の中で、田中ウルベ都さんが言っていたこの「不安を「今何ができるだろう?」というきっかけにしたい」という言葉が印象に残ったので紹介したい。今の心配にその不安、苦しみに病気も、それが自分を苦しめる時ほど悪い方に考えてしまう。だからその不安に希望を灯す事ができるのであれば、それは活用するしかないと思った。

不安が支配する時は必ずある。落ち込んでやる気を失う事も多々あるし、今も後悔や不安が押し寄せる時がある。それでもどっこい生きている、とばかりに大船に乗った気持ちでどっしり構える事ができる時もあるが、いつも楽天的に生きる事なんてできやしない。

どんなに過酷な状況でも発想を変える事ができれば未来につながる。希望も何もないナチスの強制収容所で誰もが「私はもはや人生から期待すべき何ものも持っていないのだ」と絶望する中、フランクルは「ここで必要なのは、生命の意味についての問いに対する観点の変更なのである。すなわち人生から何を期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。そのことをわれわれは学ばねばならず、また絶望している人間に教えなければならないのである『夜と霧』」 と言っているが、どのような過酷な状況でも視点を変える事が人間にはできると信じたいのだ。

そういえば今クール唯一ハマっているドラマだと言っていい「セクシー田中さん」。第7話の「自分を助ける最良の人は自分」というマダム・イン・ニューヨークという映画からの引用に、自らの不安への見方も結局のところ「自分」しか変えられないというのは当然の事実。自分を変える素材はそこここに落ちていると思っているので、それを自らに生かすかどうかはつまるところ自分次第なのだ。

金銭問題や子どもの事、そして増え続けるしがらみ等々。良きにつけ悪しきにつけ、所有するものが増えれば増えるほど、心配もより複雑化する。でも気にし出したらきりがない。その心配への見方を変えられるのは自分だけ。自らの不安を支え続けるものを崩すきっかけは、誰かのアドバイスや行動かもしれないし、本や映画の中にあるかもしれない。でもそれを咀嚼して行動にうつす事ができるのは自分だけなのだと改めて思った次第だ。

The words that enlighten the soul are more precious than jewels.
 Hazrat Inayat Khan
魂に光をそそいでくれることばは、どんな宝石より貴重である。
 ハズラト・イナーヤト・ハーン

毎回録音して聞いています!


 
 


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