土曜の午前3時、
近くに止まる救急車の音で目が覚めました。
外へ出てみると、角の和菓子屋さんに止まっていました。
日曜日に訃報を聞きました。
午前3時といえば、その日の仕込みをはじめる時間です、
小学生の頃、作業場へ入れてもらったことがあります
和菓子のコンクールや、お菓子の芸術(鶴や梅の盆栽)で何度も賞を取った、優秀な職人さんでした。
作業場には甘いあんこの匂い、焼けた生地の香りが立ちこめていました。
お通夜だったので、最後のご挨拶に行ってきましたが、帰りがけに
これをいただきました。
おじさんが最後に作ったお饅頭です。
ご冥福をお祈り致します。