「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

親の事なんて思い出しても欲しくない

2023年05月30日 | 子育て
写真は今朝の写真です。
外苑前の歩道橋からです。
しばらく雨が続くみたいですが、毎日気持ちよく過ごしたいですね。

親の子どもへの依存を聞くたびに色々と考えてしまう。子どもには親の事なんて思い出しても欲しく無いし、自分や家族の事だけを考えて生きて欲しいから。親でいられるのはせいぜい高校生くらいまで。それ以降は親の事なんて考えず、自分中心で生きていってくれたら良いと思っている。

親の心子知らず、私は高校生時分からよく旅行に出かけていた。学生時代は自転車旅行が多く、高校生の時は広島から九州や四国、大阪にも足を運んだ。大学は京都にあったのだが、そこから近隣県だけでなく新日本海フェリーを利用し北海道も自転車で回った。交通量が多くトラックがビュンビュン走る国道を、よくもまあ自転車で通ったものだと思うばかりだ。自分が親となった今、親の気持ちが本当によくわかる。そういえば学生時分に酔って2階の窓から落ち、背中の骨を圧迫骨折したことがある。目覚めたら病院のベッドの枕元に両親がいるというシチュエーション。なぜ親が、とびっくりしたが、大家が広島の実家に電話したが全く繋がらず、「ムスコキトクスグキタレ」との電報を打ったというのが事の顛末。さぞかし怒られると思いきや、怒られるどころか、保険の関係でなんとか10日は病院にいるようにと言われただけ。子が子なら親も親だ、保険金の事がいの一番というのもどうかと思うのだが、まぁこの出来事に限らず色々やらかしてきた私だ、多分心配させまくってきたのではないかと思う。

子離れできない親は多い。でも子離れしてあげなければ子どもは次のステップに進む事ができない。子離れするためには、自分が子どもよりも楽しむ事が大切だ、それも子どもが羨むほどに。私の場合は登山や街歩き、資格試験の勉強も楽しくやっている。

もちろん子どもと話をするのは無茶苦茶楽しい。子どもや孫の写真や動画を見ると、泣きたくなるほど嬉しいのだ。

子ども達が立派に育ったので、今は子育ての間にできなかった事を楽しむようにしている。一人で出かける事ができるようになって、自分の「好き」がこんなにあるとは思わなかった。やりたい事をやれている今だが、将来は老いていく身、迷惑をいっぱいかけると思う。だからこそ、できるだけ子どもの足を引っぱらないよう体力くらいはつけておきたい。そのための体作り、そのための心作り。老いを感じる年齢になり、とにかく心と体を強く保ち続けたいとは思っている。自分が親にしてもらった子離れを、感謝とともに子どもに繋げていけたら良いと思っている。


神宮外苑いちょう並木入口の植え込みがちょっと素敵で(^。^)





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2 コメント

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Unknown (aoisora725)
2023-05-30 21:12:02
こんばんは
読ませていただきながら胸に響くものを感じました。
私も同じ思いです。
私は母親に依存され、溜まりかねてキツイ言葉を言った瞬間、怒りと憎しみに変わり孫(私の息子)を巻き込んで攻撃されました。
親に対して感謝の気持ちはあるものの、私は子供には自分の人生を自分の考えで生きて行って欲しい、親のことは頭から離してくれていいと思っています。
鍼灸師さんの思いに、グッと来てしまいました。
お身体大切に、人生を謳歌して下さい。
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Unknown (おおしたさん)
2023-06-02 19:09:29
@aoisora725 コメントありがとうございます。
お辛い経験をされたのですね。
子離れなかなか難しいところもあるので、自戒も込めて、色々書いております。
お読みくださり感謝です。
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