先日久し振りに子ども達とお散歩しました
20歳になる娘
末っ子と一緒にオチャメなことを(^^♪
まだまだ「無邪気」ができる娘
私は大好きなのです
鍼灸師の誰もが妊婦治療をできるかと言われたら、そうではないと思います
女性専門で逆子治療を標榜している鍼灸院でも、1ヶ月に一人も妊婦さんを診ないところは多いみたいです
宣伝というわけではないのですが、当治療院には毎月20人ぐらい逆子治療を希望されての来院があります
- 逆子治療だけで1300人以上、妊婦さん全体で1600人を診させていただいてます…チョット自慢(*^^*)
セカンドオピニオンを求めて来院された妊婦さん
多くのスタッフがいる大々的に妊婦治療をしている(と宣伝している)鍼灸院で「治療してくれた先生(多分担当制)が妊婦治療のことをよく分かっていないみたいで(そう感じた…)」と言われて…
院長クラスの先生は多分優秀なのでしょう、しかし不安になったと言われると、同業者として申し訳なくって…
若手の鍼灸師に任せる部分があったとしても、すべてを任せっきりはどうかと思います
来院された方を不安にさせるのは絶対に良くないです
どのような事が想定されるか
それをたえず想像しながら治療ができるか
私自身もちろん出産についてすべてを知っているわけもなく、実際の現場はというと、立ち会い出産で妻の側でオロオロした経験しかなく…
だから想像の域を超えることもなく…
だからこそ、といいますか、いろんな事を考えて治療にのぞむようにしています
病院では多忙な先生に不安を吐露できない雰囲気
ビジネスライクな健診(…と感じている…)
それらに不安を抱く妊婦さんも少なくないです
そのような方が治療院に来院された際にどのような言葉を持っているか
本来私の仕事ではないかもしれませんが、妊婦さんの不安を聞き続けることで、私ができる事あるのではないかと思い、考え方も変わってきました
妊娠出産は病気ではありません
病気ではありませんが、危険が伴う事は多々あります
何が起きるかわからない世界…
鍼灸治療との関連が考えられなくても、治療の次の日に妊婦さんに何かあった場合、治療院のせいにされるかもしれません
ガンを患った後にようやく授かったお腹の赤ちゃん
喘息ひどく入退院を繰り返しつつ過ごした妊娠期
妊娠悪阻で脱水
早産、死産、低体重児、ダウン症、新生児仮死…
辛い話もよく聞きます
出産は嬉しいことばかりではありません
そこまで思いを馳せて治療ができるか
色んな事を想定しつつ治療ができるか
話変わりますが、何年も前に来院された方
「信頼している整体師さんが赤ちゃんを外から回してくれると言ってくれてます。その前にお灸で逆子が直ればいいのですが、お灸で回らなくても手で回してくれるみたいなので安心しています」
聞いてみると、助産師でもない男性の整体師のようでした
結局どうなったかはわかりません
その時は「スゴい先生がいるんだなぁ…」と思いましたが、考えるとゾッとします
赤ちゃんはエネルギーの塊です、元気の塊です
と同時にとっても弱いもの存在でもあります
全妊娠の5回に1回は赤ちゃんどこかに行ってしまいます
それを知っていたら、安定期に入るまで喜ぶなんてできないです
我が家は2回流産しているので尚更です
そういうことも知らない鍼灸師がたくさんいます
逆子治療、回すことだけが目的になっていないか…
その先を想定して治療できているか…
とにかく母子ともに生きてくれてること
それってとても尊いことだと再認識してもらいたい
子どもは預かりもの
(このブログに子どもがNICUに入った時のことを少し書きました)
我が家には4人の子どもがいますが、もちろん色々ありました
流産だけでなく、示談まで10年かかった大きな事故も経験しました
NICUに入った子もいますし、大きすぎて緊急帝王切開になった子もいます
子どもが大きくなった今でも色々あります
その度に周りに助けてもらいながら、力を合わせて乗り越ええようとしてきた…
その積み重ねで少しずつ少しずつ、家族としてまとまることができたように思います
つらい経験は二度としたくないですが、そういう経験があったからこそ今がある
起きた事象から逃げず(逃げるも逃げないも向き合うしかないのですが…)に真正面から受け入れた先に見えたもの…
このブログを書きながら色々思い出してしましました
妊娠期って終わってしまえば短いと感じるものですし、子育てが始まると妊娠出産時を思い出す事も少なくなります
最高の妊娠期が過ごせるといいですね
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