以前書いたブログ
元気になりたかったら元気な人といるようにしよう!(膠原病を克服された方々とのおはなし会に参加して)
自分が治すんですよ~!!(膠原病を克服された方々とのおはなし会に参加して)
の中で、ステロイドの減薬はとても難しいとの話をうかがいました。
リウマチのお薬を処方され、セッせとを飲み続けて感染症が悪化
結局膿みを切開する羽目になってしまったけど、その時に医師に言われた言葉が
「リウマチ薬はやめましょうか?」
えっ…、治すためにどんな事があっての飲み続けなければいけないのではなかったの?
感染症ごときでやめてもいいの??
それで疑問をいだき、免疫力を上げつつ治す事を考え始めたとか…
やめたリウマチのお薬がそういうものだったのかもしれませんが、病院では数値チェックだけで特にお薬は処方されずに治したというのは、ホントにすごい!
そこには並々ならぬ決意があった事と思います。
話の中で、ステロイドを使って気持ちが沈むようになったんですよね~との話…
そういえば、うちに来られる患者さんもよくその話をされるので、今回はその話を…
ステロイド長期に服用していると、高血圧や骨粗しょう症、胃腸障害等はよくきくんじゃいでしょうか?
(外用剤じゃない方ね)
気持ちが沈むようになったと言われる方がホントに多いんです。
もちろん「ステロイドだけが原因だ!」なんて乱暴な事は言いません。
それだけが原因ではないかもしれませんが、ステロイド起因のうつ病は「薬剤惹起性うつ病」の一つとして実はよく知られているんです。
因みに薬剤惹起性のうつ病、インターフェロン製剤や降圧薬、経口避妊薬でもみられるようです。
ステロイド薬は喘息、アレルギー、膠原病、皮膚病等、いろんな疾患で使われてますよね。
もちろんその効果は広く認めれているところですが、ご存じのように副作用も相当なもの…
だからといってスパっとやめると症状が悪化することも多々あります。
だから減薬しにくいんです。
この時の話だと、2mgから行ったり来たり…
リバウンドが始まって遅々として前に進めなかったとか…
とりあえず使用する場合のポイントですが
「ステロイド薬を使用する時に抑うつ状態が生じる可能性があるということを念頭に置くこと…」
「減薬は主治医と相談しながら行うこと…」
この疾患で鍼灸治療に来られる方もたくさんおられますが、何故これらの疾患にもよいのでしょうか?
鍼灸治療により元々持っている「気」整えてめぐりを良くすることで、内側から温めて、免疫力を上げるからなのではないかと…
そして外に出す力をつける事も治療に結びついているのではないかと…
深部温度が上がらない限り、治療もなかなか進みません。
またキーワードの一つ「デトックス」…お通じ・お小水、発汗・呼吸等、外に出す力が小さくなっているのも、なかなか治らない要因です。
深い所を温めて、出す力をつける。
どこでお良いから温めればいいんじゃない?…といった単純なことではなくて、東洋医学的考察を重ねて治療方針をきちっと考えツボを選ばなければ、温めることも排出することも上手にできるようにはなりません。
温まればホッとしますよね。
うんちとか汗とかしっかり出すことができれば気持ち良いですよね。
多分、その原始的な部分へのアプローチこそ大切な事で、その部分へのアプローチが無い限りにおいて、症状の改善は見込めないんじゃないかと、治った人を診て思う次第…
なんで代替案を考えないんだろう?
ホントにもったいないなぁ…と思う次第。
色々試してみるといいですよ~!
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