漫画「コウノドリ」が第40回講談社漫画賞を受賞しましたね
おめでとうございます
毎週楽しみにしている漫画の一つです
先日も患者さんとして来院されている、近くの病院にお勤めの小児科の先生と「妊娠期の旅行は危険」という話題からこの漫画の話になりました
今回の受賞でその医師がこの漫画を絶賛されていたのを思い出しました
その医師との話の中で
医療が進歩している現在、出産は確実に安全だと誤解している人が多いとか
「お産は病気ではない」という言葉はやめてもらいたいですよね
という話になりました
重篤な状況に遭遇する事の多い医師は、最悪の状態にならないためにどうすればいいのかということを絶えず考えておられます
ですから、色々気付かされる事が多いです
日本の周産期医療はスゴいと思います
「お産は病気ではない」
と簡単に言われる方がおられますが、長年ヨガやマクロビで体に気をつけておられる方でも、大変な出産になる方事が多々あります
十二分に気をつけたとしても、何が起きるかわからないのが周産期です
「周産期医療体制の現状について」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000096037.pdf
によると
「日本の周産期死亡率(妊娠22週以降の死産数+早期新生児死亡数)/22週以降の年間全出産数 (出 産1000対)は極めて低い。」
「日本は諸外国と比較し、最も安全なレベルの周産期体制を提供している。」
実際日本での高齢初産は増加しています
特に山手線内の産院だと(関東全般に言えるかな?)、病院の母親学級では30歳前後の方でも若い方だと話される方が多いです
35歳以上で初産の方が増えている現場を安全なものにしているのが日本の医療です
今そこにある「当たり前」は多くの医療関係者の不断の努力で成り立っている事を忘れていけないと思った次第です
そんな事をこういう記事を見つけて考えていたところです
伊藤隼也、周産期医療を冒涜す
http://togetter.com/li/935008
ホントにこんな事を言ったのかなぁ…
この人以前周産期医療の先生や小児科の先生の討論のコーディネーターをされていたみたいだし、医療訴訟も経験されているので、にわかに信じられない
(この番組は見てないので本来の内容とこのマトメが違うようでしたら教えてください)
本日は快晴でしたね
とても気持ち良く過ごすことができました
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