「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

恐れや不安は腹の底から変えるしかないわけで…

2013年12月02日 | 東洋医学、東洋思想

 

今朝の青山2丁目付近の様子…


怖れや不安は治療効果を下げてしまう。

だからそれ自体を取り除くことも大切…

 

恐怖心を取り除くためには「祈り」も必要。


祈りというと語弊があるかな?

怖い、嫌い、寂しい、治るわけがない、なんで私だけ…等々…

そういう恐怖心をどう遠ざけるか…

そういう意味での祈り…

 

そんな言葉は使わないようにしたいところ…

ありがとう、嬉しい、元気になった、とか…

「最近頑張りすぎたからなぁ…。この痛みでやり過ぎだっていうことよくわかった。気づかせてくれて「痛みさん」ありがとね!」

そんな感じで自分への言い聞かせもありかと…

今の自分も結構いいじゃん!っていう「祈り」


……だから逆子の言い聞かせも懐疑的

言い聞かせって不安が強くなる場合が多いから…

妊娠期および逆子の言い聞かせについて

 2010年11月のブログから
 

逆子を喜んでみてはいかが?

こちらは2013年5月のブログから


逆子が直る。そう思えばそうなる?

そういう事もあるかもしれないけど…逆子への言い聞かせは「負」に引っ張られるばかり…(^_^;)

 

話がそれるけど…

寒さに強くなりたいって思った事がある。

 

昔の写真を見ると、ゴツいダウンジャケットを着ている。

そう…着ている…

 

ホントに寒がりだった私…

 

冬の寒い時期、往診へ行くとき、手袋を重ねて、ポケットにカイロ。

そして入る前に缶コーヒで手を温めて、ソレを飲んで…お腹を温めて…

 

それでもなかなか温まらなくって、冷たい手だから患者さんの身体になかなか触れなくって…

 

そして何をした?

ひらめいたのが温冷浴

筋肉鍛えたとしても、熱を逃がす皮膚だったら冷えるに決まってるよね!

そう思った。

3年前の秋口から水浴びをするようにして、皮膚を鍛えるようにした。

 

時間はかかったけど、12月いっぱいは半袖でもなんとかなるようになった。

もちろん寒いよ。

でも自ら半袖で出ている手前、寒そうな気配は感じさせられない。


お腹に力をいれて歩くようにしてたら、お腹が引っ込んだ。


そうこうするうちに、外出時は手が氷のように冷たくなるけど、部屋に入るとス~っと温まるようになった。

 

自分はこうなりたい。

強くイメージすれば、そうなること多し!

逆子が直るというイメージは胎児という他者に対するものなので意味なし!却下!

 

身体もそう…

多分みんな経験あることだと思う…

そんなの無理とかできないとか、言われ続けて、自分自身にも言い続けて…

 

そりゃあできなくなるよね。

だからこそ自分を否定するのではなく肯定することから

その手伝いをしたいわけなのです

 

今の自分を肯定して、自分がどうなりたいのかをはっきりイメージする

それって大切

 

だから身体が非常に悪い状態でも、それを肯定してもらう。

できなかったらもっとさかのぼって「生きてることが自体が凄い!」ってところから…

 

そして治るんだって信じてもらう。

これをお腹の底から思ってもらう。

そのためには現状を否定しないことが大切。


変な世の中で、口の悪いセンセーとかこんなことしてるからダメなんだとか、そういった言葉のセンセーって結構繁盛してる。

みんな怒られたいのかな?

そういう人のところで治るわけがないのに…


否定しなければなんとかなる。

そうこうするうちに治るしかなくなる。

 

お腹の底から???

これができるのが鍼灸治療。

 

例えば恐れ

これは腎気が創りだすもの。

腎気を再構築することで恐れが入らなくなるようにする作業、これ大切!!

 

不安を取り除けばお腹のそこから温まる。

そうすれば不安を思い出そうとしても思い出せなくなる。

多分そういう事も鍼灸がおてつだいできるんじゃないかと…

 

 

腎を東洋医学的に弁別すると…

黒、しょっぱい、恐怖、不安感、驚き、ショック、耳、骨、歯、髪、泌尿器、生殖器、脳、睡眠、冷えなどと関係する事になる。

全くイミフな関係のようで、これらが一致するのが臨床の場。

たぶん西洋医学ではバラバラに捉えると思うけど、ひとまとめで捉えることで、治り方の予想も立てやすい。

 


この中で腎と感情の話をすれば…

東洋医学では七情といって怒・喜・思・悲・憂・恐・驚を五行的に分ける。

これを身体の観察の参考にするけど、腎のグループは「恐」と「驚」、つまり、恐怖心や不安、ショック等に属するわけ。

 

恐怖心や不安、ショックが続くと腎を大いに傷つける。

そしてますます腎が弱くなると、恐怖心や不安が抜けなくなる。

 

不安や恐怖も少ないならば、人としての成長を助けるけれど、ずっと続くとそこから抜け出せなくなる。

 

ここまで来ると自分ではどうしようもない。

気の流れを変えるのは容易ではない。


そういう場合は誰かの助けを借りないとどうしようもないわけ。

 

こういう場合は腎の力をつけるしかなくって、腎の力がつけば、冷えもなくなるし、めぐりがよくなれば立ちくらみがなくなり、下痢とかお腹の症状も改善され、脱毛もなくなる。

そうこうするうちに身体の深いところの温度も上がってくるので、恐怖感もなくなる…

 

気持ちでどうのこうのって、一定以上の不安感が続けば自分ではどうしようもないわけで…

薬も対症療法でしかないわけで、飲み続けることも不安が続くことにつながって…

 

最近は不安神経症とかウツの治療もすることが多いので、なかなか改善しないようだったら、遠慮なく相談してください。

 

とにかく細かく治療方針を立てますから…

 

ではでは

今週も絶対良い週にしちゃいましょう!


昨年の昨日書いた記事はコチラ

インドのおばさん

 電車のイライラも楽しんじゃいましょう!的なブログです。

ところでインドでの強姦事件ってなニュースがよく飛び込んできましたが、バスとかに乗ると意外と女性の方が強かったりして…なんて事によく出くわしました。

だからインドの女性はただただ強い!ってなイメージしかなかったです。

若い子はちがうんでしょうが…。

お暇なときに…


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