野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

四弁の小さな花が集まって咲く「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)

2021年04月02日 10時44分36秒 | 

四弁の小さな花が集まって咲く「スイート・アリッサム」。アブラナ科の花で、よく見るとナズナの花と同じ構造をしている。和名を庭薺(ニワナズナ)というわけだ。半球状に集まった小さな花がかわいい。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

「スイート・アリッサム」

スイート・アリッサム(sweet alyssum)はアブラナ科ニワナズナ属の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地は地中海沿岸地方である。
小さな花が密生して這うので、花壇の縁取りなどによく用いられる。
和名を庭薺(ニワナズナ)という。
アリッサムの名でも流通している。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地を貼ってマット状に広がる。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から5月と9月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、半球状に小さな花をたくさんつける。
花びらは4枚で、よい香りがする。
花の色は白が一般的だが、桃色や紅紫色などのものもある。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
花言葉は「美しさを超えた価値」「優美」である。
属名の Lobularia はラテン語の「lobulus(小さな裂片)」からきている。小さな実の様子を表したものである。
種小名の maritima は「海浜に生える」という意味である。


紅色の八重の大輪の椿「関西秋の山」(椿シリーズ 21-16)

2021年04月02日 10時11分58秒 | 

紅色の八重の大輪の椿「関西秋の山」。花弁に切り込みの入るのが特徴。おっとりとした豊かな椿だ。

(2021年早春 横浜市)

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)
「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)
「黒部」(椿シリーズ 21-09)
「シラハトツバキ 」(椿シリーズ 21-10)
「越の粧」(椿シリーズ 21-11)
「菱唐糸」(椿シリーズ 21-12)
「五色八重散椿」(椿シリーズ 21-13)
「狩衣」(椿シリーズ 21-14)
「若桜」(椿シリーズ 21-15)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)

椿「関西秋の山」

桃紅~紅色の八重、筒~割しべの大輪。花期は3~4月。
二、三重に重なる花弁のうち、1~2枚の弁縁に鋸状の切込みが入る鋸歯弁のあるのが特徴。
別名が「神代椿」。

 


長い葉が特徴の「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)

2021年04月02日 10時01分17秒 | 

長い葉が特徴の「ナガバノスミレサイシン」。白の花弁に入る太い紫の筋も特徴だ。高尾山の山の斜面にたくさん咲いていた。

(2021-03 高尾山)

 

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)

ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛)

撮影地:東京都八王子市・高尾山(2005.4)  高尾山で最初に目に付いたのがこのナガバノスミレサイシンで、ちょっと想い入れが深いスミレでもあります。
生育地 本州(福島県以西)の太平洋側、四国、九州の大分県付近で雪があまり降らない積雪しないところに多い。
やや湿度のある半日陰の落葉樹林の下や杉林などでも生育している。
開花時期 3月下旬~5月上旬頃
草  丈 5~12㎝くらい
花の状態 花色 淡紫色で、かなり薄いものもある。また、白花も比較的多く見つかることがあります。
花形 直径2㎝前後。花弁は細身ですっきりしているものが多いが、縁が波打つものもある。
側弁 側弁には毛無い。(極希に有毛のものもあるみたいです。)
距  ぽってりと太い。
萼片 萼片の付属体の切れ込みは鋭い。毛はない。
葉の状態 葉形 長さ5~8㎝、披針形で細長い。母種のスミレサイシンのように葉先がつまんだようにはなない。縁には鋸歯が目立ちます。
また、花期はしっかり開いてないことが多いです。
葉表 緑色。
葉裏 緑色。少しくすんだ紫を帯びるものもある。
托葉 葉柄から離れてつくのが特徴だ。
備   考 ■母種のスミレサイシンが多雪地方に多いがナガバノスミレサイシンは太平洋側のほとんど積雪しないところに生育している。
■葉に斑のはいるフイリナガバノスミレサイシンがあり、花色は淡紅色。四国や九州の高い山で見つかっている。
■白い花を「シロバナナガバノスミレサイシン」と呼ぶ。

 

 


大きな黄色い花を咲かせる「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)

2021年04月02日 08時51分26秒 | 

ラッパのような大きな黄色い花を咲かせる「オオキバナカタバミ」。オキザリスの一種なのだが、とうていカタバミとは言えないほどの大きな花に驚いた。
(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

 オオキバナカタバミ(オキザリス・ペスカプラエ) [大黄花片喰]
花の色 黄
開花時期 4月 、 5月 、 6月 、 7月 、 8月 、 9月
花の特徴 茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大きな黄色い花をつける。 花径は3~4センチくらいあり、花びらは5枚である。 花も葉も陽が射すと開き、曇ると閉じる。
葉の特徴 根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。 小葉の形は倒心形である。 色は明るい緑色で、暗い紫色の斑が入る。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 英名はバターカップ・オキザリス(buttercup oxalis)である。 「バターカップ」はキンポウゲの仲間のことである。 学名からオキザリス・ペスカプラエないしオキザリス・セルヌアとも呼ばれる。 属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。 種小名の pes-caprae は「山羊の足」という意味である。先が割れた形をたとえている。 キロハナカタバミという別名もある。
生育地 草地、道ばた 庭植え
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 10~30センチ
分布 南アフリカのケープ地方 日本へは園芸植物として渡来 関東地方より南で逸出したものが野生化
名前の読み おおきばなかたばみ(おきざりす・ぺすかぷらえ)
分類 カタバミ科 カタバミ属
学名 Oxalis pes-caprae(=Oxalis cernua)


岩花火という風変りな別名をもつ「レウィシア」(春の花 21-04)

2021年04月02日 06時27分15秒 | 

岩花火という風変りな別名をもつ「レウィシア」。花の色のヴァリエーションが多いので好まれる園芸品種らしい。花火のように打ちあがる花を楽しむのだろう。

(2021年春 川崎市)

 

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

レウィシア
科属:スベリヒユ科レウィシア属

ロゼット状の肉厚の葉の中心から、次々と花茎をのばし、輝くような花をつけます。
最も一般的なのは、常緑のコチレドン種の園芸品種です。花弁は7~10枚で、オレンジやピンク、白など、花色のバリエーションが豊富なことから人気のある鉢花のひとつです。

科属:スベリヒユ科レウィシア属
学名:Lewisia cotyledon
漢字表記:――
花期:4~6月
花色:赤、黄、ピンク、青色
花の大きさ:2~5cm
園芸分類:耐寒性多年草
別名:ルイシャ、イワハナビ
草丈:10~20cm
原産地:北アメリカ西部
耐寒性:強い
利用法:花壇、鉢植え、切り花