耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

政治とは 政治家とは

2013年02月27日 10時35分58秒 | 都会の人たち
 昔の政治家は、偉かった。いや、偉い人が居た。

 今の政治家に、公僕という意識が有るだろうか。私利私欲とは言わないまでも、
党利党略に走り、選挙人の方は見てても、純粋に国民、国家を論じているとは
思えない。


 いや多分国民新党にも言い分があるはずだ。
今のままでは次の選挙に負けるという危機感だけではなく、国のあるべき姿を
実現する手段を模索しているに違いない、と思いたい。
そうであるなら、HPやブログを持ってるんだから、堂々と主張を公表するべきだ。
しているって? いや私のところには何も届いていない。隅っこでボソボソ
言っても誰にも分かって貰えないよ。

 いみじくも麻生某が言った。まだ何もやって無いのに、と。そう、何も出来て
ないのに株価と為替が急騰するのをバブルと言う。バブルは何時はじけても
おかしく無い。そんな自民党に擦り寄ろうとした根拠を示すべきだろう。
郵政族からの支持が得られないから選挙で負ける、ではあまりにも節操がない
話だ。

 政治家や教職者や医者は、職業とは言え、自分自身より大切にしなければ
ならない事があるはずだ。もっと大きなものが。
会社の経営者とは、そこが違う。だから、先生と言われる。

 今一番優先される課題は何か、きちんと整理出来ているとは思えない。
震災復興、領土紛争、エネルギー政策、社会福祉、教育、重要課題は山積み
されて居る。
議席が無ければできないことも多いだろうが、まず何をやるべきかが明確に
成らないと、票も集まらないよ。

 民主党もマニフェストでは、美味しそうなことを沢山掲げた。
 個々に見れば、例えば原発対策とか議員定数見直しとか、文句を言いたい
ことが沢山有るが、自民党も政策綱領として課題を明確にしている。

 国民新党は、郵便局長の票集め以外に、何をやろうとしたのか。

 所詮、選挙では究極の選択を迫られる。政治課題に対する公約で選別する
のではなくて、立候補者の中から人の選別しか出来ない。

 衆愚政治がうまくいく世の中ではなかろうが、もう少し民意を集約できる
仕組みを考えるべきではなかろうか。

 それぐらいの技術は既に確立されていると思うのだが。




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