「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

ちりげの灸

2013年02月19日 | 小児はり、スキンタッチ教室

最近お子さんの治療がやけに多いので、チョットメモがわりにこんな話しを。

 

 「ちりげの灸」

私も生まれてすぐにやってもらったことがあるみたいです。

疳の虫ではないのですが、生後10ヶ月くらいの時に高熱が出たみたいで、身柱にもお灸をした形跡があるとのこと。

それで良くなったって言ってましたから、お灸って効くものだって子どもながらに思ったみたい。

それで小さい時からお灸は自分でやってました。

腕の真ん中あたりに根性焼きと思わしき灸痕がありますが、これは蕁麻疹が出たか何かの時に自分でやったもの。

確か中学生か高校生の時です。

もちろん知識なんてありませんから、お灸の袋に書いてある場所を適当に施灸してみたわけで、ただただ熱いだけだったと思いますが、刷り込みって怖いですね。

家には普通にモグサが置いてありましたし、今思えば不思議なのですが、なんの違和感も無くお灸をしていました。

 

それで話をもとに戻して疳の虫に「ちりげのお灸」。

ちりげとは身柱というツボのこと。

場所は…スミマセン、ググると画像たくさん出てきます。ですから探してもらえたらと思います。

 

疳の虫っていわゆる小児神経症全般のことを指しています。だからキーキー言っているだけが疳の虫ではありません。夜泣きや夜尿、うんちが出ないなんていうのも疳の虫!この「ちりげのお灸」は特に顔の興奮状態に使うと聞いたこともありますが、私は色んな症状に使っています、といいますか変化を観察する場所の一つとしています。

どんな病気にも子どもの治療の時はこのツボに灸をすえておけば治るし、健康でいられる…そんな風に考えている先生もいるみたいですよ。

 

ここを治療する時ですが、昔は熱いお灸を据える事が多かったみたいですね。

私の時も多分そう…。


この場所に細い鍼を打ったこともありましたが、今はヘラ状の鍼で擦過する程度で治療を終えています。

それで十分効果があるような気がしますがどうでしょう?だから痛くも熱くもないと思います。

あとは調整に温灸器なる器具を使って身柱から流す感じで皮膚をナデナデすることもありますね。

 

こんな感じで終わっていいかな?

 

あっ…そういえば1時間毎に起きるお子さんは相当疳の虫がひどいですよ~なんて感じで書いた記事がありましたが、あれを載せるか迷いました。

だってそれで心配になるお母さんもいると思ったから…。

「疳の虫がヒドいっていうことをわかっていない身内に伝えるのに効果ありました~」なんて言われて、チョット安心しました。

曲解されたらと思うと心配になるので伝え方を考えすぎてしまうこともありますが、やっぱ、チャンと伝えないとね!

 

ではでは今日も良い日になりました~!おつかれさまでした~!!

 

おおした 


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