いつも示唆に富むお話をしてくれる患者さん(逆子の妊婦さん…まだ直らず^^;)が紹介してくれた本です
赤坂図書館で物色してみると、なんとその本が…
「ママのための帝王切開の本」 by Amazon
早速借りました
帝王切開の不安に対し、チャートで、またQ&Aで対応ページをすぐに見つけることができます
専門的な話がかみくだかれて書かれているのもとてもいいです!
勉強になりました
良書は即購入!
図書館で借りているものと合わせて2冊(^^♪
…ということで、図書館に返しにいかなくちゃ!
帝王切開の不安ですが、出産後も帝王切開を受け入れることができず、つらい思いを引きずっておられる方が多々おられます
「前向きに…」
と言われても、なかなか前なんて向けない…
お子さんがそこにいるのに、帝王切開での出産をいまだに受け入れられない
うちには子どもが4人います
経膣分娩、鉗子分娩、緊急帝王切開、予定帝王切開…、出産方法は皆違ってて、結構ハードな事もありました
経膣分娩を経験しているので、初産からの帝王切開の方とは、気持ちのあり方が違うとは思いますが、意外と色々経験しております
妻いわく
鉗子分娩では、鉗子が意外と大きかったのにびっくりしとか…
あと、鉗子分娩、病院によってだと思いますが、新米の先生にやらせることも多いのですね
(経験、必要ですものね)
その新米らしき先生が
「センセーできましぇん!」
…と足元で叫びつつの鉗子の操作…
意外と焦ったと言っておりました
そういえば我が家にはNICU経験者もいたりして…
「障がいが残るかもしれない…」と医師に言われた時はさすがに足元から崩れ落ちてしまいました
…腰が抜けるってホントなんですね!
思い出すと出てきますね
意外と色んな経験をしています^^;
と考えると、うちの奥さん「出産マイスター」の称号をいただいても良いかも…
こんな事を書いたら怒るかな(^^♪
出産の事を恐る恐る聞いてみると
「んっ?なんだかよくわかんないけど、生まれた子を育てるだけじゃん!」
…ってな感じ…
あまりに身も蓋もないので、全く参考にならないです
これまた、こんな事を書いたら怒るかな^^;
- なかなか赤ちゃんを授からない
- 出生前診断で陽性って…
- えっ…逆子…、なんで私が帝王切開
心配を探すときりがないです
不安を探すときりがないです
子育てって
今を喜ぶこと
今を許すこと
とにかく「今」
今を受け入れて昇華しないかぎり、前に進めない
今年はじめに書いたブログ
患者さんからのお便り(115)逆子(初診34週3日)直りませんでした
に「逆子のためにマタニティーブルー気味だった妊娠最後の1ヶ月をやり直したい気持ちがあります(^^;;」
と患者さんの気持ちが書いてあります
出産してみると
子どもの顔を見ると
何故あれだけ出産方法にこだわっていたんだろう??
って思う人もいる
もちろん出産前も後も全くこだわっていない人もいますが、そうでない方もたくさんいる
結局どこかでその不安に向き合わなければいけないのですが、それまで時間が必要な方がいて当然です
帝王切開の事をよく知る医師も、いざ自分が帝王切開で出産する可能性が高いとわかった時、そのリスクを知っている事もあってか、動揺される方がおられます
助産師さんでもそう
出産に関わる医療関係者は経膣分娩を経験することも学びです
帝王切開が不安というより、学びの場が得られない…というところも、不安を大きくする原因なのかもしれません
医療関係者でも帝王切開に不安を感じる方が多々おられるわけですから、帝王切開を宣告(という言葉を使っていいですよね?)されて動揺する人がいて当然です
この話を考える時、決まって思い出すのがキューブラー・ロス著「死ぬ瞬間」の「死の受容過程」
「今」を受け入れるまでの逡巡、その過程においてのケアは大いに参考になると思います
本人が一番しんどいんだから
とにかく周りが焦らないで!
ということで
そろそろ帰ります
おやすみなさい
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